ご臨終、そして飼育を終える


さて、生き物でいる以上、最後に必ず訪れるのが死です。
うまく飼えれば数年先のお話ですが、それは明日やってくるかもしれません。

死んだらどうしたらいいのだろうか。

また、こんな事もあるかもしれません。

飼えなくなっちゃった!

それではその辺の対処方法などを・・・。

死んじゃった・・・
残念ながらカクレクマノミが死んでしまいました。
そんなとき、最初に確認すべきは死因です。
死んでるのを発見したら速、水槽から出してください。
病気が元であれば、他の魚にも感染している可能性がありますので、暫くは注意して観察しましょう。暫くは新規に魚を水槽へ入れるのも見合わせます。環境に馴れないで弱ってる新参者にも被害が続出する恐れがあります。
亡骸はどうする
さて、その亡骸です。
皆さんどうしてるのか、むしろ聞きたい位なんですが・・・。(ぉぃぉぃ
庭があるのなら埋めましょう(土葬)。マンションなどで庭がないのであれば・・・ゴミとして捨てましょう(火葬)。
これって、残酷ですか?
わが家は最初は埋めてたのですが、マンションであるわが家、庭なんか無いので近所の緑地帯で埋めてました。でも、想像してみましょう。これってただの不審者なんだよね〜。
それに、長いこと熱帯魚生活してるもので、発生した亡骸も数多く、いい加減埋め場所がなくなりました・・・。合掌。
なお、カクレクマノミではダメなようですが、イソギンチャクを飼っていると、餌にするという手もあります(イソギンチャク葬)。わが家では先日ハタタテハゼが餌として消化されました。
飼育を終える時
全滅してしまいました・・・。
するとそこには魚のいない水槽が残ります。

懲りました。めげました。もうやめます。

残念ですが、それもまた必要な決断でしょう。
では、水槽を片づけましょう。間違ってもそのまま放置しないように。時間が経つほど面倒になります。
先ずは海水を汲み出して捨てます。さらにヒーターなどの道具類を出します。濡れたサンゴ砂等はバケツなどに移します。
これで水槽が移動できる重さになるでしょう。
水槽は浴室などで洗います。多少の砂であれば流しても詰まりはしないと思いますが、極力手ですくい取れる分は流さないようにしましょう。
なお、ガラス水槽は水を蓄えるのには丈夫ですが、歪む力などには弱いです。固くて鋭利なものをぶつけたりしても割れやすいので気を付けましょう。
さて、ヒーターなどの道具は水洗いして乾燥させます。汚れが付着したまま乾燥すると、なかなか落ちにくくなり、今後また使おうとしたときに苦労します。
残りはサンゴ砂、ライブロック。
これは庭などがあれば適当に埋めてしまいたくなりますが、塩分を含んでいる上に、サンゴ砂そのものも土壌に影響を与えることになります。適当に埋めたりバラ撒いたりすると、植物に影響が出る可能性がありますのでご注意を。
では、庭もなく、処分に困ったあなたはどうするか・・・。
私は燃えないゴミとして小分けして処分してます。
水槽はまだ捨てたことはありませんが、粗大ゴミかガラスゴミとして回収となります。
お住まいの地域のゴミ出しルールがどうなっているのかを調べて対処しましょう。
・・・全然役に立たない情報だな。(滝汗

用品類はヤフーオークションなど個人売買で売ってしまう手もあります。
私は逆にそういう方から譲ってもらったこともあります。
飼えなくなっちゃった
ところで、覚悟を決めて飼ったのに、まだ魚が生きているのに飼育できなくなった、なんて方もいるかもしれません。
例えば、転勤になったらどうするか。
長距離移動はかなり難しいことです。予め新居に水槽を立ち上げて準備が出来ていて、移動は車で数十分、というならば出来なくもないとは思いますが、準備でも触れたように移動すれば魚は弱ります。無事に引っ越せるかは保証できません。

そんな方向けに情報を。
飼えなくなった魚は、ショップで引き取ってくれる場合があります。

但し、通常買い取りはしてくれません。面倒でもショップに電話をし、引き取ってくれるようであれば丈夫なビニール袋や昆虫飼育用プラケースなどに魚を入れて持っていきましょう。
日頃のショップとの付き合いがあれば問題なく対応してくれると思いますが、ショップからすると飼育過程の不明な魚は病気の心配もあるので引き取らない所もあります。

・・・飽きたから飼育放棄って方、そんな外道な発想自体、許し難いことではありますが、無用な殺生をするならせめてこの手で魚を生かしてあげましょう。
あーそうそう、「ファインディング・ニモ」では排水口からニモは海へ帰りましたが、あれはあくまでも映画です、フィクションです。実際に流さないように!!

参考にならずに済めばいい内容ですね・・・。

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