- 「葬儀準備U」
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”お清め”の参加人数も問題だった。この地域でいう”お清め”とは要するに告別式、火葬が終わったあとに参列者をもてなす食事会のこと。基本は親戚筋だけだが葬儀にきた親戚が全員参加するわけではなく、こういうのは事前に本人に出欠を確認するわけにもいかない。結局はある程度推測するしかない。
おまけに故人の分も必要らしい。供えるだけなのに。一人前で”あのお札一枚”ほどの料理なのにしっかり一人前。必要なのか?本当に。多めに見積もってもキャンセルは効かないし、追加もできない。いまどき普通の飲食店の宴会だって当日に多少の増減は出来そうなものだ。やはりいろいろな意味で特別なのだ。
参列者への引出物、いや香典返し(返礼品)もある。これには2種類あって、要は香典の額によるのだけど(笑)、親戚・知人んとして参加したひとと、ご近所付き合いで参加した人の違い。親戚・知人向けには想定される香典の額(大体あのお札一枚)の半分くらいのもの、それ以外の人(大体あのお札一枚)たちのものはもっと安いもの。
ほかに家に線香をあげにきてくれた方へのお返しも必要になる。こちらはごく簡単なものだがこれも親戚とお付き合い関係様用と別々に用意する。多めに用意して、こちらはあとで返品可能とのこと。
さらに葬儀の受付をどうするかという問題。親戚用、お付き合い様用と、さらに一応地元では名の知れた企業に勤める長男の会社関係用も必要らしい。次男(私)のほうは”それ以上のことはない”のでそんな心配は必要ないのだった(笑)。誰か手のあいている人に適当にやってもらうというわけにも行かないらしい。受付をしてくれた人たちへのお礼はどうするのかという問題もある。このへんになると次男(私)はもうそんなのどうでもいいよ〜(笑)という感じ。