次のページ 前のページ 目次へ

4. 作業手順のあらまし

ここからは実際に各種 OS を以下の手順でインストールしていきます。 この順番には意味があるので、この通りでない場合はうまくいかないかもしれ ません。

  1. Linux の FDISK でパーティションを切る。
  2. Windows95 をインストールする。
  3. Solaris 7 をインストールする。
  4. 基本パーティションに RedHat Linux 5.2 をインストールする。
  5. 拡張パーティションの論理ドライブに Caldera Open Linux をインストール する。

以降の説明は新品のハードディスクに、あるいは何らかの OS が入っているハー ドディスクの内容を全て破棄して、新たに各 OS をインストールする例です。 ハードディスクのパーティションを作成、削除するツールとして fdisk を使用 しますが、環境によってはその前にパーティションを移動するツールが必要にな ります。

FIPS 2.0

Windows95/98 がインストール済みで、しかもパーティションが1つだけのパソ コンの場合、FIPS.EXE という DOS 上で実行するユーティリティを使ってパーテ ィションを分割することができます。FIPS.EXE は大概の Linux ディストリビュ ーション・パッケージに入っています。FIPS.EXE は使い方を誤ると危険なツール です。現時点での最新版:バージョン 2.0 からは Windows95 の FAT32 に対応 しています。このバージョンに付属のドキュメントを翻訳したものが Linux JF (Japanese FAQ) プロジェクトにあるので、よく読んで理解してから使いましょう。

http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/FIPS20.html (FIPS 2.0 用。HTML形式)
http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/FIPS20.txt (FIPS 2.0用。EUC、テキスト形式)

また使用例などを色々な人がホームページで紹介しています。 インターネットで FIPS というキーワードで検索してみるのもよいと思います。

(注) FIPS 2.0 で分割できるのは 8.4GB までの領域です。

The Partition Resizer

これもパーティションを分割、移動するための DOS 上で使用するツールです。 矢印キーで操作するので分り易いです。2TB(2048GB) まで対応しています。 FIPS と同様に使い方を誤ると危険なツールです。 [現在、version 1.32 のドキュメントを翻訳中です]

http://members.xoom.com/Zeleps/


次のページ 前のページ 目次へ