FreeBSDの日本語マニュアル紹介

Last Update (1998/11/29 02:00:28)

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日本語マニュアルとは

一般に、UNIX系統のOSにはオンラインマニュアルがあり、コマンドラインから
man ls
とすると、lsコマンドのヘルプが表示されるのである。 しかし、非常に困った事に、ヘルプは英語で書かれているのだ。
そこで、マニュアルくらいは日本語に翻訳しようという動きが持ち上がった。 現在、日本語マニュアルページおよび関連コマンド群が port として完成し、FreeBSD-current および 2.2-RELEASE の ports ツリーに統合されている。

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日本語マニュアルを利用するには

Japanese Manual Project for FreeBSD が最も詳しく、最新の情報が置かれている。 このページを参照すると良いだろう。 FreeBSD 2.2.1R以降では、日本語マニュアルファイルと日本語マニュアル表示用プログラムはパッケージとして用意されている。

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日本語マニュアル翻訳/翻訳チェックに参加するには

以下に、翻訳作業用メーリングリストman-jpの入会方法を示す。
<MLの入会方法>
mailing listに入会するには
  宛先 majordomo@jp.freebsd.org
  Subject なし
  本文1行目に 「subscribe man-jp」
というmailを送ってください.

例:
	To: majordomo@jp.freebsd.org
	Subject:
	--
 	subscribe man-jp

実際の作業形式は、
  1. Webで翻訳/チェック担当を予約(登録)
  2. メールで成果物を提出
となる。
FreeBSD 用の日本語マニュアルを作るプロジェクト
日本語マニュアルプロジェクトのトップページ。
日本語マニュアルのインストール方法、FAQ、最新情報などがある。 最初はこのページからたどると良い。
JPMAN 予約 WEB システム
JPMANプロジェクトに参加して日本語マニュアル校正作業を行うためのドキュメント(JPMAN 予約 WEB システムの概要説明と、具体的な作業手順の説明)がある。 プロジェクトに初めて参加する人にお勧め。
FreeBSDマニュアル訳予約のページ
日本語マニュアル翻訳・翻訳チェック用ページ
このページから、翻訳の進行状況などを確認できるページへ移動することになる。
条件をしぼったマニュアルの翻訳・翻訳チェック予約ページ
10KB以下のマニュアルのリストのみ表示などと、条件を指定できる予約ページ。 すでに何回か翻訳・翻訳チェックをしており、作業内容がわかっている場合には便利だ。
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manの雑学

jp-groff-0.99.tgzをインストールすると、groff,gnroff等の実行ファイルは /usr/local/bin にインストールされ、roffの整形フォーマットマクロ(TeXで言う所のLaTeX.texにあたるマクロファイル)が/usr/local/share/groff/tmac/にインストールされる。 一方、FreeBSD標準の(英語の)roffの整形フォーマットマクロは/usr/share/tmacに入っている。 ここでは、roffのフォーマットマクロについてちょっとうんちくを書いてみる。

歴史的に言って、roffの整形フォーマットマクロには2種類ある。

一般には、BSD UNIXに最初からあるコマンド(ls等)は tmac.an を利用したマニュアルファイルになっており、GNUで作成されたコマンド(gcc,biff等)は、tmac.doc を利用している。

利用するフォーマットマクロファイルが異なるので、普通に考えるとどちらか片方のマニュアルしか参照できなくなるのだが、これでは困る。 というわけで、特別に次のようなフォーマットマクロファイルを作成して、両方マニュアルファイルを整形することができるようにする。

マニュアルファイルを整形する時に使われるコマンドは groff, gnroff なのだが、manコマンドから下請けで呼び出される際にコマンドラインオプション(-m)で使用するフォーマットマクロファイルを指定することができる。 4.4BSDやNetBSDのmanコマンドは、groffを呼び出す際にオプション -mandoc をつけて呼び出している。 これに対して、FreeBSDの標準のmanコマンドは、groffを呼び出す際にオプション -man をつけているので、このままだとdoc形式のマニュアルファイルが整形できないのである。 そんなわけで、FreeBSD標準の場合(/usr/share/tmac)は、フォーマットマクロファイルのファイル名と内容は以下のようになっている。 jpman計画で使われているja-groff-0.99.tgz(FreeBSD 2.2.7Rに収録されているもの)では、下記のようにFreeBSD標準方式にしたがった命名方式のフォーマットマクロファイル名を利用している。 (ja-groff-0.99.tgz用のマクロは/usr/local/share/groff/tmac 以下に入っている) フォーマットマクロを改造する場合には混乱しないように注意する必要があるだろう。

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