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クロスチーム 訪問記録
『 なかよしフレンド学童保育』
2002年2月16日(土曜日


訪問者 : KO・ON・HY

1 なかよしフレンド学童保育会とは…
1991年になかよし学童から分割して設立された 花水学区にある学童保育です。
1999年からは平塚市が事業実施主体となり、なかよしフレンド学童保育会に事業が委託されています。 日常的な保育内容は、保護者および指導員による話し合いによって決められ、共に運営されています。

2 保育の内容
対象児童: 共働きまたは一人親家庭の1〜6年生の児童
保育時間: 平日…下校時間〜午後6時くらい
土曜…午前8時30分〜午後3時
長期休暇および学校の代休など…午前8時30分〜午後6時くらい
保育料 : 入会金: 5000円
月額基本保育料: 1〜3年生 12000円 (きょうだいの場合 9000円)
一人親家庭及び4年生以上 9000円

3 なかよしフレンド学童保育会の現状
人数… 41名(低学年の方が 多いそうです)
場所… 袖が浜3―46 杏雲堂病院の南側松林の中
指導員… 小笠原先生・山崎先生の二名が専任
夏期休暇の時には 臨時に指導者が加わるそうです

4 保護者の方々に質問した内容を抜粋して挙げさせていただきます
インタビューした 林田の個人的意見を交えて 記載することをご了解下さい。

★ 学童保育の利用者の増減状況は 減少傾向にあるそうです。
花水学区には この学童の他に 法人の学童保育施設があるそうです。

★ 現在抱えている問題としては 施設の場所を確保する事が一番の問題のようでした。
たまたま こちらの学童では 現在 保育に適した環境にあり 近隣からの文句などもないそうですが 平塚市の他地区では子供が騒ぐと五月蝿いなどの理由で 場所を
確保するのが難しいそうです。
また運営的に厳しいそうですが 保護者の方々の努力によって 利用人数も安定しているとのことでした。

★ この学童の利点を伺いましたが 子供がのびのびと豊かな生活をおくることができるなど子供の成長には 非常に理想的な環境である印象を受けました。
保護者同志が協力しあう コミュニケーションも十分にとれているようです。

★ 将来の希望としては やはり公設公営になると理想的、指導員の雇用体系、学校の空き教室の利用などが 挙げられていました。 訪問者の荻野さんの話によると 秦野市では 学校の空き教室の利用が行なわれているとのこと。 学童保育としての設備を整えるのが大変などの諸理由もあるようですが、長期的な展望で市からの許可が下りる様になると保護者の負担もかなり楽になるのではないかと感じました。

★ ボランティアなどの受け入れについては 今までまったく考えたことがなかったそうです。
ボランティアの申し出があれば お願いする可能性もあるかも知れないとのことでしたが、子供のパワーについていけて、高卒以上の方が条件のようでした。
このあたりについては 希望される方がいた場合 学童保育の担当のかたと相談していくことになるのかも知れません。

★ 地域マップの掲載については マップ裏の案内に記載する程度ならば 良いとのことでした。
(万が一 児童の数が今より増えても 受け入れは可能だそうです)

二人の子供を この花水地区で育ててきた割には 学童保育の実情を知らないままで来てしまった私ですが 保護者と指導員がすばらしい連携を取って 子供を育てている所なのだなと強く感じました。 昔の良き子育ての伝統が ここの学童では生きていて 子供たちは のびのびと生活出来ているのかも知れません。
入所のしおりに <保護者会は…仕事と子育てを楽しみ、時には悩む仲間として、情報を交換しあい 励まし会う場になっています。>と有りましたが この一文こそ 私たちの目指す 地域福祉のあり方のひとつではないかと感じました。
近年 花水地区では 小学生の子ども会ばなれが進んでいます。 子供は入会していたくても役員が回って来ると 保護者が大変なので退会してしまったり、理由はさまざまなようですが・・やはり 親のエゴが最大の原因なのではないでしょうか? 子ども会活動に従事する方々、また子ども会を支えている自治会の方々に 入所のしおりにあった 次の一文を是非読んでもらえたらと 感じました。

< 当学童保育会では運営に必要な役を、一部の人にだけ押し付ける事のないよう、それぞれが分担し合っています。 一人一人が出来る範囲で学童保育を支え、成長させています。また、時には 保育の場に顔を出すなどして、「学童は みな 自分の子」という気持ちで遊んだり地域に出ることも心がけ、保護者みんなで子供たちを健やかに育てましょう>

次回は 子ども会の現状などを聞いてみるのも いいのでは? (記録:HY)


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