CubeXでのビルド環境
ソフトウエアバージョンV1.04


 CubeXで現在(2013/08/16)適用されているソフトウエアのバージョンV1.04でのビルド環境であるが、その設定できる範囲限られていて、少々物足りなさを感じている。

 造形ビッチ選択制で、造形物の任意の高さで造形ピッチを変更することが出来ない。また、中味の選択であるが、これも選択制で空から最も密までの4種類しか用意されていない。これも造形物の任意の範囲のところは密に、あるところは空にといった融通の利いた選択が出来ない。更に、中味を埋める形状も決まっていて、バリエーションのある形状選択が出来ない。

 造形スピードや吐出し量の制御もお任せであり、より詳細な部分の造形には、吐出し量を制限してゆっくりと造形するという様な制御も出来ない。

 温度の制御も然り。今の設定温度は少々高めのように思う。

 サポートの発生もお任せで、発生位置をコントロールできない。出来れば、自動発生した部分を選択で削除できる機能を最低でも備えてほしいところである。欲をいえば、更に任意の位置にサポートを発生させる機能並びに、サポートの発生形状を最も少量で済むような最適化形状発生機能など。(直立ではなく斜めに発生させたり、網目状にして使用量を少なくしたりなど。)

 とにかく、今のビルド環境に関しては、不満だらけなので何とかしてもらいたいものである。

(2014/03/18)
 現状提供されているV1.08の一つ前のV1.07であるが、生成コードが読めるので、色々と品質を向上させる工夫がなされている事が伺える。
 KISSlicerでの単一の造形データだけでは実現できない、複数の造形データの組み合わせと思われる処理がなされているのである。こういう部分がノウハウになるのだろう。
 残念ながらこのデータと同等の生成コードを作成する為には、造形物を観察して条件を替える部分を摘出する作業が必要な様である。


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