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6. インストール後の設定について

ふぅ〜、やっと終った。とりあえず、これで Solaris のインストールが終り、起 動することも確認できたわけですが、これは基本システムをインストールしただけ です。この後、まだやることは色々あります。例えば、

■ 一般ユーザの作成
■ ネットワーク(LAN)の設定
■ PPP の設定
■ プリンタの設定
■ GCC など 、GNU 関係のツール、定番コマンドのインストール
gcc, make, libstdc++-, bison, flex, gzip, tar, fileutils, sh-utils, textutils, texinfo, diffutils, grep, patch, bison, flex, less, .....
■ X window system (X11R6.4 と X LOCALE) のインストール
■ 日本語環境の構築
kterm, Wnn4, kinput2, perl, xpm, nvi, fvwm2, フォント
などなど・・・。(ここに挙げたものが全て必要という訳ではありません)

これらは「参考文献」として挙げたものや、man コマンドやオンラインドキュメ ントの AnswerBook2 などを参照して下さい。 とりあえず必要そうなコマンドは「コマンド紹介」の項をご覧下さい。

ところで、上記の各種フリーソフトのインストールでは、どこかからダウンロード してきて Solaris マシンに入れる必要がありますが、どういう方法でやるかとい う問題があります。これは Solaris マシンがどういった環境にあるのか、つまり スタンドアローンの(独立した)マシンなのか、会社・学校、あるいは自宅の LAN のネットワークにつながっているのか、それはどんな構成なのか、によって方法も 異なります。例えば以下のような方法があります。

(1) 別のマシンでダウンロードし、フロッピーで受け渡す。
(2) LAN につながっている別のマシンでダウンロードし LAN 経由で転送する。
(3) ネットワーク上のウェブサーバ経由でダウンロードする。
(4) モデムや TA を Solaris マシンに接続してプロバイダ経由でインターネット から直接ダウンロードする。
(5) 同じマシン内の DOS/Windows などの他 OS でダウンロードした後 Solaris を 立ち上げ FAT パーティションをマウントして読み込む。
(1) は、スマートじゃないですね。
(2) は、相手が Unix マシンの場合は NFS の設定をしてマウントする必要がありま す。相手が Windows マシンなら SAMBA を組み込めばよい・・・というのはだめで この場合 Solaris マシンにどうやってフリーソフトの SAMBA を組み込むのかとい うことで堂々巡りです。そこで Windows マシンを NFS サーバにする SOSS-NFS と いう便利なフリーソフトを使用します。
(3) ができる環境であれば、これが最も簡単だと思います。
(4) は、自宅等で多いパターンと思います。PPP の設定をする必要があります。
(5) の場合、Solaris 7 では 32bit FAT を扱うことができます。但し、日本語の ファイル名はダメです。mtools が必要です。

これらの設定については、参考文献の項に紹介した参考書やホームページを参照 して下さい。 フリーソフトの入手先は参考文献の中にも書いてありますが
http://sunfreeware.com/
http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/solaris/x86/index.html
などから入手できます。
Netscape Communicator は、バージョン 4.05 と4.50が下記から入手できます。
http://www.sun.com/solaris/netscape/

上記(1)〜(5)の何れもだめという場合は、

(6) NSUG(日本サン・ユーザ・グループ)
http://www.nsug.or.jp/
が作成・配付しているフリーソフトを集めたCD-ROM を買う。
という方法もあります。


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