2000.2.2(水)
ミシュラン・グリーンガイドは、やはり横浜にはないので、WEBで注文するが三省堂の情報が正しければ入手は困難であろう。新生パソコンは、ひととおり試して、ハード的な不良品はないようだが、プログラムの「不正な処理」が頻発する。インストールのやり直しが必要だろう。しかし、週末には妹がマシンを引き取りにくるので、早く妹機を作らねばならず、結構忙しい。
2000.2.3(木)
ドイツへ行くことを決めると、本屋でのやたらと「ドイツ」の文字に反応してしまう。銀行や病院の待合室でおなじみの(そしてそこでしか見ない)「アサヒグラフ」の表紙に「ベルリンアート解放区」とあって思わず手にとる。ベルリン情報ってパリとかロンドンに比べると意外に入ってこないので、面白く読む。在ベルリンの河合純枝さんが、「・・・ベルリンへ、自分も何かを作り上げる実験に参与したいといわんばかり、未知の魅力に取り付かれたヤングたちが、世界各地から集まってきた。アート、音楽、演劇、メディア・・・のヤングたち」と書いている。
オペラ座の田辺君もその一人というわけか。
2000.2.4(金)-2.8(火)
一見動いたようだったパソコンだが、LANが、SCSIが、HDがとクラッシュ続出。伝染病みたいなものかな。延々と格闘→「パソコンの洞窟」へ
2000.2.8(火)
大分、サボってしまった。深夜、パソコンの不調からようやく脱出し久しぶりの更新。1月29日から開始したパソコン第二次拡張計画は順調な滑り出しだったが、二重三重の罠にはまってしまい、10日間も四苦八苦。しかし、まだ当初の計画であったDVD化も妹機の引渡しも完了していない。
2000.2.9(水)
昔(なんと8年前!)の仕事仲間と久しぶりに飲む。伝説的な職場だったことを再確認。決してバブルの時代が懐かしいとは言うつもりはないが、ベンチャー企業もわれわれも輝いていた。
オペラ座の田辺君に持たせるデジカメを勝手に物色していたが、KODAKの29,800円のものとKONICAの34,800円(△13%)のものに絞り込む。いずれも時代遅れのものだが、1年前は最先端。デジカメの進歩のスピードも速いものだ。でも、夢中になって自分で使いつづけちゃうかも。
2000.2.10(木)
デジカメまた悩んでしまう。インターネットで利用者の報告がたくさん見つかるから、情報過多になってしまう。でもいろいろ判った。1998年に100万画素、99年に200万画素、そして現在の新製品が300万画素と専ら画素競争がされているが、この意味は画像の大きさに影響するだけ。サービスサイズでの印刷やHPに使うだけなら100万画素で十分。しかし、現在の100万画素の製品は入門用なのでフルオートのものしかない。そして入門用ゆえ操作性は余りよくない。やっぱり少しはマニュアルで調整したいものなので、昔の高級機の中古を探すのが一番というわけ。
が、それもなかなか売っていないので、結局安いのをかうのがよいというわけだ。というわけで、操作性は今ひとつだが、画質的には問題なく、WEBのサポートが期待でき(もちろん米国のほうが充実している)、手持ちの資産(CFや単三充電電池)が活用でき、そして安いKODAK DC215 Zoom に決定である(オープン価格だが、米国では定価$599。ヨドバシで\29,700-13%)
2000.2.11(祝)
↑を買いにヨドバシに行こうと思ったが、東京から子供を連れてきている妹が風邪で寝込んでしまったので、3歳の子供と遊び続ける。途中妹が起きてきたので、妹機でインターネットの使い方を教える。使い慣れないOutlookに悩んでしまって結構時間がかかってしまう。妹はSony好きなのでプロバイダはSo-netを推薦する。デイタイムコースとかいって昼間使い放題で月\2,000だって。東京と大阪に限りこの春にもNTTが使い放題の定額制を導入するということなので、主婦にはちょうどよいコースだ。(横浜で定額制が導入されるのはいつの事になることやら。でもそのまえにCATVがインターネット接続を開始しそう。通信にもやっと市場が機能してきたようだ)。
2000.2.12-14(土−月)
パソコン第二次拡張計画の顛末記を書き続ける。実は、この計画、まだ途中なんだが(2号機が絶不調)、一応終結宣言です。
2000.2.15(火)
オペラ座のなにじんの3,000アクセスを自分で踏んでしまう。前々から準備していたにもかかわらず、私のパソコン拡張の思いのほかのトラブルにかまけていた「りっつの突撃インタビュー」を3,000アクセス記念企画としてあわてて、整理開始。素材はすばらしいので、なんとか形を整えたい。
2000.2.16(水)
昔の仕事の先輩たち(こちらは4年前)と久しぶりに飲み会。それぞれの道で活躍されていて心強い。帰りに、野毛に行くが、かつての社用族ご用達の界隈が若者の街に変貌していることにびっくり。
2000.2.17(木)
顧客の紹介で(もちろんワリカン)、長者町のアラビア料理店「アル・アイン」へ。エスニック料理はいろいろあるが、アラビア料理というのは初めて。なんでも元クェート大使館のコックのレバノン人がやっているらしい。ベリーダンスにはびっくり。ほとんど貸し切り状態だったので思わず踊ってしまう。踊り手は日本人で、ふつうの女の子っぽかったが、踊り出すと人が変わる。あっというまの5時間だった。連日の酔っぱらいで、不安ではあるが、「3000アクセス記念:りっつの直撃インタビュー」アップする。
2000.2.19(土)
調子の悪い2号機をチューニング。どうもオーバークロックがいけないようなので、Peitium3の安いのにしようと探すが、ぜんぜんない。
本屋でいろいろドイツものの本を漁る。ハーバーマスが文庫になりゲーテのファウストの新訳がでている。でもそれ以外は、ドイツといえばナチスものばっかり。ついでにレコード屋を覗くと、オペラのDVDが結構並んでいる。昔、LDで出ていたものばかりだが、安い値段設定なのがうれしい(でも直輸入するよりは高い)。PS2発売も間近だからな。
2000.2.20(日)
洋画のデーターベースは、インターネット上でほぼ完璧で、まず日本語で、全洋画ONLINEにいくと、そこから英語版のInternet Movie Database に直結しているので、検索自由自在。ビデオ化されているか、それが廃盤かも、すぐわかる。しかもそこからは、Amazon.comに直結している。WEBならではの技だ。で、ドイツものの映画をいろいろ探してみたのだが、オペラものとナチスものばっか。やっぱりドイツは音楽とヒットラーの国なのかな。結局、DVDを4本注文したのだが、AmazonのSecure
Serverに何回やってもアクセスできない。例のハッカーに狙われたばかりだから、その影響かもしれない。Amazonは、1回注文するとクレジットカード番号を覚えてくれているので、Non
Secure Serverからアクセスする。日頃の顧客管理が、ひょんなことで役に立ったということか。
2000.2.21(月)
メールで「本の洞窟」の続きはどうなったとお叱り(?)を受ける。書きかけで1ヶ月以上もほっぽってあるので、気にはなっていたのだが、見る人は見てくれているようなので、反省。
2000.2.22(火)
HMV横浜のダブルポイントデーは水曜日だけと、明日行けるかどうかわからないので、久しぶりにオペラのCDを買う。目当てはタンホイザーで、いろいろ迷ったがザバリッシュの輸入盤。輸入盤はこれしか置いていなかったという単純な理由。別に輸入盤にこだわっているわけではないが\2,000の価格差じゃね。蓋をあけてみたらMade
in Germany。そういえば、輸入盤ってドイツ製が多いことに、気づく。レコード王国なのかな。
帰り、腹が減ったので、近くの戦国ラーメンへ。カウンターだけのきたない小さい店なんだが、若い女性客ばっかでビックリ。イメージ全然変わる。なんかで紹介されたのかな。
2000.2.23(水)
夜勤(→昼&夜勤?)必至のため、夕食時に抜け出し近くの本屋へ。「丸山真男 音楽の対話」という新書に目がいく。故丸山真男さんの「現代政治の思想と行動」に出会って私の人生が変わってしまったのだが(大げさ!)、私的には我が国随一の知性と思っている。思想史家の彼と音楽という組み合わせは、まがい物っぽいので、これまで手に取ることもしなかったが、頭が「ドイツ」色に染まっている今日この頃、つい手を出してしまった。そしたら、面白い!丸山ゼミ出身でケンウッドの元幹部の描く、丸山真男さんの音楽人生なのだが、いわく「丸山真男のもつ限られた時間の多く、もしかしたらその過半が音楽にさかれていた」だって。本当?これは一種の暴露本かもしれないが、「ワーグナーの思想と行動」とか「思想史家=演奏家」とかの章があって、痛快。次の「本の洞窟」はこれに決まりである。
2000.2.24(木)
タンホイザーは、もちろん来月のベルリン滞在中に観るといいと、「オペラ座の」田辺君がわざわざ手配してくれた演目なんだが、このオペラ初めてと告白したら、「抜粋盤をかってみたらどうですか。タイホイザーの主要な音楽は序曲にかなりコンパクトにまとまっているから、序曲の音楽を熟知するだけでも、けっこうオペラは楽しめます」とアドバイスされた。全曲版買っちゃったあとなんだけど・・・。でも、このアドバイスって、えらく高度なような。毎日少しずつ聞いているが、序曲にどうコンパクトにまとまっているか、さっぱりわかりませーーん(泣)。
2000.2.25(金)
L商会に続いて、長崎屋が倒産、とはローカルな少し旧聞に属する話題だが、「我が社」も結構厳しいんだよな。独立に向けどうしようかという話題におおっびらに花が咲く。で、そんなのに時間を潰して、仕事終わらず(泣)。
と、書いていたら聞き覚えのある曲が(タンホイザーをBGMに聞いてどうする!)。そういえばタンホイザーといえばこの行進曲だったと気づく。でもどんな場面なんだろう(←全然予習になっていない)。
2000.2.26(土)
久しぶりの休日出勤。でも意外に早く終わったので、古本屋コースを巡った後で、火曜日に購入を躊躇した小野二郎(ウィリアム・モリスの紹介者)の古い本「ユートピアンの発語訓練」を買おうと、八重洲ブックセンターの「自由価格本」コーナーへ。なんと、「学習参考書」コーナーとなっている!あわてないあわてない、とじっとこらえる。
ながらく調子の悪かったTVを新調したので、久しぶりにビデオを観る。「ファーザーランド/生きていたヒトラー」。DVDも出ているようだが、観たのはレンタルビデオ。戦後もナチ政権が続いていたという仮想歴史物であるが、お目当てのベルリンの街がよく写っていたのでまあ、満足。しかし、映画としては△。歴史のifという設定が生かされておらずストーリーがナチもののクリシェ。絵もチープだ。後で調べたら、米国のTV用映画だって。
2000.2.27(日)
タンホイザーを通しで聴く。CD3枚組、4時間あるから腰を落ち着けないと・・・。うーん、ワーグナーとしてはわかりやすいかもしれない。ストーリ自体は単純だし、テノールの聴かせどころもあるし、盛り上がる場面もある。もっとも、愛とは何かで戦う歌合戦というのはわかったようでよくわからんが。でも、これは舞台が楽しみだなあ。特に冒頭の酒池肉林(嘘!)。
2000.2.29(火)
HMV横浜のダブルポイントデーは水曜日だけと、明日行けるかどうかわからないので(先週と同じじゃないか!)、ドイツの廉価盤アルテ・ノヴァがいっぱい並んでいたので、思わずエロイカとプッチーニのオルガン曲集(もちろんオペラの編曲)を買ってしまう。1枚790円。価格破壊だね、これは。