今日(11月4日)は前日とは違い、秋晴れのよい天気となった。今日も2日間有効の「長電フリー乗車券」で権堂から長野へ乗車し、少し散歩してからJR長野駅近くのお店でおみやげを購入した。
長野から再び長野電鉄に乗り、須坂で屋代線に乗り換える。時刻表を見てみるととにかく屋代線の本数は少ない。1時間1本というダイヤである。私が長野から乗った電車は8:24須坂着であったが、次の屋代線電車9:15まで待つことになった。須坂の駅前にはいろいろとお店などがあるが、まだ朝の早い時間で閉っていたため、ホームで空き時間を過ごすことにした。
須坂は長野電鉄の車両基地となっており、3500系電車などが並んでいた。また、ホームには様々な「転てつ機」が並べられており、各転てつ機の説明が記載されている。さらには転てつ機の脇に「記念撮影をどうぞ」という看板まであり、なかなか鉄分を味わうことができる。
須坂 3523+3533 屋代 (東急車両 昭和38年製造,ワンマン運転)
しばらく待っていると屋代線の電車が入ってきた。私が乗った電車は3500系の2両編成でワンマン運転仕様であり、中間駅では運転手後ろのドアで乗り降りをする。
電車は定刻に動き出したのだが、乗ったのは私の他4人だけであった。途中もほとんど乗降がなく、ほとんど空気輸送状態であった。今日は日曜日で学生も乗らなかったのかもしれないが、これは木島線よりも乗客の輸送密度が低いのではないかと思われる。しかしながら、車内では沿線風景を見ながらゆっくりと時間を過ごした。
1時間ほど屋代線に乗り、終点屋代駅で「しなの鉄道」に乗り換える。屋代線沿線や屋代駅付近も紅葉が見頃である。
屋代駅で「しなの鉄道」の乗車券を購入して、しなの鉄道色の電車に乗った。屋代から小諸までやはり1時間ほど乗車しただろうか。長野電鉄と比べてはるかに乗客は多い。私はロングシートに座って風景を眺めていた。
小諸駅でJR小海線に乗り換える。ここからは、ツーデーパスを使ってキハ110系気動車に乗ることになる。小海線沿線も黄金色の紅葉がとても良かった。調べてみると黄金色の紅葉はから松ということである。
小海線では、「小海」と「野辺山」で下車した。
小海では昼食を食べ、小海線記念入場券や小海線のオレンジカードなども購入した。千曲川にかかった橋まで歩いてみたが風が強くかなり寒かった。それでも紅葉がきれいであったので楽しめた。
野辺山でも下車して付近を散策した。ここには、レンタサイクルがあるので自転車を借りればさらに遠くまで出かけることも可能である。今日の八ヶ岳方面はいまひとつ雲に隠れてしまいよく見えなかったが、ここでも紅葉はよかった。
さて、駅の待合室に座って窓口を見ていると、かなりの人が記念入場券を購入していた。結構売れているようである。
この旅行では、長野電鉄(木島線),しなの鉄道,JR小海線に乗ってみた。
長野電鉄ではゆっくりと過ごすことができたが、木島線や屋代線の状況からは鉄道経営的には厳しいものがあると思われる。
しかしながら、各線沿線の紅葉がとてもすばらしかったので、「紅葉」が印象に残る旅行になったと思う。