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ダイアモンド ペーパー diamond paper
パーセル ペーパー parcel paper
ストーン ペーパー stone paper
 

宝石を包むタトー紙でパーセル ペーパーの他、ダイヤモンド ペーパーやストーン ペーパー、あるいは日本ではタトーとも呼ぶ。

単にパーセルといった場合には宝石の単位として用いることがある。

大きさは5X10cm弱程度が一般的。縦方向に観音折り、横方向に折りたたんで使用する。

宝石が入ったパーセルを取り扱う際にはちょっとしたコツがいる。開ける際には宝石がどこにあるかをパーセルを保持する方の手の親指で紙越しに確認することと、ペーパーを全て開けきらずに宝石を出すことだ。

例えば左手でパーセルを保持する場合には、次のようにする。まず左手の人差指及び中指と親指の間でパーセルを軽く保持し、左手の親指の腹で石の位置を確認する。次に横方向の折り目を開く。石の位置の確認はこの段階で実施しても良い。次いで右側の観音扉に相当する部分を開く。紙の展開は以上。左側の観音扉と横方向の返し折りは閉じたまま、右手の人差し指の先を上から用紙の間に差し込んで隙間を作り、石を滑らせて出す。こう記すと面倒なようだが、慣れればパーセルをつかんでから石を出すまでには2秒も掛からない。価格交渉が必要な現場でまごまごとパーセルを扱うようだと足下を見られるから注意したい。

ダイアモンドのパーセルでは用紙は一般に2重。外側はパーセル ペーパーで、内側はフルートと呼ぶ別のパラフィン紙(グラシン紙)。

パーセル ペーパーは通常白色不透明だが、フルートの色はライト ブルーが一般的ながら各色あり、中に入れたダイアモンドの特徴に合わせて、色目等を良く見せるための工夫を凝らす。


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