夏日。
メンバー発表を聞きながら入場したのだが、メインスタンドがあらかた埋まっているのに呆然。
反対側に目をやって納得。なんでバックスタンド２階席を開放していないんだ？
ゴールデンウィークで天候にも恵まれたのだから、観客増は容易に想像できるはずなんだが……

川崎フロンターレの布陣
ＧＫは吉原。最終ラインは中央に渡辺匠、右に箕輪、左に岡山。サイドハーフは右に長橋、左にアウグスト。
中盤はボランチが茂原と久野、中央に今野。前線はジュニーニョとバルデス。

大宮アルディージャの布陣
ＧＫは川島。最終ラインは右から鈴木将太、トニーニョ、奥野、岡本。
中盤はボランチが木谷と大塚、右に安藤正裕、左に伊藤彰。前線はバレーと横山聡。

木谷はジュニーニョにマンツーマンでついているため、最終ラインに吸収されることが多い。
そのため、自然と左右のサイドバックの位置取りも高くなり、３−５−２のように見えなくもない。

11分
最終ラインで渡辺匠がバレーにボールを奪われ、併走して振り切られそうになったところで引き倒す。
抜ければ吉原と１対１になっていただけに、田辺主審からは迷わずレッドカードが出される。
渡辺 匠、退場。
時間がまだたっぷり残っていることを考えれば、無理をする必要があったかは大いに疑問。

川崎フロンターレの布陣 そのに
アウグストをリベロの位置に下げて、久野を左サイドに出す。今野もボランチのカバーに下がる。
最終ラインは中央にアウグスト、右に箕輪、左に岡山。サイドハーフは右に長橋、左に久野。
中盤はボランチが茂原と今野。前線はジュニーニョとバルデス。

17分

中央やや右から、長橋が右足でクロスを上げる。遠いサイドに走り込んだのはフリーのバルデス。 バウンドを合わせて左足でボレーシュートを放つが、ゴールの右に外れる。

34分

バルデスのスルーパスから、ペナルティエリア右サイドに走り込んだジュニーニョが右足でシュート。 川島が素早く飛び出してシュートコースを限定、わずかにゴールの左へ外れる。

44分

安藤正裕の軽率なプレーから、ボールを奪った今野がジュニーニョとのワンツーで右サイドを突破。 ペナルティエリアに切れ込んで右足で折り返し、ゴール前のジュニーニョが右足で合わせて先制。

前半終了間際、しかも自陣でのあまりに不用意なプレー。さすがに今野がそれを見逃すはずもなし。

前半終了

45分

選手交代：安藤正裕→松本大樹

交代させられた原因は言わずもがな。鈴木将太が中盤の右に上がり、松本は最終ラインの右に入る。

59分

選手交代：大塚真司→原崎政人

ジュニーニョをマークしていた木谷をボランチに据え、中盤を本来のダイヤモンド型にする。
最終ラインは右から松本、トニーニョ、奥野、岡本。
中盤はボランチが木谷、右に鈴木将太、左に原崎、中央に伊藤彰。前線はバレーと横山聡。

本日の入場者数
5169人と発表されたが、正しくは6699人だったらしい。いくらなんでも少なすぎると思った。

66分

選手交代：バルデス→我那覇和樹

バルデスは相変わらず動きが鈍重。前線に彼がいるだけで、必然的にパスの出し所がひとつ減る。

74分

伊藤彰が左サイドから左足でクロスを上げ、ゴール前でバレーがディフェンスふたりと競る。 こぼれ球をバレーがすかさず左足でシュートするが、吉原がゴールの右へとかろうじて弾き出す。

75分

今野が最終ラインの裏に抜け出し、ディフェンスに後ろから抱え込まれながら必死にパスを出す。 ジュニーニョが左足でミドルシュート。前に出た川島の脇を抜くが、惜しくも右のポストに弾かれる。

77分

選手交代：鈴木将太→盛田剛平

盛田は前線でターゲットになるかと思いきや、中盤の中央に入って積極的にボールに絡むことに。

79分

右サイドから伊藤彰の上げたクロスボールが反対サイドに流れ、岡本がコーナー付近でキープ。 岡本は右足でカーブをかけてゴール前に上げるが、フリーで合わせたバレーのヘッドは右に外れる。

82分

中盤左サイドでボールを受けたバレーが、今野を振り切って中に切れ込み左足でミドルシュート。 吉原も懸命に飛びつくが、ボールはゴール右隅へと突き刺さる。

ここまで再三のチャンスに決めきれなかったバレーだが、ようやく個人技で一仕事。

83分

選手交代：長橋康弘→塩川岳人

同点に追いつかれたが、用意していた塩川をそのまま投入する。そのまま右のサイドハーフに。

86分

選手交代：今野 章→中村憲剛

川崎フロンターレの布陣 そのさん
アウグストを左サイドに戻してより攻撃的に。久野が下がるが……この３バック恐すぎるな（苦笑）
最終ラインは中央に箕輪、右に久野、左に岡山。サイドハーフは右に塩川、左にアウグスト。
中盤はボランチが茂原と中村憲剛。前線はジュニーニョと我那覇。

ロスタイム

アウグストのパスを受けて、ジュニーニョが右足でミドルシュートを放つ。 川島は逆を衝かれて一瞬体勢を崩すが、反対方向に体を倒してしっかりキャッチ。事無きを得る。

後半終了

試合の感想
アウグストのリベロは安心して見ていられた。機を見て自らドリブルで攻め上がるのも効果的。
複数のポジションをこなせる選手が揃っているので、退場者が出ても選手交代せずに済んでしまう。
まぁ、それもこれも渡辺匠の愚行があったからこそなんだが（苦笑）

アルディージャは攻めあぐねていた印象しかない。良くも悪くも伊藤彰のチームになったな。
ＦＷとしては芳(かんば)しい印象がないのだが、フロンターレから移籍して一皮も二皮も剥けたようだ。
鈴木将太の抜擢には驚き。桐光学園では左サイドバックだったので、右での起用はやや違和感が残るが。

東急東横線を菊名駅で下車して、横浜国際総合競技場から移動してきたＦ・てーとく氏と合流。
横浜線、京浜東北線、東海道本線と乗り継いで、目指すは平塚競技場。
ダブルヘッダーの２試合目は、Ｊ２下位同士の一戦"湘南ベルマーレ−アビスパ福岡"である。