- 冷蔵庫の整理
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両親が入院して最初の週末、しばらくは誰もいないことになった実家の片づけをする必要があった。要するに、主に台所なのだが、そのままにしておくと問題があるものを処分しなければならないのだ。すでに一週間が経過している。
長男は妻帯者で自分で料理をすることもなく食材などにはまったく興味がないため、とにかく捨ててしまおうと考える。一方次男(私)は日常ほぼ自炊生活のため、そういったものに関しては「まだ大丈夫どろう」と思うことが多い(笑)
まずは鍋に作ってあった味噌汁。夏場だったらそんなもの即アウト!だっただろうが、季節は冬であり全然問題ないようだった。長男はすぐにでも捨てたがるが、次男(私)はこれが最後のおふくろの味かと思うとむげに捨てるわけにもいかず、捨てるためには具と汁を分けなければならない面倒より、飲んでしまったほうが早いということから持って帰ることにする(笑)。
ご近所の方から頂いた白菜二玉。丁度一週間前に頂いたもので、どこかから送ってきたものらしいのだが、これがまたウッソ!というほど巨大なもの。こんな大きなものはこの辺では採れないし、スーパーでも見たことない。ひとつは次男(私)が持って帰ることにした(ちょうど鍋の季節だし)が長男は興味がないらしく、残りの一つは置き去りにされたまま、結局後で捨てることになってしまった。
さらに問題は冷蔵庫の中身。かねてから手を付けないまま相当の期間を経過したものがいくつもありそうだとは思っていた。そのままでも冷蔵庫なので問題ないような気もしたが、片付け始めたらこの際一気に片付けてしまおうということになった。口をあけて食べきれずにそのままになった瓶詰め食品がいくつもあった。もとは結構な高級食材なのだろう。水に溶けそうなものは水道に流し、そうでないものはビニール袋に空けて燃えるゴミとして廃棄。空になった瓶は洗ってから燃えないゴミとする。瓶の賞味期限をみると数年前に賞味期限切れになっているものばかり。中身が傷んでいるのかどうかもわからなかった。ふたを開けようとすると大の男の自分が回してもなかなか開かないものばかり。こんなもの年寄りには絶対開けられなかっただろう。そうやって冷蔵庫の中にたまっていったのであろう。老人でも容易に開け閉めできるビンのふたというのが開発されたらヒット商品になりそうだ。
同じようにライターも買ったままつかわれないものがいくつもあった。仏壇用と蚊取り線香くらいにしか使わないかったと思うが、最近の安全機能付き使い捨てライターは子供に対して安全はな反面、年寄りには使いずらいものになっていたのだった。
さらにまだ使用可能(と思われる)食材は次男(私)が持ちかえることに。有名M社の牛乳が3本買い置きしてあった。多分買ってあることを忘れてまた買ってきてしまったものだろう。賞味期限が一週間前に切れているものもあったが、季節を考えれば私的には全然セーフだった(笑)
そもそも自分自身が普段からもろもろ賞味期限を経過させてしまうことは珍しくなかった。牛乳だったらいつもスーパーブランドの1本158円の牛乳を買っている身にとっては1本200円以上もする牛乳を捨てるのはもったいない(笑)のだった
他にもちょうど今週賞味期限の切れた未開封の卵が1パック。これはもってかえったが(笑)、さらにほぼ未使用の卵がもう1パック見つかった。こちらは2か月前の日付。さすがにこれは次男(私)でも無理。(ちょっともったいないとは思ったけど)そのままゴミ袋へ直行。
見るからに日数を経過していそうなタッパーがひとつあった。中身が何か分からないまま、開けるのが怖くてこれはそのままゴミ袋いきとなった。