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第2回活動の記録
2001/10/23 於:花水公民館

出席者:ON、MY、TR、HY、U、TT、NZ
スタッフ:A、KR、HM

TR…前回は、場づくりのポイントを5つの項目に整理した。
@いつでも、何でも間に合う、敷居の低いもの
A若い世代へのアピールをすべき
B虐待、学童などの子供対策
C受身の活動から、攻めの活動に
D交流の場の福祉マップをつくる。
今日は、これに肉付けしていきたい。
A…花水の既存施設のマップは、存在しない。一応、一覧表としてはこんなのがある(施設リスト提示)。
ON…(花水の施設のそれぞれについて説明)
TR…既存のだけでは、いきづまっているので、新しい場を作るということだよな。
MY…マップに既存施設を書いて、新しい場の場所と連絡先を書いたとして、新しい場所には資格がいるのではないか。ケアマネみたいな。
U…ケアマネにつなげるべきケースには、ケアマネを紹介すればよい。
TR…資格、つまりは責任の問題は、また、つきつめないとね。
A…前回、3人ぐらいで相談するとよいという意見が出た。
U…それは大げさになる。私も相談を良く受けるが、一人でも良い。
MY…Uさんみたいに、近所で相談するのは良いけど、マップに電話番号なんかを載せた場合には、責任が生じる。
TR…この問題は、あとにおいておこう。
HY…どんなマップにするか方法論を話さないと。
MY…相談に来られたとき、いろいろな話しができるように、訓練が必要である。
U…私は親を介護した経験があるが、これ自体が訓練だ。
MY…でも、ある程度の知識は必要。
TR…必要に応じて、勉強会をしよう。社協でも教えてくれるだろう。
HY…まず、既存の場を知る事も大切である。
ON…先日の広報で、在宅介護支援センターが増えたと載っていたが・・・。
MY…なかなか、そういう記事は見ないものだ。
HY…施設とかをマップに載せるとしても、了解をとる必要があるので、話しをしながら施設を回る必要がある。
MY…このリストにあるのは公のものばかりだから、了解など必要ない。
HY…公のもの以外に何かあるの?
MY…個人のとか?
TR…そうそう。個人で、なにか手助けするという人がいるね。
U…でもそれは、町内福祉村がやっている。
TR…町内福祉村との関係は後で整理すればよい。
MY…マップって、そんなに細かいものなの?
HY…リストにある既存の施設は、皆知っているわね。サービスを提供する人、そうなりうる人を耕すことが必要。
MY…そうなると、利用する人の意見も聴きたい。本当はこの場に、いてくれると良いのに。
HY…木原さんが言っていたが、こっちから、聴きに行けばよい。聴く為にはいろいろ問題もあるようだが。
TR…マップの事に絞れば、私はこういうことができるという人がいれば、それを書いていく。受ける人のほうも、親の介護が必要とか、書いていく。徐々にマップに厚みをつける。既存施設も調べなければならない。地図にすべて書くとなると・・・
MY…その地図が、台所に貼ってあると理想。
U…小さい範囲からつくれば良い。
MY…それがいい。地区別で。
U…そうすると、地域通貨につながっていく。
   町内福祉村はタダだから、大きな屋敷の人が、草むしりを町内福祉村に頼んだりするそうだ。そういうのってずるい気がする。
MY…それを言い出すときりがない。使う人は使うし、使わない人は使わない。
TR…日本のボランティアは無償だったが、次世代は違うのかも。
ON…町内福祉村の援助員へ、お茶菓子を渡されて困ったという話しもある。
MY…だから、その辺はきっちりとすべき。医者への届け物があるが、その多い少ないで、手術の成功率が変ってはたまらない。医者も患者も負担となる。どっちも負担とならないマップにしたい。私が昔、親の介護で付き添いを頼んだとき、時間ごとにタクシーメーターが上がる、そのくらいお金がかかった。確かに、そんな気持ちにはさせたくない。だけど、無償だと続かない。障害者のボランティアは、1年は良好な関係が続く。だけど、その先、障害者の方からもいろいろ文句が出てくる。だけど、無償だから、ボランティアに対して何にも言えない。そのうちに関係がおかしくなる。
A…マップの場合、常に新しくしていく必要がある。
U…自治会がやるの?
MY…見直しの年数を決めればよい。
TR…誰が決めるの? このグループで直す? 4月に解散した後でも。
MY…交流拠点=マップってことね。
ON…役所のマップも色々あるが、防災のマップづくりを自治会がやれということで、市役所から下ろされたことがあった。でも、誰がつくるんだ、ということになって、まとまらなかった。核のグループがいないとダメ。それから、身近でないとダメだね。ゴミなんか身近だから、そのパンフレットはよくできている。防災は、いつ起こるか、もう一つ身近でない。
MY…福祉マップづくりという核ね。
HY…それに関わっている人が、発信基地。
ON…中井町は、助け合いが自然にできている。共同作業に出ないときは、金を出さないといけない。出不足というそうだ。
TR…既存の施設に話しを聞くことは大切。まず、町内福祉村の話しを聞きたい。
ON…さきほどの、大きな屋敷の人が、町内福祉村を利用した例だと、それには懲りて、援助員が行く前に、民生委員が先行調査をすることにした。われわれも、地域全体を把握しているわけではない。近くの回りの事がわかるマップがあるとよい。
HY…そういえば、子供がそういったマップを作っている。小学校2年生。近所の地図を壁新聞に書く。それを大人がやるわけね。
A…子供が歩ける範囲?
MY…グループ組んで歩いている。
ON…2年生が近所、3年生が地域、4年生が市、5年生が県、6年生が日本と段階を追うようになっている。
HY…でもあの地図は、面白い。ここに親切なおばさんがいるとか。私も、実は登場して、このおばさんはこわい、だって。
TR…花水小学校の2年生に聴いてみようか。世話焼きおばさんがどこにいるかを、子供に聞く。
MY…わたしがこの福祉コミュニティづくりの会に参加したのは、ポストにちらしがはいっていたから。ちらしも効果がある。まずは、アンケートでできることを聴いてみる。
U…ボランティアという言葉は拒否する人がいるから、手伝ってくれる人いませんかと。
TR…郵送ではなくても、ポストに入れて歩けばよい。
HY…・・・私たちが実際にやるの?
TR…いざというときには、町内福祉村のコーディネーターに頼めばいいんだから。
ON…3つの町内福祉村の集まった連絡会議で、この花水の福祉コミュニティづくりについて、第2福祉村を作るのかという意見があった。町内福祉村をやっている人にも、なかなかわかってもらえない。今の町内福祉村は、コーディネーターを配置して待ちの体制である。それに対して、攻めの活動がある。攻めの活動と町内福祉村の接点を、私は考えたい。そのようにして、みんなができることをやっていく、そういう関係のあるコミュニティができていく。
MY…もっと、みんな町内福祉村を使えばいいのにね。
ON…狭い限られた範囲で、そのマッブがあると安心できるもの。
MY…別居している母親は、娘に聞いておきたい事をメモしている。マイラインの電話にどう対応すべきかとか。それがずらっと、書いてあって、私に聞いて、ひとつずつ消していく。母親は、向こうからは決して私に連絡をしてこない。気を使っているみたい。でも気になることが、ひとつでも残っていると、いらいらするみたい。近所で、相談してあげるような人がいればと思う。
HY…とりあえず、町の半分ぐらいのエリアでマップ作りね。
MY…民生委員って、そのぐらいの範囲だったっけ。
ON…いろいろだが、松風町とかは2名。ただ、袖ヶ浜に障害者専用の団地があって40世帯いるが、そこには1名貼り付くとか、対象者の数によって違う。
MY…民生委員も人によって、ニーズの吸い上げ方が違う。
HY…それは、仕方ない。お元気ですか? という声のかけ方だけでも、人と人が、あうあわないということがある。相手を開くのは難しい。こじあけられないし。
U…こじあけるのではなく、チラシを置いてきて、ひっぱってくるか。
TR…話しが一歩進んだね。どこにひっぱってくるか。何が楽しい場所なのか。
MY…ねえねえ、大学生にとって、何が楽しい場所?
NZ…うーん。私はもともと福祉に興味があるから・・・。時間的制約がおおきいかな。中高は、夕方がいいし、大学生は夜がいい。
MY…大学生が一番暇よ。
TR…でも、なにか目的がないと行きにくいよ。
HY…それは、あなたたちに任せる、というとやる気が出る。小学校6年とか中学生は、それでたいていやる。
MY…あなたは、自分の住んでいるところはどうなの。
NZ…今の住まいからは、いなくなってしまうので。
MY…大学生はエネルギーがあって一番いいんだけど。
HY…高校までは、福祉部とかあるけどね。大学生は難しい。集めても来るかしら。手がかりがない。
TR…小中は学校に行けばいいけど・・・。
ON…さて、そろそろ時間。次回の25日は?
MH…木原さんからは、明細地図を皆に見えるよう大きく拡大コピーしておいてくれといわれている。近隣の助け合いの現状把握のための調査のやり方を、インタビューについては何人かで実演も交えながら、話してくれる。今日のマップ作りにも参考となると思う。
TR…われわれの案のマップ作りについて、専門家の目でみてどうか、本当にできるのか、アドバイスいただけるだろう。それを聞いて、今後、我々が何をやるか考えていこう。

(記録 HM)
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