HOMEへ

第1回ワークショップの記録
2001/8/7 於:なぎさふれあいセンター


<自己紹介から>

コーディネーターの木原さん
一人2分で自己紹介
皆、熱い思いを語る
「街角のケースワーカー」の事例にうなずく
○3年前までは東京に通い続けた。平塚に戻ったら、つながりは何にもない。老人福祉Cも 馴染めなかった。余命を計算すると5年。単にお世話になるだけではもったいない。自分の死に場所である花水で、人様のためにできることがあったらと思っていたところに、この話を知った。(70歳男性)
○デイサービスを7年やって、癌を患った。残った力でやり残した仕事をやりたいと思った。自分の力を花水地区で生かしたい。(女性)
○福祉施設などずっと福祉の仕事をしてきた。自分自身とどういうかかわりがあるのか疑問をもつようになり、休職して学生をやっている。好きになれるところに住みたいと思い、厚木から引っ越して、魅力的なこちらに来た。生活のなかの福祉を考えてみたい。福祉は、特別なものではなく、一般の人たちが普通にかかわりの持てるようなものに変わっていくのかなあと思い、地域の皆さんと一緒に勉強したいと思い参加した。(40歳代男性)
○花水に引っ越してきて2年にならない。地域となかなかつながりがもてず、さびしかったときにちらしを見た。何もわからないが、よろしく。(女性)
○シンポジウムで考えさせられ、申し込んだ。94歳の母と一緒に住んでいて今日はデイサービスにいる。3ヶ所歩いたがいろいろ感じたことがある。(女性)
○インターネットで中学生に学習情報を提供する仕事をしている。そういう関係で、高齢者や登校拒否など複雑な問題を抱えている子供たちに興味があり参加した。(女性)
○ワーカーズ・コレクティブ笑顔でホームヘルプをしている。花水でお年寄りと接して、不便な点がいろいろある。自分の住んでいる地区をもう一度見直したい。(女性)
○地区社協と町内福祉村のお手伝いをしている。浅い経験だが、福祉活動とは何か、ボランティアとか、ボランティアの人間関係に悩んでいる。ここで勉強していきたい。(男性)
○桃浜町のワークショップ八重咲から来た。民間でやっている地域作業所で精神障害者が社会復帰を目指している。私は八重咲町に子供のころ住んでいた。精神障害の方が地域でどう住んでいるのか、地域にの方にはボランティアという形でお世話になっているが、こちらからも発信したいと思い参加した。(女性)
○ごみ減量化婦人の会をやっている。回覧板を見て関心をもった。テニス、大正琴が趣味。(女性)
○民生委員をしている。昔に比べ福祉も進んだ。かつては風呂に入れるのも大変だった。が、お年よりも増えているので、まだまだ地域でできる方法があるのではないかと思うので参加した。「親を引き取った」という親を物のように言う言い方が気になっている。(女性)
○地区社協、町内福祉村をやっていて、皆様の福祉に役立っているか自問自答している。福祉村の活動は発見ととまどいの繰り返しである。皆さんと新しい法の精神に則った地域の福祉を考えてみたい。(男性)
○主人の出身が花水で土地鑑はある。ワーカーズコレクティブ笑顔にいる。こういうところでみんなが参加できるというのは、とても素晴らしいことだなあと思い地区外でも参加させていただいた。(女性)
○父が全盲で兄弟の子供が知的障害。家族に役に立てればと、福祉の仕事を始めた。(女性)
○民生委員7期目。今度は、孫のために時間を過ごそうかなとも思っているが、もう少しみなさんのお手伝いができればと思う。218名の独居者を22名の民生委員でみているが、もっと深くお世話したいので、皆さんの意見を吸収したい。(女性)
○ワーカーズ・コレクティブ笑顔でワーカーをしている。また、WIN21ジャパン平塚というリサイクルショップの売上をアジアの女性たちの自立支援のため援助しているNPOをしている。老人福祉は介護の社会化がなされたが、介護保険だけではニーズに添えない部分がたくさんある。こうした地域コミュニティが活発になって、市民が力を出し合って同じ地域の中で、一緒に助け合うことが大事になると思い、地域福祉計画は重要であり何か提案できるのではないかと思い参加した。(女性)
○民生委員。福祉とか、ボランティアに関わっているが、何も考えずに関わっている気がするので勉強させていただきたい。(女性)
○昨年花水に引っ越してきた。実の親を何年か看ていたが亡くなってしまい、エネルギーの行き場がなく、ヘルパーを始めた。なかなか、これをしてはいけないということが多く、4年前にやめた。今は、ボランティアで、障害者の散歩の付き添いなどやっている。ボランティアも情が移ってどこまでやったらいいのか、いつも頭を下げられ困るが、車椅子の方から生まれ変わったら車椅子を押す側になりたいと言われ、頭を下げるほうはつらいと思った。ボランティアは難しい。(女性)
○民生委員2期。なかよしフレンド学童保育の運営委員もやっている。ボランティアの難しさは常々感じている。シニアライフアドバイザーもしている。(女性)
○夕陽丘デイホームで働いている。長く港地区に住んでいたが、花水のことは良くわからない。二級ヘルパーの資格をとり、何かできることがあるかと思い参加した。(女性)
○7年前からパソコンで点訳をやっている。男の講座で料理、洗濯を勉強し、こういうのに出てくるのに家内にお世辞を言って出てくる。さらにつづけていきたい。(男性)


<参加者の感想>


○ いろいろな方が集まり、皆さんの力で何ができていくのか、楽しみ。
○各方面で活躍されている方の多いことを知り、とてもうれしく思いました。このような方といろいろ情報交換ができれば、今後の活動に大きな力となると思います。
○それぞれの方が、すでに何らかのボランティア活動をしていらっしゃるようで、心強く頼もしく思いました。地域の中でそれがネットワークできたら、目指すものに一歩ずつ近づけるように思いました。
○ちゃんと考えを持ち、しっかりと目的を持った方が多くすばらしいと思った。
○同じ地域にこれほど熱心な方が、こんなにたくさんいることを知って、ますますこの地域が好きになった。
○いきいきとした素晴らしい方たちと一緒になれ、嬉しかったです。
○大部分の組織が何か会議を持つとき、組織が期待する方向を持っているものであるのに、今回のこの計画は、これがなく、参加者に白紙で望んだことに我々は責任を感じる。
○常日ごろ、”ボランティア”という言葉に対してどういうとらえ方を、考え方をしていけば良いか悩んでいます。同じように悩まれていた方もいらしたので、いろいろご一緒に考えて行けたらよいなと思いました。
○みなさん、それぞれ福祉に関心のある方が集まっていらしたことがわかりました。これからどのようなグループに分かれるのか楽しみです。
○出席者の皆様は、専門的な経験者の方も多く、人生の経験豊かな方々で、今後の活動を通して、いろいろな面で、考え、得ることが多いだろうと期待をもちました。
○それぞれしっかりした目標をもって、参加してくださったことを自己紹介で知り、頼もしく思いました。
○福祉に関心をもつ種々雑多な立場の方が自己紹介に併せて、それぞれ思惑を述べられたのが本日の会合だったと思う。次回以降、各人がコミュニティづくりに向けてその意見をどう収斂させていけるのか興味を持っています。
○福祉やボランティア活動と言うと女性が主力と考えられていたが、男性の参加もあるということは、福祉の質も少し変化してきたのでしょうか。
○すでに何かしらで福祉に関わっている方が多いように見受けられました。「少しでも地域(人々)のために−」という声がきかれました。私は、ボランティア活動は自分のためと思ってこの会に申込をしたのですが、無能で新参者の私の参加する場ではなかったのかしらと思っています。
○プログラムをみると、細かい、難しい活動のように思われました。
○自己紹介の時間が2分と短い。もう少し、参会者の実態を知りたいと思いました。
○木原さんのお話しは、とても興味深いものでした。この「コミュニティづくり」は本当に地域の生活に密着しており、特に肩書きのない「一般の人たち」をどう上手に取り込んでいくかが大切なんだな、と感じました。自己紹介の時、皆さん民生委員だったり、ヘルパーの有資格者だったり、福祉との関わりの深い方々ばかりで、正直いって、びびったのですが・・・。少し「希望の光」が見えてきたような気がします。
○木原さんのお話しを聞いて、今後のワークショップの方向性について、横道もOKとのことなので、気持ちが楽になりました。

第2回ワークショップの詳細記録へ