「シルバー假面」
監督:実相寺昭雄/北浦嗣巳/服部光則
出演:ニーナ/渡辺大/水橋研二/石橋蓮司/嶋田久作/ひし美ゆり子

大正時代の東京を舞台に銀色の超人シルバー假面がカリガリ博士と対決。
シルバー假面の造型も良かったですが、ザビーネがドイツ語のセリフで変身するシーンがカッコ良くて個人的に大ヒットでした。

第壱話:「はなやしき」(実相寺昭雄監督)
第弐話:「於母影」(北浦嗣巳監督)
第参話:「鋼鉄のマリア」(服部光則監督)
の三話構成で、3人の監督の個性が出てました。

実相寺昭雄監督の怪しさ満点の「はなやしき」も良かったですが、回想のドイツを舞台とした「於母影」もノスタルジックな雰囲気が観ていて心地良かった。
最後の「鋼鉄のマリア」は最強の敵ロボット・マリアとの完全決着を着けてほしかった。
シルバー假面と怪人の対決も、ド派手なアクションは有りませんが、怪人と対峙する時のシルバー假面の立ち位置が良かった。
役者ではカリガリ博士役を怪演していた石橋蓮司が良い味出してましたが、ニーナも可愛かった(^^)
カリガリ博士はまだ死んでいないので、今後シリーズ化されるのかな?


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「ファースト・ディセント」
監督:ケンプ・カーリー/ケヴィン・ハリソン
出演:ショーン・ホワイト/ハンナ・テーター/ニック・ぺラタ/ショーン・ファーマー/テリエ・ハーコンセン

スノーボード界を代表する天才5人がファースト・ディセント(誰も滑ったことのない斜面)に挑むドキュメンタリー。
映画はファースト・ディセントに挑む5人の姿を追うだけでなく、スノーボードの歴史を追って行きます。
もう、滑っていると言うよりは、ほとんど落ちてます(^^;
高所恐怖症の私としては、とてもじゃないけどこんな所滑れません!
でも、観ていて本当に心地よかった(^^)
日本の方が米国よりスノーボード熱が高いのがちょっと意外。
日本の方が商業ベースに乗り易いのかな?

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「硫黄島からの手紙」
監督:クリント・イーストウッド
出演:渡辺謙/二宮和也/伊原剛志/中村獅童/裕木奈江

「父親たちの星条旗」に続きクリント・イーストウッドが日本側から描いた硫黄島2部作。
硫黄島からの届かなかった手紙を基にした物語ですが、最も心に残ったのは捕虜となった米兵サムへの母親からの手紙でした。
伊原剛志演ずる西中佐がサムの母親からの手紙を読むシーンではかなりウルウルしてしまいました。
手榴弾での悲惨な自決シーンと共に、こんな戦争はやってはいけないと思わせるシーンでした。
戦闘シーンは思ったより少なかったですが、初めての米軍の空爆シーンがかなりの迫力で、こんな攻撃されたら日本軍は一溜りも無いと思わせる程でした。
役者では自決せず最後まで戦い抜く栗林中将役の渡辺謙も良かったけど、実質的な主役の二宮和也もアップにした時の表情をはじめ存在感ありました。
伊原剛志は今回は儲け役でした。

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「地下鉄(メトロ)に乗って」
監督:篠原哲雄
出演:堤真一/岡本綾/常盤貴子/大沢たかお/吉行和子

浅田次郎の吉川栄治文学新人賞受賞作の映画化。
タイム・スリップものなのですが、タイムマシンの役割をするのが地下鉄および地下通路になのですが、これが全然違和感無く入り込めました。
地上と地下の異空間を繋ぐのが地下鉄だし、良いアイデアだったと思います。
自分の父親の若い時代にタイム・スリップし今まで知らなかった父親の姿を知ると言うノスタルジーな物語、加えて、主人公の愛人みち子が絡んでちょっとサスペンスフルな展開になるところも良かった。
終盤のバー「アムール」での全ての話が繋がり、そして大沢たかおの熱演にもう涙でした。
更にその後の意表を突く展開には驚きました。
そして現在に戻って、いるべき大切な人がいない喪失感。
どんな終り方をするのか気になりましたが、お墓参りのシーンの何とも言えない心地良い終り方でした。
岡本綾、可愛かった(^^)


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「デスノート the Last Name」
監督:金子修介
出演:藤原竜也/松山ケンイチ/鹿賀丈史/戸田恵梨香/片瀬那奈

名前が書かれた人間が死に至る「デスノート」の映画化第2作にして完結編。
私は原作を読んでいないのですが、映画は原作と異なるエンディングだそうです。
第1作程のインパクトは有りませんでしたが、今作も予想を覆す展開が楽しめました。
自分的には、原作のエンディングが気になりますが、この映画のエンディングは中々良かった。
やっぱりラストネームはあの人でしたね。
前作では抜群の存在感のLが今回は影が薄かったのが残念ですが、最後の最後に頑張りました。
鹿賀丈史の敬礼の後の静かな死が印象に残ります。
予想を覆す展開の連続ですが、後半は少しダレてしまったのは残念。
やはり前提となるデス・ノートのルールの説明はもっと早い段階であったら良かった。
役者では藤原竜也と松山ケンイチの存在感が有りましたが、鹿賀丈史も正義に生きる父親を渋く演じてました。
戸田恵梨香は可愛くてOKでしたが、前作の香椎由宇と比べ女優陣が弱かったのが残念。
カメオ出演の前田愛を久々に観た時は驚きました(^^;


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「虹の女神/Rainbow Song」
監督:熊澤尚人
出演:市原隼人/上野樹里/蒼井優/佐々木蔵之介/酒井若菜

「フラ・ガール」でお気に入りになった蒼井優が出ているということで観たのですが、今回は主役の二人、市原隼人と上野樹里が上手かった。
出会いから、正直な想いを相手に伝えられない二人の姿を含めて学生時代のシーン良かった。
智也とあおいの二人が、可笑しいんだけど自然体で、観てるこちらも話にすんなり入れ込めました。
ただ、あおいの想いを知った時には既にあおいはいない、と言う智也の喪失感がもう少し伝わって来なかったのは残念でした。
あおいの監督作「The End of the World」が最後に観れたのもうれしかった(^^)
本作と同様、やはりあおい扮するヒロインだけが死んで智也扮する相手役は一人残されるんですね。

上野樹里は「サマータイムマシン・ブルース」も良かったけど今回のあおい役も良かった。


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「父親たちの星条旗」
監督:クリント・イーストウッド
出演:ライアン・フィリップ/ジェシー・ブラッドフォード/アダム・ビーチ/ポール・ウォーカー/バリー・ペッパー

第2次大戦のノルマンディ上陸作戦を描いた「プライベート・ライアン」の太平洋版のような出だしでした。
「プライベート・ライアン」は序盤の上陸作戦でのエグいシーンでハンマーで殴られたような衝撃でしたが、「父親たちの星条旗」はそう言うエグい場面は余り出て来なかった。
でも、平和な世の中と全然違う「戦場」と言う悲惨な空間が垣間見れました。

物語はこの硫黄島への上陸作戦と、星条旗を掲げる写真に写った6人の内の生き残った3人のその後を描いています。
3人が米国へ帰国後、国債販売活動の客寄せパンダとして英雄に祭り上げられて行く姿と、硫黄島の擂鉢山で星条旗がどの様に掲揚されたのか。
この二つを交互に描き、観る側としてはどうなって行くのか最後まで2時間強の上映時間を感じること無く観れました。
重い映画ですが、最後の水遊びのシーンに救われます。

終盤近く、英雄として祭り上げられ、本当の自分とのギャップに苦しみ、それを吐露するアダム・ビーチ扮するアイラの姿に涙。
それと「プライベート・ライアン」では渋い狙撃兵を演じたバリー・ペッパーが、これまた渋い軍曹で良い味出してました。
2部作のもう一つ「硫黄島からの手紙」が楽しみです。


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「ブラック・ダリア」
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ジョシュ・ハートネット/アーロン・エッカート/スカーレット・ヨハンソン/ヒラリー・スワンク

ジェイムズ・エルロイの暗黒のLA四部作の第1作「ブラック・ダリア」をブライアン・デ・パルマが映画化。
傑作「L.A.コンフィデンシャル」までは無理としても、監督がブライアン・デ・パルマと言うことで結構期待してました。
結果的には「L.A.コンフィデンシャル」には及ばなかったものの、そこそこの作品にはなってました。
途中で読むのを挫折しそうになった、あの原作をよくまとめてたとは思います。
しかし、デ・パルマならではのトリッキーな映像をもっと観たかった。
アーロン・エッカート扮するリーが襲われるシーン等、もう少し捻られてたと思います。
主人公二人のジョシュ・ハートネット、アーロン・エッカートの二人が線が細過ぎたかなあ。
スカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンクも以前の「ロスト・イン・トランスレーション」「ミリオンダラー・ベイビー」程の魅力が出せなかったのは残念。


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「16ブロック」
監督:リチャード・ドナー
出演:ブルース・ウィリス/モス・デフ/デイビッド・モース

「ダイ・ハード」のブルース・ウィリスと「リーサル・ウェポン」のリチャード・ドナーが組んだ刑事アクションと言うことで派手なドンパチを期待したら肩透かしを食らいました。
序盤の最初の襲撃はそこそこでしたが、後はアクション抑え気味な展開になってしまいました。
アクションを抑えるならば、サスペンスで引っ張れば良かったんですが、早々に黒幕が分かってしまいます。
とは言え、二人が隠れているアパートの部屋への警察の突入、等所々でサスペンスフルなシーンあり。
また、ブルース・ウィリスの刑事とモス・デフの参考人に友情が芽生えて行く展開は分かっていても、中々良かったです。
参考人役のモス・デフが良い味出してました。
ラストのモス・デフからのプレゼントも良かった(^^)
証言台に立つ参考人を一人の落ちこぼれ刑事が護送し孤軍奮闘すると言うストーリーはクリント・イーストウッドの「ガントレット」に似てるなあ。


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「フラガール」
監督:李相日
出演:松雪泰子/豊川悦司/蒼井優/山崎静代/高橋克実/徳永えり/岸部一徳

炭鉱閉山の続く、いわき市にレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」がオープンするまでの誕生秘話。
序盤は笑わされますが、中盤以降映画観てて何度ウルウルしたことか。
エンドクレジットが出た時には場内から拍手まで起こってました。
映画が始まってしばらくはちょっとノリ切れませんでしたが、松雪泰子演ずるまどか先生のフラのシーンが最高でした。
このシーンでダンサー1期生の蒼井優たちがフラに引きつけられると同時に観てる自分もこの映画に入り込めた気がします。
役者は松雪泰子、豊川悦司、岸部一徳などみな良かったですが、特に蒼井優は上手いです。
まどか先生のフラに魅入るシーン、家出して練習場に行き練習するシーンが心に残ります。
それと蒼井優をフラダンサーに誘う親友早苗役の徳永えり、可愛かった(^^)


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「マイアミ・バイス」
監督:マイケル・マン
出演:コリン・ファレル/ジェイミー・フォックス/コン・リー/ナオミ・ハリス

TVシリーズ「マイアミ・バイス」の映画化。
序盤の麻薬取引で組織に囮捜査がバレてクルマごと銃撃で捜査官の身体が粉砕されるシーンが強烈でした。
「西部警察」の銃撃戦とは違う恐ろしさです。
この銃撃戦の恐ろしさが終盤のソニーとリコによる麻薬取引の緊張感を生みます。
組織の黒幕とおぼしきイエロとソニー&リコの初対面での手榴弾でかますシーンも良かった。
コリン・ファレルとコン・リーのシークエンスは別の映画と思うような甘さでしたが、最後はサラっと終わってくれて良かった。
二人がハッピーになっちゃったらどうしようかと思いました。
コリン・ファレル、ジェイミー・フォックスは捜査官と言うより運び屋の方がが似合ってたかな。


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「X-MEN:ファイナル ディシジョン」
監督:ブレット・ラトナー
出演:ヒュー・ジャックマン/ハル・ベリー/ファムケ・ヤンセン/イアン・マッケラン/パトリック・スチュワート

ミュータントが大活躍のアメコミ「X-MEN」シリーズの第3作。
3作目となるとマンネリ化して段々トーンダウンするものが多いですが、このシリーズは相変わらず面白かった!
中盤のプロフェッサーvsジーンのテレキネス合戦で燃えました。
これだけ盛り上げると後が大変だなあと思ったのですが、マグニートーがゴールデンゲイト・ブリッジをアルカトラズ島に懸け直す力技でまたまた燃えました(^^)
そしてアイスとパイロの氷と炎の対決を始め、ミュータントvsミュータントの様々な対決で盛り上げます。
更にレベル5の最強のミュータントのジーンがそのパワーを全開にし、それに立向うウルヴァリン。
ミュータントそれぞれのキャラが立ってました。
役者ではヒュー・ジャックマンは相変わらず良かったですが、今回は復活したファムケ・ヤンセンの美しさに酔いました(^^;
ラストは...、第4作も観たい!


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「グエムル/漢江〈ハンガン〉の怪物」
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ/ペ・ドゥナ/パク・ヘイル/ピョン・ヒボン/コ・アソン

ソウルに流れる漢江の河川敷に巨大な怪物が現れ、パク一家の娘ヒョンソがさらわれる。
漢江の河川敷に怪物が初めて現れ人間を襲う序盤はB級モンスターパニック物とは違う明るさが一味違って面白かった。
人を飲み込んでも怪物はそれ程怖くなかったけど、ヒョンソが怪物に囚われる下水溝のパートが恐くて緊張感溢れてました。
これに対して、ヒョンソの死を知り泣き叫ぶパク一家、そして携帯電話で生きていると分かったヒョンソを探し求める、言わばホームドラマのパートの落差が大きくて驚きました。
でもどちらのパートも面白かった(^-^)
特に河川敷の売店に戻った4人がカップ麺を食べるところが何とも平和で癒されました。
ペ・ドゥナは、終盤の怪物に火を放つシーンをはじめとしたアーチェリーシーンのカッコ良さとかわいいジャージに酔っちゃいました(^^)
それと、ソン・ガンホは頼り無い親父が余りに上手くて感心しました。


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「釣りバカ日誌17/あとは能登なれ ハマとなれ!」
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/三國連太郎/浅田美代子/石田ゆり子/片岡鶴太郎/大泉洋

西田敏行と三國連太郎のハマちゃんとスーさん、おなじみ「釣りバカ日誌」の17作目です。
今回の舞台は石川県の輪島、金沢です。
久々に「釣りバカ日誌」観ましたが、何となく「男はつらいよ」シリーズっぽいテイストになってました。
トラさん同様、ハマちゃんも縁結びをしっかりやってるし(^^)
シリーズをずーっと観てるとマンネリ化してしまうのかもしれませんが、今回は今回で楽しめましたよ。
終盤、ハマちゃんが、石田ゆり子と大泉洋と一緒に、石田ゆり子の兄、片岡鶴太郎に会うシーンを見せずに祭のシーンからラストに繋げるところが余韻に残りました。
以前に行った能登半島にまた行きたくなりましたよ、今度は祭のシーズンに!
磐石のレギュラー陣に対し、石田ゆり子は相変わらず可愛いし、大泉洋も美術の先生として良い味出してました。


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「ウルトラヴァイオレット」
監督:カート・ウィマー
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ/ニック・チンランド/ウィリアム・フィクトナー/キャメロン・ブライト

21世紀末、感染し短命ながら超人的な能力を持つファージは人間の存在を脅かし人間政府の脅威となっていた。
政府が開発したファージ殲滅の秘密兵器を巡りファージの女戦士ヴァイオレットの闘いが始まる。
ミラ・ジョヴォヴィッチが「バイオ・ハザード」に続きカッコ良さ全開の女戦士を演じてます。
何と言っても相手を倒した後の「決め」のポーズのカッコ良さは、「アンダー・ワールド」のケイト・ベッキンセールを上回ります。
ただ残念なのはラストに対決するボス・キャラが余りにもショボくて全然ラストが盛上らない(^^;
やはり映画の中盤辺りで主人公をしのぐ強さ危なさを見せずにいきなりラストで勝負は失敗でした。
それとファージ殲滅の秘密兵器があどけない少年シックスだったのは意表を突いて良かったのですが、ファージを殲滅するシックスの恐るべき能力を見せるシーンが無かったのは残念。
このシーンがあれば政府とファージが何故にあんなにシックスを執拗に狙うのか、観てる我々により伝わるのに。
とは言え、前半のヴァイオレットの暴れ振りの滅茶苦茶カッコ良かった。
特に無重力状態にするデバイスを使った通路およびバイクでの逃走シーンは最高でした。


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「デスノート前編」
監督:金子修介
出演:藤原竜也/松山ケンイチ/戸田恵梨香/香椎由宇/鹿賀丈史

少年ジャンプに連載されたベストセラーコミック「デスノート」の映画化。
今回はその前編で11月に後編が公開予定。
監督は平成ガメラシリーズの金子修介。
そこに名前を書いた相手が死ぬ、という禁断のノート「デスノート」を巡る二人の天才の心理戦。
派手なアクションは皆無ですが、次はどうなる?どう出る?と言うサスペンスフルなストーリーでぐいぐい引き込まれました。
そして主役の二人の天才、夜神月とLを藤原竜也と松山ケンイチが存在感抜群に演じています。
特に前半姿を現さなかったLの登場とラストの月との対面シーンは松山ケンイチ全開でした。
原作に登場しない映画オリジナルキャラ詩織役の香椎由宇がラストで死んでしまい後編には出て来ないのは残念ですが、早く後編が観たいものです。


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「トリック劇場版2」
監督:堤幸彦
出演:仲間由紀恵/阿部寛/生瀬勝久/野際陽子/片平なぎさ/堀北真希

テレビドラマ「TRICK」の劇場版第2作。
前作から3年半で結構間が空いてからの第2作。
トリックのネタも過去のテレビドラマで使われたトリックの延長線上のものばかりで新味は無かったのですが、結構笑わせてくれました。
前作での竹中直人、石橋蓮司、ベンガルなどの個性の強い曲者キャラは登場してませんでしたが、上田耕一、清水宏、等渋いキャラの面々が脇を固めて良い味出してました。
劇中でかっての漫才コンビ「ゆーとぴあ」のネタが使われていたんですが、本物の「ゆーとぴあ」の二人が出ていたので懐かしいやら可笑しいやらでした(^^;
しかし何と言っても仲間由紀恵と阿部寛の二人のやり取り、「間」が面白過ぎでした。
生瀬勝久の出番が今回少なかったのが残念でした。
今回が最後のようなことを言ってましたが、まだまだ次回作に期待したいものです。


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「ポセイドン」
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
出演:カート・ラッセル/リチャード・ドレイファス/エミー・ロッサム/ジョシュ・ルーカス/マイク・ボーゲル

'72年に公開されたパニック映画「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク。
新年を迎えた豪華客船ポセイドンに巨大な高波が襲い転覆するが、沈没するまでに脱出を図る人々のサバイバル。
序盤の高波が遅いポセイドンが転覆するまでのスペクタクル、そして転覆後、脱出するまでに浸水、爆発、火災など手に汗握る場面がノンストップで続き最後まで楽しませてくれます。
上映時間の97分があっと言う間に過ぎて行きました。
ただ、上映時間をコンパクトに収めようとしたせいか、高波が襲うまでの時間が短かったのは残念。
せっかくの超豪華客船と言うことですから、船内の様子をもう少し時間をかけて見せたり、デッキからの水平線などを映すなど、ゆったりとしたクルーズ気分を味わせてほしかった。
同時に登場人物のキャラクター、人間関係を丁寧に紹介してくれれば、もっと各登場人物に感情移入出来たと思う。
もう20分ぐらい上映時間を長くしてその辺りを描いたらもっと評価は高くなったと思う。
でも、そのマイナス点を脱出行のスリルとサスペンスで補って余りあった。
登場人物の設定は旧作と異なり、旧作で脱出する人々を引っ張るジーン・ハックマン的存在としてカート・ラッセルとジョッシュ・ルーカスの二人を配しています。
ジョシュ・ルーカスが最後まで人々を引っ張りますが、最後に犠牲となるカート・ラッセルは儲け役でした。


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「陽気なギャングが地球を回す」
監督:前田哲
出演:大沢たかお/鈴木京香/佐藤浩市/松田翔太/加藤ローサ

伊坂幸太郎のベストセラーを映画化した、ユニークなギャング映画。
特殊能力を持った男女4人の銀行強盗を大沢たかお、鈴木京香、佐藤浩市、松田翔太が演じています。
彼ら4人の上を行く謎の男とのコンゲームとなり最後にどっちが笑うかと言う本筋に大沢たかおと鈴木京香の恋の行方が絡んできます。
謎の男の正体には気が付かなかったのですが、「ダマされた」と言う感じは受けなくて、今一つノリ切れない映画でした。
映画の序盤に4人の特殊能力をもっと前面に出して描く場面がほしかった。
特殊能力が普通の能力にしか受け取れなかったのが残念。
終盤のどんでん返しも他の映画のパクリの域を出ていない。
主役の4人もインパクトが弱かったですが、脇を固める個性派俳優たちが影が薄かった。
彼らのキャラがもっと立っていたら、結構笑える映画になっていたと思うのに。


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「ブロークン・フラワーズ」
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:ビル・マーレイ/ジェフリー・ライト/ジュリー・デルピー/シャロン・ストーン/ジェシカ・ラング

独身中年ドンに、差出人不明のピンク色の手紙が届き自分に19歳になる息子がいる事を知る。
こうしてドンが20年前に付き合っていた女性を尋ねて行くロードムービー。
「ロスト・イン・トランスレーション」以来のビル・マーレイが良い味を出してました。
戸惑いながら昔の女性を尋ね、それ以上に昔の男が現れて驚き戸惑っている昔の女との会話で結構笑わせてくれます。
尋ねて行く女性陣もシャロン・ストーンやジェシカ・ラングがそれぞれ映画全体からすれば短い時間ですが、存在感を見せてくれます。
映画の終盤に一瞬、幻の息子が登場しますが、これがビル・マーレイの実の息子が演じているらしく、当然ですがかなり似ていて観ている我々も一瞬驚き、そして納得でした。
その直後のビル・マーレイの表情も同様で可笑しかった。

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「アンダーワールド:エボリューション」
監督:レン・ワイズマン
出演:ケイト・ベッキンセール/スコット・スピードマン/トニー・カラン/デレク・ジャコビ/スティーヴン・マッキントッシュ

ケイト・ベッキンセールが吸血鬼の女戦士セリーンを演じる「アンダーワールド」の続編。
セリーンの親が何故吸血鬼ヴィクターに殺されたかと言う謎が判明すると共に、吸血鬼族の長老ヴィクター、マーカス、アメリアの関係、吸血鬼族とライカン族の関係が分かり改めて前作を観たくなります。
加えて、吸血鬼とライカンのハイブリッドのマーカスを筆頭に、ウイリアム、アレキサンデル、新生セリーンなど次々と登場する新キャラがストーリーを引っ張り飽きさせません。
この辺は「ブレイド」が2作目で失速したのとは大違いの面白さでした(^^)
ケイト・ベッキンセールは相変わらずのカッコ良さでした。
今後、第1作以前の世界を描く第3作目が作られると言うことでこちらも期待しております。

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「V フォー・ヴェンデッタ」
監督:ジェイムズ・マクティーグ
出演:ナタリー・ポートマン/ヒューゴ・ウィービング/スティーブン・レイ/ジョン・ハート/ルパート・グレイブス

アメリカが起こした第3次世界大戦後、独裁国家と化したイギリスが舞台。
何故かイギリスが第2次対戦中のドイツのような国家になっているのが謎ですが、取り敢えず製作が「マトリックス」のあの兄弟ですから許しましょう。
また「マトリックス」ばりの訳の分からない終わり方をするんだろうなあと思っていたんですが、これが意外と真面目に反暴力、反ファシストな終わり方で意表を突かれました。
終盤までは仮面の男「V」の正体は何者か?と言うことでぐんぐん引っ張ります。
こちらは最後に仮面を脱ぐのだろうと期待していたんですが...全然正体を現さなかった(^^;
と言っても観てるこちらとしては終盤の「V」の座頭市ばりの大立ち回りと「V」の大集合に頷かされました(^^)
坊主になったナタリー・ポートマンと最後まで素顔を出さなかったヒューゴ・ウィービングの存在感に拍手でした。

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「ファイヤーウォール」
監督:リチャード・ロンクレイン
出演:ハリソン・フォード/ポール・ベタニー/バージニア・マドセン/ロバート・パトリック/アラン・アーキン

銀行のコンピューター・セキュリティの専門家が家族を人質に取られてしまい、自ら構築したセキュリティシステムを掻い潜り1億ドルを奪うサスペンス。
しかし、そのセキュリティシステムがいかに厳重なものかを十分に観ているこちらに伝え切れなかったのが残念。
その厳重さを表現する事件が冒頭にでも有ればサスペンスも盛上ったと思うのに。
「セルラー」のような地味ながらハラハラドキドキを期待していたけど、そこまでは至らず。
歳を取ったなあと思うハリソン・フォードですが、それに対する主犯のポール・ベタニーの影の薄さ。
ここはやはり、ロバート・パトリックやアラン・アーキンにラストのどんでん返しで登場してほしかった。
この二人、何かで絶対最後に絡んで来る、特にロバート・パトリックは「逃亡者」でのトミー・リー・ジョーンズのような役割を果たすのかと思いきや呆気なく途中で退場。
アラン・アーキンは何のために出ていたのかと思いました。
とは言え、終盤のハリソン・フォードの頑張り、そして無事に家族を救出し家族と歩くラストは良かったです。

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「SPIRIT」
監督:ロニー・ユー
出演:ジェット・リー/中村獅童/ミシェル・ヨー/原田眞人/ネイサン・ジョーンズ

実在の格闘家、フォ・ユァンジアが、列強の格闘家との異種格闘技戦に立つまでを描くジェット・リーの武侠アクション。
兎に角ジェット・リーの体術に尽きるこの映画。
ワイヤーワークの助けは有るものの、それを最小限に留めてひたすら自身の体術で見せてくれます。
中盤の秦師匠との天津一を懸けた闘いはその長さも含めて凄まじい闘いでした。
闘いのシーンだけでなく家族を殺されたジェット・リーが心の再生を果たす農村のシーンも中国の大自然も手伝って心洗われるシーンでした。
この農村でのシークエンスは、予想していなかっただけに余計に心に残りました。
日本から出演の中村獅童は出番は少ないものの単なる顔見せに終わらない存在感を出してました。
上海で26連勝の格闘家オブライエン役でZERO-ONEに出場していたネイサン・ジョーンズが出演。
ZERO-ONE時代は身長はあるもののひょろ長いイメージがありましたが、この映画を観ると腕なんか滅茶苦茶太くてマッチョ・ボディだったのが意外でした。
とは言え、アップも多くネイサン・ジョーンズとしては儲け役だったかも。
ジェット・リーの次回作に期待したくなる映画でした。
自分としては「HERO」よりはこちらの方がジェット・リーの凄さを感じました。

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「ヒストリー・オブ・バイオレンス」
監督:デイヴィッド・クローネンバーグ
出演:ヴィゴ・モーテンセン/マリア・ベロ/エド・ハリス/ウイリアム・ハート

田舎町で小さなダイナーを経営しているトム・ストール。
妻エディと二人の子供のつつましい家庭の主のトムだったが、ダイナーに現れた二人組の荒くれ者を射殺したことにより一躍街の英雄に。
ここから変化球の得意なクローネンバーグ・ワールドに突入。
トムの暗い過去を知る片目の男が登場。
トムのことをジョーイと呼ぶその男フォガッティをエド・ハリスが抜群の存在感で力演。
丁寧な口調と相反する無残な顔の左半分。
こんな男が自分の家族の回りにいたら誰でも不安になるって。
しかし、そのフォガッティが物語りの中盤で殺されて、どうなって行くのかと思っていたら、終盤で登場したトムの兄役ウイリアム・ハートもエド・ハリスに負けず劣らずの存在感。
甘いマスクの内に秘める危なさが全開でした。
ヴィゴ・モーテンセンも頑張ってましたが、この二人(エド・ハリス、ウイリアム・ハート)を相手にするのは分が悪かったかな。
終盤の二人の対決の後のストール一家の食卓の場面、ヴィゴ・モーテンセンのラストカットと共にやけに心に残るラストでした。

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「イーオン・フラックス」
監督:カリン・クサマ
出演:シャーリーズ・セロン/マートン・ソーカス/ジョニー・リー・ミラー/フランシス・マクドーマンド

「モンスター」でアカデミー賞主演女優賞を受賞したシャーリーズ・セロンのSFアクション。
ポスターのシャーリーズ・セロンがカッコ良かったので期待していたのですが、「アンダー・ワールド」のケイト・ベッキンセールと比べるとイマイチでした。
何と言っても今から400年後の未来社会の描写がチープで、これなら現代を舞台にしても余り変らないのでは?
まあ、元々がMTVで製作され、熱狂的な支持を得たアニメーションと言うことで敢えてチープさを出したのかもしれませんが。
ウイルスに汚染された世界で生き残った500万人の人類の住む理想郷ですが、せめてガンダムのコロニーぐらいの壮大さを見せてほしかった。
イーオンの小ネタとなる各種武器は結構面白かったのですが、敵である議長の本拠地への侵入はもうちょっとスリリングに描いても良かったのに、軽かったなあ(^^;
しかし、期待していたシャーリーズ・セロンはマネキンぽくって少し気持ち悪かったなあ。

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「ダイヤモンド・イン・パラダイス」
監督:ブレット・ラトナー
出演:ピアース・ブロスナン/サルマ・ハエック/ウディ・ハレルソン/ドン・チードル/ナオミ・ハリス

ジェームズ・ボンド役を降板したピアース・ブロスナンが、今度はボンドばりのスマートな泥棒マックスとなり、世界的なダイヤ、ナポレオン・ダイヤモンドを狙う。
対するはマックスを執拗に追い駆けるFBI捜査官スタン。
このスタンを演じるウディ・ハレルソンが良い味を出していて「ルパン三世」の銭形警部を彷彿させます。
この二人にそれぞれのパートナーとしてサルマ・ハエックとナオミ・ハリスが絡みます。
更にはアメリカから移住して来たギャング、モレーが現れ虚々実々の駆け引きが始まります。
パラダイスとは舞台となるバハマのことを指しているのですが、海がきれいで正にパラダイスと言うにピッタリでした。
こう言うきれいな海の傍で夕陽を観たいものです。
「レジェンド・オブ・メキシコ」では今一つ影が薄かったサルマ・ハエックがこの作品では魅力全開でクラクラしてました(^^)
派手なドンパチはありませんが、スマートで癒し系な犯罪映画でした。
出来たら続編も作ってほしいなあ。

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「アサルト13/要塞警察」
監督:ジャン=フランソワ・リシェ
出演:イーサン・ホーク/ローレンス・フィッシュバーン/ジョン・レグイザモ/ガブリエル・バーン

ジョン・カーペンターの初期作品「要塞警察」のリメイク。
ジョン・カーペンター版は襲撃してくる敵側の人間模様を描くことはせず、不気味な襲撃者として描いていたが今作は腐敗警察官集団が相手。
そのためカーペンター版程の不気味度は無いものの、結構ハラハラドキドキさせてくれます。
映画の冒頭にカーペンター版の主役である囚人の名前「ナポレオン」が出て来て思わずニヤリでした。
「交渉人」の脚本家が参加しており、閉ざされた空間での人間関係、サスペンスを盛り上げていました。
終盤、13分署から出て森の中でのクライマックスとなりますが、出来れば13分署内での攻防戦に終始した方が緊迫感が続いたと思う。
ローレンス・フィッシュバーン扮するビショップは旧作のナポレオンと比べても遜色無く良い味が出てました。
曲者ジョン・レグイザモは後半にあえなく狙撃されますが、出来れば最後まで生き残って大暴れしてほしかった。

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「PROMISE」
監督:チェン・カイコー
出演:真田広之/チャン・ドンゴン/セシリア・チャン/ニコラス・ツェー

心から愛した男と結ばれない宿命に縛られた王妃と、その王妃と絡む3人の男達の物語。
アクション全開の映画と思っていたらアクションシーンも結構ありましたが、期待した程のアクションは余り無く残念。
特に疾走シーンや飛翔シーンのCGが故意なのか今一つマンガ的で思わず笑いたくなります。
しかし、それを補う、宿命に縛られる男女の物語が意外な展開で見せてくれます。
終盤の真田広之扮する大将軍の「死ぬな。しっかり生きるんだ。」と言う言葉にウルウル来ました。
真田広之は途中王妃への愛に溺れてしまいダメダメになってしまうのですが、最後は儲け役でした。
セシリア・チャンは場面によってそうでもないシーンもありましたが、かなりの美形でこれなら3人の男達が惑わされるのも納得でした。

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「イベリア/魂のフラメンコ」
監督:カルロス・サウラ
出演:サラ・バラス/アントニオ・カナーレス/ホセ・アントニオ/アイーダ・ゴメス

「カルメン」「サロメ」などで知られるスペインのカルロス・サウラ監督のフラメンコ・ドキュメンタリー。
舞踏だけでなく演奏のパフォーマンスもありましたが、私はフラメンコと言えばギターとカスタネットのイメージしかなかったのですが、今回ピアノやサックスの演奏もあり意外でした。
舞台にスクリーンと鏡を並べて舞踏家や演奏家のパフォーマンスを撮った映像を映したり、背景を映したり独特の空間を創り出していました。
アイーダ・ゴメスやサラ・バラスのダンスは初めて観ましたが迫力ありました。
生で観たらもっと凄いんだろうと思います。
一度だけ生でフラメンコを観たことがありますが、日本人でレベルは低いのだと思いますが、ダンス、ギター、歌共に素晴らしかったのを思い出します。
私のご贔屓の作家逢坂剛がフラメンコにハマっているのも少し分かる気がしました。

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「フライトプラン」
監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ジョディ・フォスター/ショーン・ビーン/ピーター・サースガード/エリカ・クリステンセン

ベルリンで突然他界した夫の遺体を引き取ったジョディ・フォスター扮するカイルがニューヨークへ戻る飛行機内で幼い娘ジュリアが姿を消してしまうと言う消失ミステリー。
この手のミステリーは最後の謎解きで納得出来るかどうか、更に観客が「やられた」と思うかどうかで決りますが、そう言う意味では「フライトプラン」は余りにも偶然に頼り過ぎていてイマイチでした。
いくら子供の優先搭乗制度が有るとは言えジョディ・フォスター母子が他の乗客と離れて最初に搭乗するかどうかは真犯人には分からない訳で、他の乗客とゾロゾロ一緒に搭乗していたら真犯人の犯行は根本から覆っていたと思います。
期待していた作品だけに残念でした。
「タクシードライバー」で13歳の娼婦を演じたジョディ・フォスターもさすがに年取ってましたが、一人でこの作品を引っ張って頑張ってました。
残念ながら真犯人含めて他の登場人物の陰が薄くて、唯一ショーン・ビーン扮する機長が怪しい雰囲気を醸し出してましたが。

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「輪廻」
監督:清水崇
出演:優香/香里奈/椎名桔平/杉本哲太/小栗旬

輪廻=生まれ変わり、をテーマにしたサスペンス・ホラー。
期待していたんですが、正直余り恐くなかったです(^^;
終盤、ホテルで殺された人達の生まれ変わりがゾンビのように立上って優香に迫って来るところや、生き残りの母親が隔離病棟にボールと人形を差し入れるラストが恐かっただけに残念。
私はてっきり優香が殺された少女の生まれ変わりだと思っていたので、誰の生まれ変わりか分かった時は意表を突かれました。
アイデアは面白かっただけに、恐くなかったのは残念。
殺人が起こったホテルに映画撮影スタッフ、キャストが行ってからのシーンが昼間で場面全体が明るかったのも恐くなかった一因かな?
主役の優香は相変わらず可愛いかったです。(^^)

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「ディック&ジェーン/復讐は最高!」
監督:ディーン・パリゾット
出演:ジム・キャリー/テア・レオーニ/アレック・ボールドウィン

大抜擢の昇進の直後、会社が倒産してしまったディックは生活に困り強盗を働くが...。
上がったり下がったりの波乱万丈が1時間半に詰まっておりテンポ良く展開。
前半の泥棒家業をスタートした時の失敗の連続と、最初は止めようとしたテア・レオーニの妻の方が度胸が据わって泥棒を成功させる場面が面白かった。
吠えると電気ショックが走る犬の首輪の小ネタも笑えました。
終盤、会社を倒産させたアレック・ボールドウィン扮するCEOの財産を銀行から奪う場面はもう少し時間を掛けてサスペンスを盛り上げてほしかったですが、奪った後のハッピーエンドは良かった。
テア・レオーニは「バッド・ボーイズ」の時から比べると年を取りましたが、でも今回の妻ジェーン役は度胸も有る可愛い妻を上手く演じてました。
出番は少なかったけど悪役CEOのアレック・ボールドウィンも存在感有りました。

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「SAYURI」
監督:ロブ・マーシャル
出演:チャン・ツィイー/渡辺謙/ミシェル・ヨー/コン・リー/役所広司/桃井かおり

9歳で花街の置屋に売られた少女が、過酷な下積みを耐えて一人前の芸者へと成長する姿を描いた作品。
しかし、もっと波乱万丈な人生を描いてるかと思っていたのですが、以外とあっさり芸者になる道が開けて少し拍子抜けでした。
まあ、道が開けたのは訳が有ったんですが、その訳が最後に分かります。
その訳が最後に説明されんですが、取って着けたようで唐突でした。
もう少し伏線を張るなりしたら面白い展開になったかもしれません。
チャン・ツィイーは相変わらず可愛いかったですが、コン・リーがきれいでした。
後半、コン・リーの出番を増やしても良かったかなあ。

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