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叶 精二 著
「宮崎駿全書」
COMPLETE HAYAO MIYAZAKI
ISBN4-8459-0687-2
A5版・344ページ
定価 2400円(税込2520円)
発行 (株)フィルムアート社【購読受付中!】

▲2007年1月30日第2版(改訂版)発行
▼2006年3月31日初版発行(3月25日発売)

本書は、長編9作、短編9作、計18の宮崎駿監督作品を以下14の項目で多角的に解析した必携のデータベースです。
●クレジット●あらすじ●制作の経緯●作品の源泉●技術的達成●カットされたシーン●制作スタッフ
●声優●音楽と主題歌●宣伝と興行●公開、その後●海外の反響●主な批評●総評


1979
ルパン三世 カリオストロの城
1984
風の谷のナウシカ
1986
天空の城 ラピュタ
1988
となりのトトロ
1989
魔女の宅急便
1992
紅の豚
1992
そらいろのたね
1995
On Your Mark
1997
もののけ姫
2001
千と千尋の神隠し
2001
くじらとり
2002
コロの大さんぽ
2002
めいとこねこバス
2002
空想の空とぶ機械達
2004
ハウルの動く城
2006
星をかった日
2006
やどさがし
2006
水グモもんもん


▲2006年3月12日付 「朝日新聞」24面広告       ▲「週刊文春」2006年4月6日号     


▲「STUDIO VOICE」2006年6月号


2006年5月14日付「北海道新聞」13面「ほん 訪問」欄
「宮崎駿全書」を書いた 叶 精二さん  壮絶な創作活動あぶり出す

 全書というからには、ナウシカとか、もののけ姫とか、宮崎駿監督が生み出したキャラクターたちの原画が満載−。
 と考えたら大間違いである。映画シーンは一切載っていない。字がびっしり。なるほど、これは宮崎作品という映画を解き明かそうとするきまじめな「研究書」なのだ。
 「これまでの批評にはまともなものがなかったと思うんです」と柔らかな口調で厳しいことを言う。「制作現場の取材はないし、作画技術からの分析もない。文化論、心理学など評者の得意分野からの解釈で、要は『好き・嫌い』の作品評だった」
 本書では、スタッフへのインタビューや収集した膨大な資料などを基に、長短編十八本の宮崎監督作品を「制作の経緯」「作品の源泉」「技術的達成」など十四項目にわたって詳細な解析をしている。その中であらためて浮かび上がってくることがある。「作品は宮崎監督一人ではなく数百人のスタッフがかかわってできていて、そこには壮絶な戦いがある。その創作活動を知らずに作品は理解できない」
 例えば「千と千尋の神隠し」では、これまでの“宮崎型ヒロイン”とは違う主人公像を表現しようとした作画監督・安藤雅司氏と宮崎監督との紙上での暗闘が見え隠れするという。物語の進展に伴って千尋の表情、動きが微妙に変わっていくのはそんな背景もある。
 高畑勲、宮崎両監督作品にひかれ、一九八○年代から同人誌を発行。九三年ごろから研究・評論活動を始め、仕事の傍ら多数の雑誌記事を手がける。「『もののけ姫』を読み解く」(九七年)などの評論で注目され、現在、映像研究家、亜細亜大講師(アニメーション論)、会社員の三足のわらじ。
 学生たちによく言うことは「アニメーションをもっと見ろ」。実写と同じ一秒二十四コマに近い形で絵を描くものがフルアニメーションと呼ばれ、その手法を守る宮崎監督はもはや日本では少数派だ。安価で済ませるため絵を省く大量生産のテレビアニメは「アニメであってアニメーションではない」。「良質な作品に触れれば、もうテレビアニメなんて見られなくなるはずなんですが」
(編集委員 嵯峨仁朗)


▼「キネマ旬報2006年6月下旬号」「BOOK THATER 本の映画館」欄

●「宮崎駿全書」初版 本文の一部訂正とお詫び●

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