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クラウン部分が低く、パビリオン部分が深い、いわゆるシャローディープなプロポーションが一般的。

サファイアと合成サファイアのダブレット
(sapphire / synthetic sapphire doublet)

クラウン部分に天然グリーンサファイア、パビリオン部分にベルヌイ法による合成ブルーサファイアを用いた張り合わせ石。
クラウン部分から観察される天然固有の特徴で、観察者を欺くことを狙っている。
  • 鑑別法
    裸石の場合、側面から観察すれば、張り合わせている様子が肉眼でも観察できる。
    石留めされている場合は、拡大検査。接合面の気泡、クラウン中の天然インクルージョン+パビリオン中の湾曲した色帯、気泡などはこの張り合わせ石を示す。
→気泡
→サファイア
→張り合わせ石


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