ひとりごと |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
お題 カクレクマノミは何匹飼えるのか? |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
あなたはそもそも、何匹飼う予定でいました? ショップの水槽ではたくさんのカクレクマノミが群れているように見え、見栄えがするほどの数を飼いたくなる・・・かもしれません。 カクレクマノミは自然界ではペアを作りひとつのイソギンチャクに一組が住み着いてるのが基本のようです。よって、飼育もペアが多い。 カクレクマノミの生態はいずれ細かく解説したいとは思っていますが、簡単に言えば何匹かいる中で一番強いのがメスになります。メスが強いのではなく、強いのがメスになるのです。 なので、複数飼育でメスが2匹いることは無いようです。つまり、水槽内で2ペア以上のカップルが出来ることはなく、ペアになることが出来なかったその他のカクレクマノミ達はオスにすらならず、ただいるだけの存在になります。 やっかいなことに、ペアになったカクレクマノミはその他大勢をけん制する事が多い イソギンチャクとの共生ではイソギンチャクにペアが陣取り、その他大勢の接近を拒みます。 つまり、2匹までが無難な数、というわけです。 ところで、わが家の90cm水槽には最高8匹のカクレクマノミがいました。現在は6匹が生息しています。 ペア以外のカクレクマノミ達はなかなかイソギンチャクへは入れて貰えず、夜間真っ暗闇の時だけ紛れ込んでいるようです。日中はペアに威嚇されながら距離を置いて物陰で泳いでおります。 この場合、広い水槽に死角を多く設けて逃げ場を多くすると共に、ペアに対して明らかに劣勢にならない匹数を常に維持することが重要なようです。 逃げ場はライブロックの組み方を工夫して立体迷路に、そして全体で5匹を割らないようにしています。私の考える最悪は3匹飼い。ペアは確実に残り1匹を攻撃し、常に2匹から追い回され死ぬ確率が増えます。5匹以上であれば攻撃は分散されてくるので、ペア以外へのストレスも軽減されるとは思いますが、大きさが不揃いだったり、相性、縄張り争いなど、理由は特定できませんが、1匹が集中的に攻撃されることもあります。特に追加で1〜2匹足すような事をすると、イジメに遭う確率がとても高いです。狭い水槽内では逃げるにも限界はありますから、ボロボロにされて悲惨です。 とはいえ、60cm水槽ではそもそも無理のある数ですので、数匹以上飼うのであれば90cm以上の水槽を用意する必要があり、水質の安定まで時間を要することとなります。 どうしてもカクレクマノミで数を多く、というのでなければ、他の種類を入れるのをお勧めします。カクレクマノミ自体は他種にはあまり干渉しません。なので気性の荒くない種類であれば混泳を楽しめる筈です。 あ〜”ドリー”ことナンヨウハギはやめときましょうね。結構でかくなります。 ちなみに 2010/1/25 現在の主な水槽内生物のリストです。
魚の数はこの水槽の条件ではそろそろ限界数だと思われます。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
![]() |
![]() |