このコーナーでは、Newton関連の面白そうなアプレット、ソフトを私の独断と偏見で御紹介していきたいと思っています。定番のクラッシックな物から、最新のOS 2.0対応物まで、さぁ、何が飛び出すか。 ;-)
今回のPkg.Expressでは作者のBen Gottlieb氏の協力もあり、キャプチャー画像を含めて、別ページで御紹介させていただきたいと思います。
続いて、ご紹介するのは、日本が世界に誇るPkg.、GNUEこと、温井 真氏の手による、
Newt on. 1.3
です。このPkg.をインストールすると、あなたのNotePad上で、イモリが歩き回ります。ただそれだけのソフトなんですが、こういうセンスって、最高だと思いません?
実用的なソフトっていっぱい有りますけど、センスのいいソフトって少ないですよね。僕は、こういうソフトこそ、センスの良いソフトだと思います。 ;-)
このPkg.は
Nifty Serve内FMACPROのLIB 13、Newtonライブラリの73番に登録されています。
さて、今月、最後にご紹介するのは、手前味噌で恐縮ですが私のプロデュースした、
eWorld Access for JPN. 2.0
です。仕事柄、一年の半分は、出張、と言う生活をしておりまして、何処に行っても、その土地のNewtonMailのアクセスポイントが一発でわかる、そんなソフトをと言うことで作ってみました。
このPkg.も
Nifty ServeのSMACLIFEのライブラリ10で手に入ります。番号は、365番です。
Gesture Launch
タップ、スクラブ、線を引く、等、簡単な動作で、アプリケーションの起動や、様々な、動作をさせるためのユーティリティーです。Gesture Scriptと組み合わせて使うことによって、更に多種多様な動作を実現できます。
Gesture Script
Gesture Launchと組み合わせて使う、スクリプト・エディタです。最初から、幾つかのスクリプトが組まれていますが、それらを編集したり、新規にスクリプトを作成したり出来、Gesture Launchで実行させることが出来ます。有る程度、Newton Scriptが分かる方なら、定型的な作業を登録させることにより、Gesture Launchの機能を余すところ無く使いこなすことが出来るでしょう。私?私は、その手のものは、さっぱりです。:P
QuickPicker
ラウンチャーです。比奴のアイデア賞なところは、Extrasのまさにその文字の部分をタップすることにより、現れる点でしょう。UniFEPをお使いの方は、フォルダー毎に切り替えの出来る、アクセッサーと言えばお分かりになるでしょうか。NewtCase2.xまでは、NewtCase自体が、アプリケーション用のフォルダーを持っていた為、このQuickPickerからそのフォルダーにアクセス出来ましたが、OS 2.0では、元々、pkg.をフォルダー分け出来ますので、もっと汎用のラウンチャーといった趣です。
NewtInfo
あなたのNewtonに関する様々な情報を教えてくれるpkg.です。幾つかの項目を選択して実行すると、自動的に選択した項目に関するレポートを作成してくれます。
但し、一つ注意を。あまりにも多くの項目を選択すると、それなりに時間も掛かりますし、ヒープも結構喰います。
SleepAid
スリープに関する設定を追加してくれるものです。AC使用時と、バッテリー使用時でスリープするまでの時間を変えたり、バッテリーの持ち時間を教えてくれたりします。
SoupKitchen
様々なSoup(=データのことです)を編集したりするためのpkg.です。これを使うと、スープを直接覗いたり、改変したり、色々なことが出来ます。但し、これも、初心者の方はお気をつけ下さい。誤って必要なスープを消してしまうと、ソフトが起動できなくなったり、場合によっては、Newton自体が正常に動作しなくなってしまいますから。
Desktop
そのものズバリ、Macのデスクトップ・パターンを想像してみて下さい。勿論テクスチャーもいっぱいありまして、自分の好きなパターンに変えられます。これは、ICSいわく、標準のNotesをバックグラウンドにするより、これをバックグラウンドにしておいた方が、Heapの使用量が少ないと言うことで、普段は、こちらをバックドロップに指定した方が良いという事なのですが、真意の程は定かではありません。また、このpkg.をインストールすると、それだけで、ローテート(=横表示)させるためのボタンが現れます。このボタンは、何処かで、作らないかなと思っていたものだったので、愛用しています。
NewtCase Package Manager & NewtCase Extensions Manager
さて、肝心の本体ですが、此方は、NewtCase Package ManagerとNewtCase ExtensionsManagerの二つに別れています。今までのNewtCaseに相当するのがPkg. Managerの方。2.xからの最大の改善点は、圧縮して有るPkg.のバックアップが取れるようになったという事でしょうか。因みに、バックアップするかどうかの選択は、アプレットを選択し、メニューからGet Info(Macの”情報を見る”みたいな機能です)して、そこに出てくる項目をチェックするかどうかで決められます。また、圧縮、解凍に関しては、Extrasでアイコンを選択した状態で、メニューから、Freezeを選ぶことで、即実行できます。圧縮されたpkg.は、グレー表示で表されます。
もう一つのExtensions Managerの方はまさにMacのそれと同じで、起動セットを作ることが出来るわけです。例えば、pkg.のテスト用に、標準の機能とテストしたいpkg.、NTKというセットを作り、それを実行すれば、他のpkg.は自動的に圧縮される、と言った具合です。因みに、作ったセットは、アイコンで、Extrasに表示させることもできます。この場合は、そのアイコンをタップするだけで、同じ事が実行できるわけです。
但し、今までのように、NewtCaseオリジナルのフォルダーが持てなくなりました。
従って、圧縮したpkg.をそれぞれの項目別に分けるには、標準のフォルダーを使わなくてはなりません。これは一寸不便だと思います。
こんな感じですがいかがでしょうか。興味の有る方は、直接、ICSまでお尋ね下さい。NewtCaseはコマーシャル・ウェアですから。
さて、次は、MacWorld EXPO Tokyo '96も間近と言うことで、石田 徹 さんの手になる、海浜幕張駅時刻表95/12/1改正 NP
です。このPkg.、元々は、Wabumiでお馴染みの河口さんが作られたPict2Pkgを利用して作られた、JR海浜幕張駅の時刻表でした。ただ、私のNMP120では表示に不具合があったことから、作者の石田さんにお願いして、NewtonPressのベータ版で再度、作り直して頂いたものです。
このpkg.、誰もが思いつきそうで、つかない、アイデア賞もののpkg.ですね。私もEXPOの折りには、愛用させて貰おうと思います。
このPkg.は現在、このホームページでしか手に入りません。
さて、EXPOがらみでもう一本、秋葉マップのNewton版でお馴染みの、関根 辰夫さん製作の
ExpoMap for Newton
です。海外のEXPOなどで良くある、会場の地図が出てくるあれです。秋葉マップと同じく、全体図、詳細図、リストなど、上手くリンクして作られていますので、これさえ有れば、Newton片手に会場内をクルーズできます。