福本修の宝石・鉱物小事典ホームへ

  

フェースアップから観察したオパールダブレット

写真上を側面から見たところ。オパールの層は薄い(この石の場合は約0.5mm)。基部は母岩。

オパール ダブレット
(opal doublet)

オパールの薄片に他の物質を張った、張り合わせ石(アセンブルド ストーン)。
 
人を欺こうという目的で作られたものではなく、「オパールは高価なのでちょっと手が届かないけれど、その美しさを廉価に楽しみたい」というニーズ、そして「そのままでは耐久性の問題から販売できない薄いオパールを無駄にせず販売したい」という供給者のニーズを満たすべく考案されたもの。石が裸石ならば、側面からみれば張り合わせてある様子が明らかに分かる(写真下:不鮮明で恐縮です)。
 
基部には母岩、ブラックカルセドニーなど、様々な物質が用いられる。
  • 鑑別上注意を要する宝石材:ボルダーオパール
 
→オパール
→張り合わせ石


(C)Copyright 1999 by Osamu FUKUMOTO. All Rights Reserved.


戻る  戻る