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 | セレスタイト(天青石・てんせいせき)(celestite)
 
							結晶系:斜方晶系
							組 成:SrSO4
							屈折率:1.622-1.631
							モース硬度:3.5
							劈開性:あり
 純粋なセレスタイトはSrO 56.4% : SO3 43.6%
 
							SrはBaと置換し得、BaSO4であるバライトとの間に固溶体(複数の物質が均一に混じりあっている物質)を作る。
							 
							不透明石はしばしば彫刻材に用いられる。透明石は美しい色ではあるが耐久性が低く、宝飾品には向かない。
						 
							ラテン語[caelestis]。「天国のような」の意。セレスタイトの淡く美しい青色が、空や天国にもし色があるならばこんな色かという連想を誘ったのだろう。英語の、つまり直接の語源となったのはcelestial。以下この石のイメージを膨らませるので、抜粋を記す(研究社NEW COLLEGIATE ENGLISH-JAPANESE DICTIONARY)。
 空(天)の,天体の,天国のような,こよなく美しい などの意があり、CELESTIAL BEAUTYで「絶妙の美」、CELESTIAL BEINGでは「天人」。
 
							青色以外にも無色、茶、緑、赤もある。
							 
							→劈開性
						 
							
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