「バッテリー」
監督:滝田洋二郎
出演:林遣都/山田健太/鎗田晟裕/蓮佛美沙子/天海祐希/岸谷五郎/菅原文太

巧と豪のバッテリーも良かったけど、巧と青波の兄弟も良かった。
終盤の病院のベッドに寝ている青波の手に巧がボールを握らせるシーンでウルウルしました。
巧の投球から原田家のみんなを描いたラストも爽やかでした。
エンディングテーマが終わるまで余韻に浸って心地良かった。
おじいさんの菅原文太、おとうさんの岸谷五朗もいい味出してました(^-^)
今度、あさのあつこの原作読んでみようかな。


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「デジャヴ」
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン/ポーラ・パットン/ジム・カヴィーゼル/ヴァル・キルマー

デジャヴ(既視感)を題材にしたミステリーと言うことで、心理サスペンス物だと思って観ていたら、全く違っていて予想外の展開でした。
メカとか理屈を考えると突っ込みどころ満載ですが、話としては次はどうなるのかぐいぐい引き込まれます。
生前のクレアの画像をかなり映していたことも感情移入出来た一因かもしれません。
予測不能の展開でしたが、ラストも意表を突かれました。
好みは有るかもしれませんが、個人的にはこのラストは大ヒットでした!(^-^)
このラストや、数々の伏線を確かめるために、もう1回劇場に行くか、DVD購入が決定です。

ポーラ・パットン、初めて観ましたがラストの笑顔良かった。
デンゼル・ワシントンも少しふっくらしましたが、それ以上にヴァル・キルマーが巨大化して貫禄タップリ(^^;
「トップガン」でのアイスの削ぐような厳しさが懐かしい。


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「今宵、フィッツジェラルド劇場で」
監督:ロバート・アルトマン
出演:メリル・ストリープ/リリー・トムリン/ケビン・クライン/トミー・リー・ジョーンズ/リンジー・ローハン

フィッツジェラルドシアターで行われるWLT局の公開ラジオ番組の最後のライブショーの夜。
オープニングはケビン・クライン演ずる保安係ノワールのハードボイルドタッチでスタートし、ここだけ観ると探偵映画と思うぐらい渋いです。
しかしライブショーが始まると一転、出演者、スタッフ達による音楽、会話で楽しませてくれます。
白いコートの天使の存在が少し違和感有りましたが、次から次へと出て来るライブショーのパフォーマンスで気にならなくなります。
人間効果音の人、中盤で大活躍(^^)、更に終盤でダスティ&レフティの下品ネタソングの所でもナイスアシストでした(^^)
「ドリームガールズ」に続いて観ていて楽しい音楽映画でした。
ケビン・クラインは相変わらず巧い役者でした。


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「叫(さけび)」
監督:黒沢清
出演:役所広司/小西真奈美/葉月里緒菜/伊原剛志/オダギリジョー

役所広司扮する刑事吉岡と赤い服の女の繋がりが薄くて、赤い服の女が絡んで来る理由が弱い。
吉岡の過去にまつわるラストの展開も、とある映画っぽくて驚き無し。
随所に出て来る鏡のシーンは怖かったのに最後で息切れでした。
葉月里緒奈の赤い服の女は気味悪かった(^^;)


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「ドリームガールズ」
監督:ビル・コンドン
出演:ジェイミー・フォックス/ビヨンセ・ノウルズ/エディ・マーフィ/ジェニファー・ハドソン/ダニー・グローバー

基本的にミュージカルは苦手で感情移入しづらいジャンルなんですが、この「ドリームガールズ」は拒絶反応無く観れました。
華やかなステージシーンの連続で楽しませてくれました。
特に終盤のエフィとそれに続くドリームズの「ワンナイト・オンリー」は私的には大ヒットでした!
思わずサントラを衝動買いしそうです。(^^)
エフィ役のジェニファー・ハドソンは、ビヨンセの影を薄くする存在感でした。


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「ディパーテッド」
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ/マット・デイモン/ジャック・ニコルソン/マーク・ウォールバーグ/マーチン・シーン

香港映画「インファナル・アフェア」をマーチン・スコセッシ監督がリメイク。
オリジナルは観ていないので、ストーリーはかなり面白かった。
特に随所に登場する携帯電話を使ったスリリングな展開は、携帯電話が出て来る度にこちらまで身構えました。
久々のジャック・ニコルソンの怖い目付きにはビビリましたが、強烈だったのはマーク・ウォールバーグ扮するディグナム。
主演映画でも地味なウォールバーグが、今回は助演ながら主役の二人を食ってました(^^)
唯一の女優のベラ・ファーミガはちょっと地味だったかな。


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「どろろ」
監督:塩田明彦
出演:妻夫木聡/柴咲コウ/中井貴一/原田美枝子/原田芳雄/瑛太

妻夫木聡の百鬼丸はどうにも爽やか過ぎて、百鬼丸のダークで醒めた雰囲気が無かったのが残念。
それにニュージーランドロケのせいなのかもしれませんが、後半特に場面が明るくて魔物退治の怖さ不気味さが無い。
極め付けはCGで造られた魔物が着ぐるみに見えて全然怖くない(^^;
そんな悪条件の中、中井貴一扮する醍醐が殺陣を含めて迫力が有り抜群の存在感だったのが救いでした。
柴咲コウもまさに「汚れ」役のどろろを体当りで頑張ってました。
48体の魔物退治は今回半分の24体に止め、2作目を視野に入れて作ったようですが、これだけヒットしてれば2作目もすぐに作られるんだろうなあ。


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「悪夢探偵」
監督:塚本晋也
出演:松田龍平/hitomi/安藤政信/大杉漣/原田芳雄

他人の夢の中に入る「悪夢探偵」影沼。
まるで夢枕獏の「サイコダイバー・シリーズ」のような設定にニンマリ(^^)
更に携帯で相手にタッチして相手の夢に入り込み自殺に追込む塚本晋也扮する犯人も登場。
生理的に不快な映像と音のオンパレードで前半怖かった。
と、思ったら終盤の夢の中で執拗に追い掛けて来る怖いものから逃れるために入ったゴミ焼却炉でのシーンが正に夢の中の袋小路でもっと怖かった(^^;
スプラッタな展開にどうなることかと思ってましたが、最後は意外に爽やかで救われました。
久々に観たhitomiが綺麗でした。
そして何気に「時効警察」の、ふせえりも出てました(^^)


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「ラッキーナンバー7」
監督:ポール・マクギガン
出演:ジョシュ・ハートネット/ブルース・ウィリス/ルーシー・リュー/モーガン・フリーマン/ベン・キングスレー

ブルース・ウィリスが語るマックスとヘンリー親子のシークエンスは面白かったのですが、その後の序盤で大体のオチが分かってしまうのが残念。
テンポ良く話が展開するのは良かったのですが、ちょっと軽過ぎてハラハラドキドキしないのも痛い。
ラストのルーシー・リューのオチも二番煎じで驚くよりは、やっぱり!と言う感じでした。
ブルース・ウィリス扮する殺し屋も迫力不足で、もっと暴れて欲しかった。
救いはルーシー・リューが想いの外可愛かったことかなあ。
豪華キャストに期待し過ぎてしまいました。


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「武士の一分」
監督:山田洋次
出演:木村拓哉/檀れい/坂東三津五郎/桃井かおり/笹野高史/緒形拳

毒見役三村の木村拓哉、失明した三村を支える妻加世役の檀れい、二人を見守る徳平役の笹野高史の三人が巧くて、最初から話にすんなり入り込め感情移入出来ました。
緊張感溢れる番頭島田との果たし合いの後、離縁した加世が賄い女として家に戻って来るラスト。
料理の味だけで妻が戻って来てくれたことを三村が気付く所で目が堪らずウルウル。
結末は分かっていても鳥肌ものでした。
檀れいは初めて観たのですが着物、日本髪が良く似合っていてきれいだった。(^^)
木村拓哉と笹野高史の軽妙なやり取りも笑いを誘い良い味を出してました。
美しい映像、尺八を用いた冨田勲の音楽を含め観ていて癒される映画でした。

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「007/カジノ・ロワイヤル」
監督:マーティン・キャンベル
出演:ダニエル・クレイグ/エヴァ・グリーン/マッツ・ミケルセン/ジャンカルロ・ジャンニーニ/ジェフリー・ライト

ダニエル・クレイグが6代目ジェームズ・ボンドとなった007シリーズの第21作目。
ロジャー・ムーア以降の007シリーズの荒唐無稽さと異なりシリアスタッチでハラハラ度は文句無しでした。
英国情報部体力採用と言った感じで全然スマートじゃない今回のボンドですが、ダブル・オー昇格前後の物語りと言うことで大目に見てもダニエル・クレイグは中々良かった。
ラストの黒幕狙撃後の「ボンド、ジェイムズ・ボンド」良かった。
タイトル前の派手なアクションを期待していたら肩透かしを食らいました。
しかし、オープニング・タイトル、カッコ良かったです。
その後のマダガスカルの建設現場でのアップダウンを激しいアクションでやられました。
これをメインに持って来ても良かったかも?
山場のカジノでのポーカー対決シーンも最初ルールが理解出来なかったですが、ルールが理解出来たらもっとハラハラしてたかと思います。
何度もポーカーシーンがあり途中から理解出来ましたが、それまでは映画「シンシナティ・キッド」のスタッド・ポーカーだと思ってました。
ポーカー対決までは抜群の面白さでしたが、その後は残念ながら少し息切れでした。
ジャンカルロ・ジャンニーニ扮するマティスの扱いが中途半端で結局どっち側だったん?と思うだけで全然ハラハラせず。
強敵と思っていたマッツ・ミケルセンは終盤あっさり殺され、最後に倒されるラスボスも最初と最後に現れて全然存在感無いし。
とは言え007シリーズ中ではトップを争う面白い作品で次回作にも期待出来そうでした。

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