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![]() 撮影協力:ブリンクハウス・ジュエラー(カナダ、バンクーバー市。 Copyrights by FUKUMOTO LOGISTIC SYSTEMS, INC. |
エカティ ダイアモンド鉱山(−−こうざん)
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![]() エカティ鉱山は、オーロラ観光で名高いイエローナイフの北東約300km、グラス湖(最上段に地図)(ラック・デ・グラス。仏語でラックは湖、グラスは脂肪を指し、先住民が「エカティ」と呼ぶこの湖の仏語による直訳。「エカティ」とはデネ語で「脂肪の湖」の意。湖周辺から多く見られる花崗岩が、カリブーの脂肪を連想させること からの命名という)に近い。 2002/04/16現在稼働中のパイプは二本。一本は最初に稼働を始めた「パンダ」、他方は昨年末より稼働を始めた「ミザリー」。ミザリー[Misery]は「不幸」の意があり少々不適当な名称とも思えるが、[Misery pipe]とするとラッパを意味するので、それが語源と思える。現在の計画では、他に「コアラ」、「フォックス」、「セーブル(クロテン)」と名付けられた3本のパイプで採掘が予定されている。全てオープンピット(露天掘り)で採鉱されるが、単位鉱石当たりの価値が高い「パンダ」及び「コアラ」はオープンピット後には地下採鉱を行う計画だ。 ミザリーからはいくつかのファンシーイエローの原石(19ctsの結晶を含む)も発見されている。また同パイプの単位鉱石当たりのダイアモンド含有率はパンダ、コアラより高いものの、価格ベースでは両パイプに劣る。 それ以外にも現在5本のパイプでサンプリングが実施され、採算性の調査が進行中であるのに加え、他にも有望と見られるパイプが発見されている。 鉱山寿命は当初17年と予測されたが、上記のように継続的に進む新たなパイプの稼働が見込まれる為、現在では20−25年以上とされる。 パンダより採掘された総量は、2001年1月時点で350万キャラットを越え、平均約170ドル/ctで販売された。 採掘された原石の35%は契約に基づきデ・ビアスに売却され、また10%は同準州内のカッター用に確保されている。それ以外はアントワープにあるBHPビリトンのオフィスで約1,000種に分類された上で販売される。
>> ダイアモンド ジュエリー ニュース(姉妹サイト、ジェムランド提供)に関連記事多数有ります。 Last modified on 2004/08/02 |
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