ひとりごと |
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お題 養殖vs天然 ORAの実力は如何に!? |
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養殖と言えば、ハマチ。 無論、関係ない。養殖は養殖でも、カクレクマノミの養殖である。 無論、食用ではない・・・。 もともと、市場に流通している熱帯魚、特に海水魚はその殆どが天然、つまり海で採種されたものです。 問題は3つ。
![]() ORA(OCEANS REFFS & AQUARIUMS)というのを、最近熱帯魚雑誌でも見掛ける。アメリカの養殖組織なのだが、ただの養殖業者ではなく、海洋学研究機関らしい。詳細はORAのサイトを見て貰うとして、養殖ものの実力はどんなものなのか。 ![]() そんなわけで、いつものショップには浮気してすまないなぁと思いながらも、入れてみた。
さてさて、実際の実力面であるが、まず餌の食いが良い。わが家に来た個体全てが初日から人工フードをガンガン食べたのである。人工フードで育ってるのだから当たり前ではあるが。天然ものではなかなかこうはいかない。 これは投入初期の体力低下を防ぐためにも大事なことと考えられる。 ただ、逆に冷凍のブラインシュリンプをなかなか食べなかった。逆に天然物の餌を食べてないからと思われるが、これは通常あまり問題にはならない。 また、死亡率が低かった。これに関しては自慢にならない話かもしれないが、わが家へ来たカクレクマノミが最初の1週間を乗り切る確率はざっくり統計で約7割ほどであった。ORAは1匹死んで約9割である。これもたまたま集中的に虐められて深手を負ってしまったのが原因と思われ、大所帯にしなければパーフェクトであったと考えられる。 体の特徴としては全体的に大きさも揃っていて、痩せている個体は非常に少ない。うちのような大所帯では虐めが集中しないのでありがたい。 また、たまにイレギュラーバンドの個体もいるようだ。
イレギュラーバンドはショップによっては高値を付けているケースもあるようだが、この個体はプチイレギュラー(!?)なので一般と値が変わらなかった。 さて、その価格であるが、天然物の約2倍。これを安いと見るか否かは考え方次第。私はその丈夫さ、餌付けの容易さを考えるだけでも充分にお買い得だと考える。絶対的な流通量が少ない問題があり、地域によっては入手が難しいのが惜しい。 ![]() そんなわけで、現状手に入れることが出来るカクレクマノミの中では一番飼いやすいとは言える。特に初心者にはお勧め。採種地による微妙な違いとか、相当マニアックな世界に足を踏み入れなければ充分である。 問題は、取扱店が少ないことだぁね。どこでも買えれば良いのだが、当面それは無理っぽい。 |
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