MSX用高速RS-232Cカートリッジシリーズ

Last updated : Oct. 9, 1997

asagao harukaze_pcb

(写真) 高速RS-232Cカートリッジ 左 : 初号機 ``あさがお''、 右 : 弐号機``はるかぜ''

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売り

MSXで230.4kbps(最大設定速度は921.6kbps) の通信速度が得られるRS-232Cカートリッジです。

今までのMSX標準RS-232Cカートリッジでは、MSX turbo Rで9.6kbps (これ以上の速度も設定はできますが、文字落ちが発生し事実上使えません)程度、 アスキー製MSX-SERIAL232でも無改造では38.4kbps(実効速度は1300cps程度)程度しか 設定できませんでしたが、このカートリッジでは、設定可能速度、実効速度ともに 今までのものを大きく上回っています。

MSX turbo Rにこのカートリッジと28.8kbps、V.42bisモデムを接続して 通信を行う実験では、文字転送で約7000cps(画面表示OFF時)、バイナリ転送で 約3200cps(Ymodem-gプロトコル使用時)程度の実効速度が得られました。


概要

ハードウェア

通信コントローラーLSIとして、16550を使用しています。 このLSIは、内部に16バイトの送受信バッファ(FIFO)を持っているため、 割り込み系統の弱いMSXでも文字落ちのない通信を可能にしています。

設定可能な最大の通信速度は、921.6kbpsです。

また、RS-232C拡張BIOSおよびそのワークエリア用として、 16KBのバックアップS-RAMを搭載しています。

ソフトウェア

MSX仕様のRS-232C拡張BIOSと互換性を持つ、 互換BIOSを独自に(既存のBIOSからのコードのコピーはありません)開発し、 使用しています。 これにより、今までのRS-232C拡張BIOSを使用しているソフトを そのまま使用することができ、いっそうの高速化を図れます。

ただし、RS-232C拡張BASICは実装されていませんので、 これを使用しているBASICプログラムは動作させることはできません。

なお、互換BIOSはまだすべての機能をサポートしていません。 現在の時点では、一般的な通信条件の下でパソコン通信を行える程度の機能が 実装されています。


名前について

高速RS-232Cカートリッジ``シリーズ''というわけで、 高速RS-232Cカートリッジにはいくつかの種類があります。


ダウンロードコーナー

紹介・製作記事と互換BIOSインストーラーの2つに分かれています。 製作される方は両方ともダウンロードしてください。

紹介・製作記事(画像BSAVE版)  FRS96N05.LZH(56328 bytes)  Nov.18,1996更新
紹介・製作記事(画像BMP版)  FRM96N05.LZH(77308 bytes)  Nov.18,1996登録
互換BIOSインストーラー  RSINS130.LZH(9412 bytes)  Oct.8,1997更新

※ご注意
紹介・製作記事には、 古いe-mailアドレス(b9244040…)およびURLが記載されていますが、 製品化に関する問い合わせは、古いアドレスでは受け付けていません。 古いアドレス宛に送られた場合、お返事は致しかねますのでご了承ください。 (感想、製作上の質問などはOKですが、 これらもなるべく現在のアドレス宛にお願いします)

製品化に関するお問い合わせは、 現在のアドレス(taro_k@yk.rim.or.jp)宛にお送りください。 また、 似非職人工房ホームページにて、 高速RS-232Cカートリッジを含む、 似非職人工房製品の詳細な情報を公開しています。


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