
第3回活動の記録
2001/11/6 於:なぎさふれあいセンター
出席者:ON、MY、TR、HY、U、KO、NZ
スタッフ:A、HM
ON:(10月25日の木原さんの説明会の様子を報告。また、福祉新聞で、私たちのやっていることが国の審議会で話されていること、住民参加が重要なこと、11/15に花自連で報告することを報告。また、全社協の報告書を読みたいということで、次回コピーを渡すことにした。)
MY:民生委員は、木原さんのペーパーのようなことをよくやっているんでしょ?
KO:民生委員は、特定のケースについて尋ねに行く。。
MY:話しをしながら、困っていることを聞き出すわけね。
ON:相手によって個人差が大きい。
MY:公的サービスがあるのに、受けようとしない人はいるの?
KO:いる。介護保険もそう。特に痴呆のかたで、まわりから聞いて、訪ねていっても、うちは大丈夫ですから、といわれる。
MY:マップをつくっても見てもらわなければいけないし、玄関まで行っても中に入れてもらわないといけない。
KO:災害弱者のマップをつくろうとしたが、健康状態はドンドン変わってしまって、なかなか難しい。独居と言っても、昼間の独居の方をどうするのかという問題もある。
TR:地図をつくるといっても、どういう地図にするのか、目的と対象をはっきりさせなければならない。
U:あれもこれもじゃ、ダメ。
TR:民生委員でもダメなものもあるから、阻害要因をよく整理しておく必要がある。
KO:子供の問題は?
HY:幅広くやっていく。
TR:まず、小さいもの、形になるもの、作れる物をつくる。子供マップでもよい。子供110番の地図とか。
ON:あれは、青少年を守る会が、地域教育力ネットワーク協議会となり、そこがPTAを通じて作っている。
U:あれは、いわば困ったときに相談する駆け込み寺よね。
KO:実際は、駆け込む人はほとんどないみたい。
MY:子供も大切だけど・・・。
HY:いろんな地図があって良い。ざっくりでもよい。
NZ:世代ごとに、整理して黒板に書いてみましょうか。
(黒板に書く)
(住宅地図を広げる)

TR…定年後の男だな、問題は。勤めているときは世の中に貢献しているという自負がある。やめたあとも、存在価値を示ししたいと思っている。
MY…そういう人たちが、交流すると良い。
TR…あちこち回るときに、老人のグループにまわって話しをすると良い。あなたたちみたいな若い人たちが、老人のグループの中から、やろうと言う人を探し出すと良い。将棋グループなんかに、うようよいる。
その前に、子供は、中学生新聞を一緒に作るとか、受験校に関する悩みを聞くとか、親子関係をPTAに聴くとか。それぞれ聞きに回ると良い。
KO…中学校の地区懇談会があって、民生委員が参加しているが、昨年は、民生委員のほうが多く来たほど。
ON…PTAは、この5年でずいぶん変わった。ぜんぜんダメ。
MY…自分の子供さえ良ければいいと言う風潮かしら。
TY…そうすると中学生と親からは協力を得られないか。
U…子育てと老人かしら。
KO…公民館に子育てサークルが2つある。
TR…それは何をやっているの?
KO…核家族が多いので、情報交換の場。悩みを解決する場。
TR…公園には、どんな人たちが集まるか、調べようか。
U…サークルとか、公園に出てくる人は良い。問題は、出てこない人。
KO…私たちは公園デビューなんてなかったのに。今は、公園デビューのための本があるくらい。
HY…親も、精神的に低年齢化している。親たちが、どういう価値観をもっているか、聞くのも良い。
MY…子育ての場合は、ケアしすぎるのはどうなのかなあと思う。私の子は、いろいろ転校した。外国にもいた。仲間に入る苦労というのはかなりあった。いじめられちゃうんじゃないか、外国では制服なんてないから、制服が大丈夫かしらとか。誰に相談してよいかもわからなかった。でも、こうやって、苦労したことが、つまりマイナスが、プラスになったと今では思う。主人からは、私が心配しても、ケアなんて必要ないと言っていた。
KO…それは、よいご主人がいたから良かったんでしょうね。
MY…平塚には帰国子女のための学校もなかった。民生委員のことも知らなかったし、子供会に行ったけど、すごすごと帰ってきた。
KO…松原の町内福祉村では、子育てサークルが始まった。松原の町内福祉村にはちょうどよい場所がある。しかし花水は、公民館もいっぱいだし、サークルをやる場所も問題がある。
HY…われわれは、サークルを作るわけではないわよね。
TR…むしろ、公園デビューを助ける会かな。
ON…昭和40年代に学童保育のための調査をした。その調査から15年もたってやっと実現した。
U…サークルとか、学童保育とか、そういう場所があることを知らせてあげることが大切。
ON…11月17日に、子供たちと「ふれあい花水」というのをやる。その経過を考えると、個人中心でバラバラなので、お年寄りから知恵をもらおう、それを子供たちが何か学び取ってほしいと言う願望があった。これも、単に行事化してしまうとまずいと感じている。今、学校ではなく、塾が主力になっているのも、原因かもしれない。子育てに苦労している20−30代の人の意識を調べるのも良い。
MY…力の余っているお年よりは何をしているのかしら。
TR…プライドを与えられている人、模索している人とは、いろいろ顔をあわせる。75歳までは、やってくれる。1000枚ビラを撒いて、5枚帰ってくればよい。75歳ぐらいまでの人の集まりに行って、世の中のためにやってください。どういうことをやってくれますか、と投げかけると良い。町内福祉村は待ちだが、ここでは攻めで行こう。
U…そういう人たちに聞くと、まずは自分の健康のため、運動をしていると言う人が多い。
MY…町内福祉村の援助員さんは、予想より集まらなかったの?
ON…2−30人はいくとはおもったが。
TR…助けることというのは、たいしたことはない。だけど拘束されるのは望んでいない。
MY…リーダーをやってくれといえば、やってくれるのでは。
TR…あなたの手を貸してくれといえば、やってくれる。らぶチームのMさんは、点字で役立ちたいから、いろいろなところに顔を出している。
MY…でも、みんな忙しいと言うわ。
TR…サークル活動が忙しいわけ。勲章を与えると良いかも。
HY…定年退職した人たちの力を必要としている、という働きかけは、今までしてないよね。
ON…していない。
TR…定年退職の人のひとつのルートとして、生きがい事業団がある。でも、ここは上下関係が厳しいらしい。そういうのと違うプライドを与えると良い。
MY…そういう人には、子育ての話しも聞けるかも。
TR…地域通貨の話しがあったが、あなたは地域のために尽くしてくれたんだと言う賞状一本でも与えればよい。自治会長や町内福祉村でもいいから、表彰状とかを出すとよい。
HY…商社を退職した人が、ただで英語を教えたいと言っていた。そういう人たちを引き出したい。
MY…中央図書館で一日新聞を読んでいる人がたくさんいるわ。そういう人も引き出したい。でも、これって、マップにどう入れるの?
TR…まずは、町内福祉村と民生委員の話しをじっくり聞こうよ。そして、攻めの情報をとる。子育てだったら、午前中に公園に行ってみる。老人だったら、サークルに行って話しを聞いて雰囲気をつかむ。
HY…それに加えて、公園に行ったとき、手助けを必要としているのかどうか、どのくらいの子供の年代のとき必要なのか、本当に必要なものを洗い出す。
TR…問題は平塚にいない人だなあ。私は3年前までは、平塚のことはなんにもなかった。
MY…でも、Tさんは退職してから、こうしてやっている。
TR…それは、会社やめて暇になったから。でも町内会は、長くやっている人の経験にはかなわない。私なんか全然知らないから、どうしようもない。75歳までは、いろいろやってもらいたいね。100人のうち1人でもよい。若い人を育ててもらう。子供はダメだけどね。理屈ばかり言って。
MY…そういうエネルギーを地域で分配できると良いわね。
ON…65才以上は2000人いるから、そのうち1%でもよい。
TR…会社に勤めてきた人は、奥さんにもいえない苦しみがあったはずだ。その苦しみを蓄えてきた。そのあと、地域に出てきてからのプライドを考えてあげないといけない。こんなに立派にできたんだよ、という仕事を与える。
MY…そうすると、あまっていたエネルギーが回っていく。
ON…55才のとき管理者向け人生設計のセミナーで、余命5年と考えた方がよいと言われたが、退職後に何をやればよいか提案があった。ひつとは、農作業、もうひとつは、人様のためになることをやるとよいと言われた。そしたら、社協をやれという、命令で・・・。
MY…ONさんも、頼まれたの?
ON…そう。
TR…町内会では、過去の肩書きで頼みに行く。問題は、肩書きのない人。
ON…堀田さんが言っていた、あなたのできること、ひとつでもいいから出して、という話し。それを出してもらって、吊り上げる。
TR…まずは、町内福祉村、そして民生委員の話しを聞こう。民生委員も生活保護とか金に困っている人のお世話をやっていると思っていたが、かなり地域に貢献している。ぜひ話しを聞きたい。ONさん、KOさんにお願いしたい。
ON…シルバーガーデンとか、NPOは?
TR…そうそう、NPOも。
MY…私たち、地域のこと知らないし、それがいい。
ON…TTさんがいるから、地域住環境改善センターはあとではなしを聞けるので、ひなたぼっこと、ワークショップ八重咲へいこう。
<見学会>
11月14日(水)ワークショップ八重咲 MY、KO、TT、NZ
11月20日(火)ひなたぼっこ ON、U、HY、TR
<次回会合>
11月20日(火)14:00− なぎさふれあいセンター
(記録:HM)
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