最新日記】【最新コメント
タイトル前の■はそのトピックへのリンクになっています

気になったネタのメモ(改)

このページはリンク元、IPアドレス等のログを取っています。
なにとぞご了承いただきたくm(__)m

リンクはご自由にどうぞ。日記の各タイトルをリンク先にしてもかまいません。
ただし、逆襲リンクされたくない方は、リンクを張ったところに、わかりやすくその旨ご記述下さい。
さもなければ、必ずや逆襲リンクを行うことでしょう(^^)

また、たれこみもお待ちしております。

あやしいつっこみはすべて問答無用で削除します。このページでの削除権はすべて私にあります。



UNYUNに自由を!
TCP/IPの基礎をこの一冊で!






2004-2-7-(Sat)のネタ



思考実験

先の記事において、不正アクセス禁止法違反はない、という意見を書いたが、実は不明点があったため、それについては考察してない。
このため、その不明点を考慮した上で、不正アクセスがあった、という結論を導き出してみる。

まず、不明点について述べると、「件のログファイルはどこに保存されていたのか」である。

ご存じの方も多かろうが、Web経由のアクセスですべてのファイルが閲覧可能、と言うわけではない。閲覧してよいファイルを、所定の場所におくことが必要である。(一応、HTTPだのなんだのについて理解していない人でも分かりやすく書こうと努力するので、結果微妙な言い回しになるのはご容赦)
もし、件のログファイルが、所定の場所「以外」に保存されていたとしたらどうだろう。

ログファイルを閲覧(取得)しようと思った場合、通常のWeb経由では無理である。リモートログインなりなんなりの、別の方法(例えばftpによる接続)で入手する必要があるだろう。その「別の方法」は、アクセス制御機能を持っているだろう。
では、office氏はACCSのサーバのデータを別の方法で入手する方法やその権限を有していただろうか。多分、もちあわせていなかっただろう。そのような認証符号を持っていたとは思えない。そのような認証符号を持っているのであれば、その符号を用いて閲覧すればいいだけの話であろう。

では、どうやったらログファイルを閲覧できるのだろうか。
簡単である。Web経由でアクセスすればよい。なぜなら、上記の認証符号を必要とするアクセス制御機能を使用する必要がないからである。
ただし、直接Web経由でアクセスしても見ることはできない。もちろん、直接見ることが可能であった場合、これはアクセス制御を行っているとは言えない。直接見ることができないということは、言い換えれば「不特定多数が閲覧不能なアクセス制御機能」を有していると言えないだろうか。
そこで、CGIの機能を利用して、上記アクセス制御機能(不特定多数が閲覧不能なアクセス制御)を使用することなく、通常のWeb閲覧機構を利用して、もうひとつのアクセス制御機能(ログインなどによる正規のファイル閲覧についてのアクセス制御)を迂回してログファイルの閲覧を行った、としたらどうだろうか。

結論はあえて書かない。
いろいろな不明点が明らかではない現在、この類の記事はみな思考実験の範囲を越えることはないだろう。

多分、これ以上の思考実験はしないと思うし、これで十分ではないかと思っている。
まぁ、これはある人とのディスカッションで思いついたので、せっかくだからここでも書いてみた、というのが真相である。
こねくりまわせばいくらでも正反対の意見が作れる、という事例であるがゆえに、「気になったネタのメモ」として取り上げてみた。

・・・つか、不当であるとかなんとか、なんて一個人が判断できるものではないことがよくわかった。司法判断を待ちたい。



本文 名前



DiaryMaker1.00b