今回の渡ハは、出発の前日に奇跡的にフライトを確保し、それからホテル、レンタカーの予約、さらに10泊という日程から、「ハワイ島にも行こう!」ということになったのでそれの手配もするという準備になった。言うのは簡単だがすべて自己手配するという、かつてない準備作業。
何しろ出発までの時間がないのでとてもツアーの手配はできないと言われてしまい、しかたなく手配旅行として準備を始めた。予想していたとはいえ、かなりしんどい手配になった。
【日程と航空券の購入】
お盆の期間に重なることから、行きと帰りの日程を「お盆」を避けるように考えたのと、航空券の値段が少しでも安い日程を加味して8月7日(木)発、8月18日(月)着の10泊12日という日程。
航空券は格安ツアーでおなじみのH社にて購入。3日前以内から緊急手配料金という追加料金が発生する。アメリカの出入国税と成田空港の使用料、航空保険料が自動的に加算され、結局1万円ほどアップしたがこの時期のハワイ便にしては割安感がある。しかもJAL便だ!
【行動予定】
ハワイ島への手配は、ハワイの旅行会社を通じて手配。
pandaonline.comでレンタカー、ホテル、飛行機込みのオアフ島からハワイ島へ渡るキャンペーンツアーを見つけて、早速日程の確認。
Panda Travelは、ハワイの地元で展開する旅行代理店。現地のテレビコマーシャルや新聞に広告を出しているので、一応信頼できると考えた。もちろん使うのは初めてだったので、何かあったときのことを考えて、最初の1日はオアフ島で過ごし2日目の午前中にハワイ島に移動する日程を組んだ。
キャンペーンは納得できる内容。フライトはHawaian Airline、レンタカーはHertz、ホテルはKona bay Hotelに4泊。全日程で車が使用可能。Webから申し込んでこれで手配完了。簡単かんたん。Pandaからの予約確認はすぐに届き本当に大丈夫なのか、とっても心配だったので、一応電話して確認した。(でもこの時点ではまだ信用していない、疑り深いのだ。)
オアフ島1泊のホテルは、travelocity.comにて手配。
Travelocityはコロラド滞在時に使用実績があったので一応安心。値段と場所を考えてワイキキのインペリアルホテルを予約。初日の空港−ワイキキ間の移動はタクシーかシャトルをつかまえれば良いと考えて手配しない。
ハワイ島からオアフ島に戻って来たときの空港−ホテルの移動は、レンタカーがよかろうという事で、色々と探したらtabini.comのNational Rent A Carが、5日間で170ドルと一番安い設定。ここは勝負に出てtabiniで予約。
何が勝負かというと、気になるのが車の品質。走っている途中で故障でもされたらお手あげ。だからHertzやBudgetから選んで行くのが個人的な定石。
後はオアフ島での5日間の滞在ホテルだが、ここは以前から目をつけていたHawaiana Hotelに予約確認を入れた。大好きなBeachwalkにあるThe Breakersと隣りあわせの小さいが低層とプールを囲むように配置された客室の雰囲気が何ともいえない落ち着き感を醸し出している、是非一度は泊まりたいホテルの一つ。ハワイ時間の午前1時ごろに予約OKの返事が入る。一体どんな体制で予約を受けているのやら。 ま、これで一応、紙の上では抜けがなくなった。
やればできるが、予想通り結構しんどかった。ツアーは行動が制限されるが、お任せなところは楽だ。格安ツアー万歳!
【出発日当日】
出発当日。昨晩までレンタカーの手配に手間取り(どれが一番安いかを探していただけなんだけど)殆ど何も支度をしていない。大きなカバンは昨日のうちに宅配業者に運んでもらっている。中身は殆ど空っぽ。
当日は秋葉原によってデジカメの追加メモリを格安店で買い、安い京成で成田空港まで移動。(東京から成田空港の遠さを実感できる電車の旅)
空港に着いたのが出発の3時間前。
今回は新婚旅行以来のJAL便。もう10年以上国際腺でJALを使わなかった非国民だ。
良いねぇ〜JAL便。ワガママ言い放題。
格安チケットのくせに、席のリクエストをしてしまう。するとカウンターのお姉さんも実に愛想良く、後方の二人席をもらえる。王様気分!
空港では軽めの食事をするのがセオリーだが、今回は「最後の日本食」などといいながらトンカツをいただいてしまう。ビールを付けずに我慢したが、満腹状態で機内に。
機内後方はガラガラ。
結局、4人掛け席を一人で使わせてもらう。
このときも、早めに乗務員に「空いていれば使わせて欲しい」旨を伝えて(ワガママ)気持ち良くOKをもらう。そのほかにも、ビールはキンキンに冷えているし(UAのビールは冷えてないぞ!)スチュワーデスがアロハシャツというのが実によろしい。おじさん乗務員はどう見ても「ゴルフおやじ」にしか見えないので、考えたほうがいいと思うが如何なものであろうか?
エコノミー席なのに液晶ビデオモニターが全席にあるのに驚く。
機内食にも驚かされた。トレイのメインが乗る位置の下に、ヒータがありメインだけを保温し、後は熱くならないようにするハイテクトレイだ。しかも料理もまずまず。トンカツで満腹にしてはいけなかった。定石は生きている。
このように、JALのリッチな機内にすっかり興奮してしまい、殆ど眠れなくなってしまった。「こりゃー大変だ」と思うと更に目が冴えてくる。もう知らん。
機内で配られる入国審査カード(I-94W)も日本語で書かれている。JAL便恐るべし。
ところで、成田空港の身体検査が、なんでもアメリカ航空局の要請で機内搭乗直前にもう一度行われた。一家族代表1名だそうだが、面倒になった。北米路線では覚悟されたい。
【入国審査】
運悪く、ゲートの審査官は女性。
毎回何かトラブルのが常なので楽しみだったが、やはりトラぶった。今回は、係官のITシステムが極端に遅くなっているとのことで、端末に入力しても、応えがなかなか返ってこない。すると、色々と聞かれるわけだ。どうやら、この係官の端末と同じグループの数台がトラブルだったらしい。相変わらず引きが弱い。
実は、ホノルルの最後の滞在ホテルであるHawaiiana Hotelの住所を控えていなくて、入国審査カードにはストリート名だけ書いて出したらダメだって言われたり、別にイチャモンつけられている訳ではないが、結局20分ぐらいかかった。その間、たわいもない話をしていたが、ハワイの審査官はよくしゃべる。日本の審査官はプロフェッショナルに必要なこと以外は何もしゃべらないが、実に面白い対比だ。(国民性?)
その話の中で、日本のお盆休暇の話をしたら早くシステムを治しておかなければとゾッとしてた。今回はビザのことはなにも聞かれず。時間はかかったが無事通過。バックは、予想通り既に引き上げられて隅っこに置いてあった。
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