アルバム「Primary Color」
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意識してのことなのかあるいは自然の流れなのか、トライアド・レーベルへ移籍してサウンドが大きく変わったような気がする。俗に言う”お笑い化”第一弾アルバム。
こういうのを都会的というのか。都会的というのも”垢抜けた感じ”ではなく”醒めた感じ”という意味。物理的に言うとギターやドラムではなくシンセ中心、コンピュータ中心という音作り。
それを払拭させるつもりなのか、珍曲「わがままお嬢さん」は(メーカーとのタイアップでもあったのか...)掴みからいきなりズッコケさせてくれました。
救いは他のメンバーの曲、宮城や丹野の曲が結構良かった事。最後のアルバム・タイトル曲「Primay Color」もこの次期としては真面目な作品ではある。
やっぱり最大の不満はジャケットの「TULIP」の文字なのだ。この看板さえなければ、たとえばこれが「財津和夫」だったらまだ我慢できるのだが。
- ちなみに『Primary Colors』と言えばビートルズの有名な海賊盤のことで、財津さんも結構マニアだったりして...。