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3. ブート切替の操作

マシンが立ち上がった時の OS 切替の操作は以下のようになります。

(1) BIOS のメッセージの後、Solaris ブートマネージャが起動し下記のように OS 選択の画面が表示されます。( )内の説明は、実際には表示されません。
     --------------------------------------------------------
       1  BIGDOS   (基本パーティション。Windows95)
       2  Linux    (基本パーティション。RedHat Linux 5.2)
       3  EXT-DOS  (拡張パーティション)
       4  SOLARIS  (基本パーティション)
     --------------------------------------------------------
(2) ここで「1 BIGDOS」 を選ぶと Windows95 が起動します。 また 「4 SOLARIS」を選ぶと Solaris 7 が起動します。

(3)「3 EXT-DOS」を選ぶと何も動作せずだんまりになってしまいます。 Solaris のブートマネージャは、拡張パーティション内の OS は起動できな いようです。

(4) 「2 Linux」を選ぶと RedHat Linux 5.2 の LILO が起動され Windows95, RedHat Linux 5.2, Caldera Open Linux の3つの中から起動するOS を選択できます。起動可能な OS は、
LILO
と表示されたときに、Shift/Ctrl/Alt のいずれかのキーを押すと
LILO boot:
に変わり、ここでOS のラベル名を入力します。 選択可能な OS のラベル名を忘れた場合はここで TAB を押すと、例えば
linux dos linux2
のように表示されます。そして
boot:
というプロンプトで例えば
boot: dos
と入力すれば Widows95 が起動されます。

Solaris のブートマネージャは上記(1)のように、起動できる OS をメニューで 一覧表示し番号で選択するだけなので分り易いという特徴があります。

ところで上記のブート切替の操作(成功例の構成)では、論理ドライブの Linux を起動する場合、最初に Solaris ブートマネージャ、次に Linux の LILO で と2回も選択する必要があります。Solaris ブートマネージャを使わずに Linux のLILO だけを使って選択操作を一回だけで済むようにできないのでしょうか?
Solaris のパーティションID は Linux Swap と同じ 82 であるため、LILO は Solaris のパーティションを OS ではなくスワップだとみなして起動できない のではないかと思います。私はこれを試してないのでわかりません。

・・・と、第1版では書いていたのですが、これは可能であることが実験でわかり ました。これは「2 台目のハードディスクに Solaris 7 をインストール」の章に 書きました。


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