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7. AnswerBook2 のインストール

AnswerBook2 (以下 AB2 と略す)というのは、オンラインドキュメントのことで、 Solaris 7 Documentation CD の中に入っています。 AB2 を読むには AB2 ドキュメントサーバと HTML ブラウザが必要です。 AB2 サーバのソフトをインストールするには約30MB、ドキュメント・コレクション は600MB のハードディスクが必要です。どちらもインストールせずに CD-ROM から 直接読む方法もあります。但し、これは速度が遅いです。 HTML ブラウザの方は、インストール済みの HotJava、あるいはNetscape 等も使用 できます。

■ CD-ROM から AB2 を直接読む方法

  1. CD-ROM ドライブに Solaris 7 Documentation CD をセットします。 (Solaris 7 の インストール用 CD を取り出して入れ換える方法は、 コマンド紹介の項参照)
  2. スーパーユーザになって、ab2cd というコマンドが入っているディレクトリに 移動します。
    % su -
    # cd /cdrom/sol_7_doc/
  3. ab2cd コマンドを実行します。
    # ./ab2cd
  4. これでドキュメントサーバに
    http://サーバ名:8888
    で、アクセスできるようになります。 私の例では、インストールしたマシン名(サーバ名)が sola7 なので HotJava で http://sola7:8888 とURL を入力すると AB2 のドキュメントが読めます。 また、CDE(Common Desktop Environment) のフロントパネルの Help のところ にある AnswerBook2 をクリックするだけで HotJava が起動して表示します。
  5. サーバの実行を止めるときは、以下のコマンドを実行します。
    # /cdrom/sol_7_doc/ab2cd stop
サーバをハードディスクにインストールするには、以下の2つの方法があります。 これらの場合、http サーバで AB2 サーバを CGI として実行させたり、 FNS(Federated Naming Service)を使うこともできるようですが、ここでは省略し ます。詳しくは、CD-ROM の README.html をご覧下さい。

■ Web Start を使って AB2 サーバとドキュメントをインストールする方法

  1. CD-ROM ドライブに Solaris 7 Documentation CD をセットします。
  2. install アイコンをダブルクリックします。
  3. 以後、画面の指示に従って下さい。
    Default Install と Custom Install が選択できますが、Custom Install で 内容を確認した方がよいかもしれません。
  4. サーバの起動は、以下のコマンドを実行します。
    # /usr/lib/ab2/bin/ab2admin -o start

私は、最初この方法でインストールしようとしました。 サーバはうまくいったようですが、ドキュメントのインストール先が /opt になっ ていて、/opt ディレクトリの空きが少なくて一部しか入りませんでした。そこで、 次の pkgadd コマンドによる方法でパッケージ毎にインストール先を指定しながら インストールしました。

■ pkgadd コマンドを使って AB2 サーバとドキュメントをインストールする方法

  1. スーパーユーザになります。
  2. CD-ROM ドライブに Solaris 7 Documentation CD をセットします。
  3. インテル用の AB2 サーバのディレクトリに移動します。
    # cd /cdrom/sol_7_doc/Solaris_2.7_Doc/i386/Product/
  4. pkgadd ユーティリティを起動します。
    # pkgadd -d .
    (最後のピリオドを忘れないように)
  5. サーバソフトのパッケージを選択します。
    SUNWab2r, SUNWab2s, SUNWab2u
  6. ドキュメント・コレクションをインストールするために、そのディレクトリに 移動します。
    # cd /cdrom/sol_7_doc/Solaris_2.7_Doc/common/Product/
  7. pkgadd ユーティリティを起動します。
    # pkgadd -d .
    (最後のピリオドを忘れないように)
  8. ドキュメント・コレクションを選択します。
    SUNW???? というパッケージが沢山あります。英語以外の言語で書かれたもの (-de -es -it -fr -sv が付いたもの)は、Solaris と同時に外国語の勉強もした いといったケースを除けば、選択しない方が良いでしょう。
  9. サーバの起動は、以下のコマンドを実行します。
    # /usr/lib/ab2/bin/ab2admin -o start


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