2枚の写真は同一のクリスタル・オパールを写したもの。写真下は、写真上を長さ方向、つまり写真で云えば右左の方向から写したもの。非常に極端なハイ・カボションであることが分かる。

カボションカット石の買い方

カボションカット石を購入する場合、いくつか留意する点がある。コンテンツは追々追加して行きたいが、まずハイ・カボションに対する注意点を記す。
 
購入前には、側面からも忘れず確認したい。ドームが余りに山高(ハイ・カボション)だと、次の2つの点から宜しくない。
 
  1. 石留めがし難い
     
    飾っておくだけの場合は関係ないが、ジュエリーに加工しようとする場合、山が高すぎると石留めがやり難い。またあまりに高すぎると既製の枠は使えず、手作りをする必要がある。この場合、相応のコストがかかる。
     
  2. ガイ(1カラットあたりの価格)で取引する場合、割高になりがち
     
    山が高くても、真上から(フェースアップ)見た大きさは変わらない。石目(重量)だけが増加している。

    またルビーやサファイアと云った高価な宝石の場合、多少は有れ、歩留まりを良くする為、底部が盛り上がっている事が一般的だが、同じ理由により望ましくない。底が完全に平らなルビーやサファイアのカボションカット石はまず無かろうが、極端に盛り上がっている場合は避けたほうが無難だろう。


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