’86年12月6日新宿厚生年金会館

〜 ALWAYS 初ライヴ 〜





 チューリップ脱退から1年半、初めてのオールウェイズのライヴ。客席は間違いなく100%チューリップのファンだったはずだ。

 コンサートの内容もよかった。機材にしても当時のチューリップであっとしても比べ物にならない程度のもので、セットに関しては無いも同然。しかしそんなものは全く必要なかった。
 おそらく会場にいた大半の人も同じ気持ちだったと思う。みんながチューリップのコンサートでは感じられなくなってしまった楽しい気持ちを取り戻したような感じ。このときの盛り上がりは明らかにチューリップを越えていた。
 チューリップのように押し付けがましいドラマチックな感動とかではない、単純に楽しめる、それで十分ということ。そういう感じが当時のチューリップには無かった(その辺が脱退の原因だったのかもしれない)。

 オールウェイズとしてのレパートリーが少なかったせいか、チューリップではやらなくなってしまった曲(悲しきレイン・トレイン、神様に感謝をしなければなど)が聞けたのもうれしかった。なんでこれがチューリップじゃないんだ〜というのが大きな不満だった。
 ”風祭東”の読み方もわからなくて(本当に)、何者だこいつ?どこから来たんだと思ってたな〜。

[安部さんのポニーテール]

 当時男性の長髪は既に時代遅れの感があり、変わりに流行っていたのが男性の”ポニーテール”(正式名称は知らないがあの髪を後ろで束ねるやつですね)。当時も安部さんは相変わらず耳が隠れるほどの長髪だったのだが、一瞬安部さんがステージの上で(多分輪ゴムかなんかで)髪を束ねる場面があった。結局すぐに止めてしまったけど、あれはいったいなんだったのか。やってみたけど似合わない(と思った)から直ぐやめた?あるいは何か他の事情でもあったのか?...