FM湘南ナパサ「健康福祉ふれあい広場」
2002年度
花水地区福祉コミュニティづくりグループからのお知らせ(第2回:クロスチーム)
○放送日時:平成14年8月13日(火) 9:05〜9:12
○放送場所:FM湘南ナパサ・スタジオ(平塚MNビル10階)
○出 演 者:花水地区福祉コミュニティづくりグループ・クロスチーム:
林田直子、高橋龍正
ナパサ・パーソナリティ:塩田知子(以下「PN塩田」と表記する)
PN塩田:平塚市健康福祉部の協力でお送りする「健康福祉ふれあい広場」の時間です。
このコーナーでは、聞いて得する、健康福祉に関する情報を関係者の方々に直接、発信していただきます。
先週から3回にわたって、平塚市の花水地区で進められている「福祉コミュニティづくり」の活動について、お話を伺っています。
第2回目の今日は、コミュニティづくりグループの中の「クロスチーム」から、林田直子さんと高橋龍正(たかはし たつまさ)さんにおいでいただきました。林田さん、高橋さん、おはようございます。
林田・高橋:おはようございます。
PN塩田:花水地区福祉コミュニティづくりグループの各チームの皆さんには、昨年12月から今年1月にかけて、この番組でそれぞれのチーム活動についてお話をお伺いしました。
クロスチームの皆さんには、昨年の12月25日、クリスマスにスタジオへ来ていただいて、お話をお伺いしたのですが、皆さんのチームは、「交流の場づくり」を研究するチームということでした。
具体的な活動としては、「福祉マップづくりを目指している」と、その時にお伺いしましたが、その後に、マップづくりはどのように進んでいますか。高橋さん、いかがですか。
高橋:はい。マップづくりの話に入る前に、ちょっとナパサのお話させていただいていいですか。
PN塩田:ええ!?、ナパサのお話って何ですか?
高橋:ええ、私事で恐縮ですが、実は私の車のナンバーは、相模78−み−783でナパサなんですよ。
PN塩田:うわー、いいですね!車のナンバーがナパサなんて!

高橋:おかげ様で、覚えやすいナンバーになりましたし、この放送局も身近に感じています。湘南ナンバーだったら、「湘南783(ナパサ)」になって、もっとカッコよかったのですが‥‥。
PN塩田:いや、十分かっこいいですよ。「車がナパサ」なんて!
それでは、改めまして「車がナパサ」の高橋さん、マップづくりの進み具合はいかがですか。
高橋:はい。あの放送後、マップづくりに向けて、友人や知人から話しを聞いたり、いろいろな施設へ出向いたり、また、公園デビューのお母さん方とお話をする機会もありました。
PN塩田:マップづくりのための調査ですね。
高橋:そうです。訪問した結果、その声を反映させて、3月ごろから作り始めました。そして完成した「はなみずたすけあいマップ」を100名の方に実際に使っていただいて、御意見をいただきました。
PN塩田:モニター調査までやられたのですね。ところで、具体的には、どのようなマップが出来たのですか。
林田:今日はお持ちしました。これが「はなみずたすけあいマップ」です。このマップには、主な福祉施設と医療機関の番号が記入してあります。
医療機関については、別の紙に連絡先や診療時間などの詳しい情報を載せました。地図の裏には、困ったことができた時、どこに相談したらいいかという、具体的な相談先と花水地区の福祉施設の簡単な内容の説明と連絡先が記載されています。
PN塩田:困った時の連絡先などが載っていると、花水地区に引っ越されてきた方などにも便利ですね。それから、モニター調査をやられてみて、どんなことが見えてきましたか。
林田:20歳代から80歳代の方まで、広い範囲の皆さんに協力していただきました。
アンケートから見えてきたことで共通していることは、今は、人の手助けを必要としない方が多いということ。
でも、その一方で「花水の町内福祉村」のような地域の中での身近な助け合いの仕組みは、必要であるということを7割以上の方が感じているということです。
このようなマップについても7割以上の方々が「必要になる」と答えてくださいました。
また、マップそのものについては、小さくて、見づらいので道路を簡略化したり、交番の位置や連絡先を載せたり、配達してくれる商店の情報がほしいなどのご意見をいただきました。
皆さんからの御意見はとてもありがたかったですし、また、貴重な御意見も多かったので、これらの御意見を参考にして、マップの手直し作業を始めたいと思います。
PN塩田:クロスチームさんが作ったマップに、地域の皆さんの意見が加わり、より良いものになっていく、という流れがいいですね。
さて、これからの皆さんの活動は、どのような展開になるのでしょうか。
高橋:実は、マップづくりの中で、気がつきましたが、花水地区には町内福祉村という住民主体の助け合い組織があり、活動しています。この福祉村のお手伝いで何か出来ることがないだろうかと考え、今、新チームで研究しています。
PN塩田:花水地区の福祉コミュニティづくりグループの中のチームは、3つだけでなく、増えてきているようですね。林田さん、そのあたりの様子を少し教えてください。
林田:はい。実は7月27日に全体会を開き、そこで新しい6人のメンバーを迎えることができました。チームの方は、今までの3チームが基になって6つの具体的な活動名を持ったチームができました。
「ビデオ上映会チーム」、「福祉マップづくりチーム」、「福祉村を考えるチーム」、「サロンチーム」、「ボランティア育成チーム」、「情報発信(メディア)チーム」の6つです。
PN塩田:昨年秋のチーム活動が始まった頃の、「情報」、「交流の場づくり」、「きっかけづくり」という3つのキーワードがもとになって、いろいろなテーマが生まれたわけですね。
高橋:そうなのです。しかも、今回から複数のチームで活動が出来るようになりました。また、各チームは、花水地区福祉コミュニティづくりグループの中で、花水地区の福祉を基本として、ゆるやかな連携を保っていくことになりました。
PN塩田:新しいチームは、どのような活動をしているのですか?
林田:先日、「福祉村を考えるチーム」と「情報発信チーム」の集まりがありました。
「情報発信チーム」では今までの広報紙「扇の松の木の下で」をリニューアルし、地域の方々に身近な内容の広報紙を毎月発行していく予定です。
今までの広報紙は、自治会の御協力によって、地区内に全戸配布していただくものでしたが、今度は、商店や人が集まる様々な場所に置かせていただこうかと考えています。
どのチームも話しが盛り上がってくると、予定時間を大幅にオーバーして、公民館の方に御迷惑をおかけしていますが‥‥‥
土曜日の集まりが増えましたので、興味を持たれた方は、いつでも気軽にお立ち寄りください。
PN塩田:皆さん、すごく意欲的ですね。それに、何より楽しそうですよね。
お話を伺っていて、「これからも花水の福祉コミュニティづくりグループから目が離せないな」と思いました。
林田さん、高橋さん、今日は、どうもありがとうございました。
来週は、「華チーム」にお話を伺う予定です。お楽しみに!
