Pkg.Express

このコーナーでは、Newton関連の面白そうなアプレット、ソフトを私の独断と偏見で御紹介していきたいと思っています。定番のクラッシックな物から、最新のOS 2.0対応物まで、さぁ、何が飛び出すか。 ;-)



powerPenが自身のWeb siteでBackdrop用アプレットの作成配布を始めました。その名も、powerBackです。このアプレットは、web上でFORM, CGIの機能を利用して、その場で作成、ダウンロードが出来るという画期的な物です。今回はこのpowerBackを実際のフォームも掲載して御紹介します。

SASがNewton用PIMソフトの定番、WUWを改良して、新しいPIMソフトを開発しています。それが、DateManです。現在、最終のベータ版が一部のテスターに提供されており、間もなく、OS 1.x、OS 2.0版共に正式版がアップされそうです。

今回のPkg.Expressでは作者のBen Gottlieb氏の協力もあり、キャプチャー画像を含めて、別ページで御紹介させていただきたいと思います。



さて、一発目は、Newton関連のEzine(電子マガジンのことです。)の老舗、 Gecko の一月号です。Newton関連のEzineとしては、NewtNewsが有名ですが、此方も大変充実した内容で、また、見た目もグラフィカルで美しく、お勧めです。残念ながら、内容は全て英語ですが(当たり前か :-P)、色々なPkg.のプレビュー等も有り、きっと、役に立つでしょう。因みに、一月号では、Wabumiでお馴染みの、河口さんが作られた、Pict2Pkg.もレビューされています。
そうそう、これは余り知られていないかも知れませんが、この雑誌のチーフ・エディターである、Gerald Fox氏は、松山在住です。
この雑誌、日本では、Nifty ServeのSMACLIFEのライブラリ10の360番(このフォーラムでは、登録後、一ヶ月経つと違うライブラリに登録されますのでお気をつけ下さい。)を始め、
eworld,Newton,New Files
AOL,Keyword Newton, New Files and Free Uploading
Compuserve,Go Newton,Librarys,Misc (file 10)
AMUG (Arizona Mac Users Group) ftp.amug.org/pub/newton/news/Gecko/
等で、入手が可能です。

続いて、ご紹介するのは、日本が世界に誇るPkg.、GNUEこと、温井 真氏の手による、 Newt on. 1.3 です。このPkg.をインストールすると、あなたのNotePad上で、イモリが歩き回ります。ただそれだけのソフトなんですが、こういうセンスって、最高だと思いません?
実用的なソフトっていっぱい有りますけど、センスのいいソフトって少ないですよね。僕は、こういうソフトこそ、センスの良いソフトだと思います。 ;-)
このPkg.は
Nifty Serve内FMACPROのLIB 13、Newtonライブラリの73番に登録されています。

さて、今月、最後にご紹介するのは、手前味噌で恐縮ですが私のプロデュースした、 eWorld Access for JPN. 2.0 です。仕事柄、一年の半分は、出張、と言う生活をしておりまして、何処に行っても、その土地のNewtonMailのアクセスポイントが一発でわかる、そんなソフトをと言うことで作ってみました。
このPkg.も Nifty ServeのSMACLIFEのライブラリ10で手に入ります。番号は、365番です。



さて、今回は、私のOS 2.0 Get!記念と言うことで、OS 2.0向けのPkg. 、そして、MacWorld EXPO Tokyo '96も間近、ということで、EXPOに行くときに、有ると便利なpkg.を御紹介したいと思います。;p
今回の一つ目は、 NewtCase 3.0 です。Pkg.アーカイブソフト(普段使わないものを圧縮してくれるソフトです。Newtonでは、Pkg.をインストールするだけで、ヒープ(=メモリ)を使用しますので、当然、数多くのソフトをインストールすると、動作速度の低下などを引き起こします。これを解消するためにこの様なソフトがあるのです。同種のものに、NewtTools、Scroll EX等があります。)としては、既に定番の、NewtCaseもOS 2.0に対応して、バージョンアップしました。
今回のバージョンでも、豊富な添付ソフト群のお陰で、総合ユーティリティー集と言っても差し支えない内容となっています。以下、簡単に、添付されているソフトウェアを御紹介しましょう。

Gesture Launch
タップ、スクラブ、線を引く、等、簡単な動作で、アプリケーションの起動や、様々な、動作をさせるためのユーティリティーです。Gesture Scriptと組み合わせて使うことによって、更に多種多様な動作を実現できます。

Gesture Script
Gesture Launchと組み合わせて使う、スクリプト・エディタです。最初から、幾つかのスクリプトが組まれていますが、それらを編集したり、新規にスクリプトを作成したり出来、Gesture Launchで実行させることが出来ます。有る程度、Newton Scriptが分かる方なら、定型的な作業を登録させることにより、Gesture Launchの機能を余すところ無く使いこなすことが出来るでしょう。私?私は、その手のものは、さっぱりです。:P

QuickPicker
ラウンチャーです。比奴のアイデア賞なところは、Extrasのまさにその文字の部分をタップすることにより、現れる点でしょう。UniFEPをお使いの方は、フォルダー毎に切り替えの出来る、アクセッサーと言えばお分かりになるでしょうか。NewtCase2.xまでは、NewtCase自体が、アプリケーション用のフォルダーを持っていた為、このQuickPickerからそのフォルダーにアクセス出来ましたが、OS 2.0では、元々、pkg.をフォルダー分け出来ますので、もっと汎用のラウンチャーといった趣です。

NewtInfo
あなたのNewtonに関する様々な情報を教えてくれるpkg.です。幾つかの項目を選択して実行すると、自動的に選択した項目に関するレポートを作成してくれます。
但し、一つ注意を。あまりにも多くの項目を選択すると、それなりに時間も掛かりますし、ヒープも結構喰います。

SleepAid
スリープに関する設定を追加してくれるものです。AC使用時と、バッテリー使用時でスリープするまでの時間を変えたり、バッテリーの持ち時間を教えてくれたりします。

SoupKitchen
様々なSoup(=データのことです)を編集したりするためのpkg.です。これを使うと、スープを直接覗いたり、改変したり、色々なことが出来ます。但し、これも、初心者の方はお気をつけ下さい。誤って必要なスープを消してしまうと、ソフトが起動できなくなったり、場合によっては、Newton自体が正常に動作しなくなってしまいますから。

Desktop
そのものズバリ、Macのデスクトップ・パターンを想像してみて下さい。勿論テクスチャーもいっぱいありまして、自分の好きなパターンに変えられます。これは、ICSいわく、標準のNotesをバックグラウンドにするより、これをバックグラウンドにしておいた方が、Heapの使用量が少ないと言うことで、普段は、こちらをバックドロップに指定した方が良いという事なのですが、真意の程は定かではありません。また、このpkg.をインストールすると、それだけで、ローテート(=横表示)させるためのボタンが現れます。このボタンは、何処かで、作らないかなと思っていたものだったので、愛用しています。

NewtCase Package Manager & NewtCase Extensions Manager
さて、肝心の本体ですが、此方は、NewtCase Package ManagerとNewtCase ExtensionsManagerの二つに別れています。今までのNewtCaseに相当するのがPkg. Managerの方。2.xからの最大の改善点は、圧縮して有るPkg.のバックアップが取れるようになったという事でしょうか。因みに、バックアップするかどうかの選択は、アプレットを選択し、メニューからGet Info(Macの”情報を見る”みたいな機能です)して、そこに出てくる項目をチェックするかどうかで決められます。また、圧縮、解凍に関しては、Extrasでアイコンを選択した状態で、メニューから、Freezeを選ぶことで、即実行できます。圧縮されたpkg.は、グレー表示で表されます。
もう一つのExtensions Managerの方はまさにMacのそれと同じで、起動セットを作ることが出来るわけです。例えば、pkg.のテスト用に、標準の機能とテストしたいpkg.、NTKというセットを作り、それを実行すれば、他のpkg.は自動的に圧縮される、と言った具合です。因みに、作ったセットは、アイコンで、Extrasに表示させることもできます。この場合は、そのアイコンをタップするだけで、同じ事が実行できるわけです。
但し、今までのように、NewtCaseオリジナルのフォルダーが持てなくなりました。 従って、圧縮したpkg.をそれぞれの項目別に分けるには、標準のフォルダーを使わなくてはなりません。これは一寸不便だと思います。
こんな感じですがいかがでしょうか。興味の有る方は、直接、ICSまでお尋ね下さい。NewtCaseはコマーシャル・ウェアですから。

さて、次は、MacWorld EXPO Tokyo '96も間近と言うことで、石田 徹 さんの手になる、海浜幕張駅時刻表95/12/1改正 NP です。このPkg.、元々は、Wabumiでお馴染みの河口さんが作られたPict2Pkgを利用して作られた、JR海浜幕張駅の時刻表でした。ただ、私のNMP120では表示に不具合があったことから、作者の石田さんにお願いして、NewtonPressのベータ版で再度、作り直して頂いたものです。
このpkg.、誰もが思いつきそうで、つかない、アイデア賞もののpkg.ですね。私もEXPOの折りには、愛用させて貰おうと思います。
このPkg.は現在、このホームページでしか手に入りません。

さて、EXPOがらみでもう一本、秋葉マップのNewton版でお馴染みの、関根 辰夫さん製作の ExpoMap for Newton です。海外のEXPOなどで良くある、会場の地図が出てくるあれです。秋葉マップと同じく、全体図、詳細図、リストなど、上手くリンクして作られていますので、これさえ有れば、Newton片手に会場内をクルーズできます。


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