「ショウタイム」
監督:トム・デイ
出演:ロバート・デ・ニーロ、エディ・マーフィー、レネ・ルッソ
ベテラン刑事ミッチは捜査中、TV局のカメラへの発砲したため、TV局の女性プロデューサーの企画する
刑事ドキュメント番組に出演させられるハメに。
一方、俳優志望の巡査トレイは、この企画のことを知り女性プロデューサーに売込みミッチの相棒役で
出演することになる。
ミッチとトレイは目的も性格も異なり名コンビとは言えなかったが番組「ショウタイム」は大人気。
やがて、二人は協力して武装凶悪犯を追うことに。
同じロバート・デ・ニーロ出演の刑事もの「15ミニッツ」ではビデオカメラの映像が随所に出て来たが、
今回の「ショウタイム」はその拡大版か?
この二人のデコボココンビに笑わせてもらいました。
でも、後半にはカーチェイス、高層ビル爆破などアクションの見せ場もちゃんと用意してくれてます。
女性プロデューサーとミッチ・トレイ組の関わりがもう少し描けていたらと思いますが、ミッチとトレイの
友情が芽生えて行くバディ・ムービーとしてアイデア賞もののヒット。
ラスト後のNG場面集も楽しめサービス精神旺盛な娯楽作でした。

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「トリプルX」
監督:ロブ・コーエン
出演:ヴィン・ディーゼル、アーシア・アルジェント、サミュエル・L・ジャクソン
元ロシア軍人の組織「アナーキー99」に潜入捜査していたスパイが殺され、NSAのギボンズは、
毒を持って毒を制す作戦で札突きのワルたちをスパイに仕立てるため”試験”を行う。
その”試験”に合格したのがザンダー・ケイジ、仲間からはXと呼ばれている。
Xは刑務所行きを免れ自由の身を条件に「アナーキー99」への潜入のためプラハへ。
簡単に言えばアウトロー版007ですが、とにかくヴィン・ディーゼルのアクションがカッコ良い。
終盤の雪山での雪崩からスノボーで逃れるシーンはこれまでのスキーアクションのどれよりも凄かったです。
CGだとは思いますが、まったくそれとは思わせないぐらいの技術にも驚かされます。
ただ、アクションを重視した結果、ストーリーが飛び飛びの印象はあります。
スパイものはアクション以外にもサスペンスの要素が不可欠だと思っているので、その点ちょっとマイナス。
でも、あっという間の展開で映画観てスカッとしました。
ラストのボラボラ島に行ってみたくなりました(^^)

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「ロード・トゥ・パーディション」
監督:サム・メンデス
出演:トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ、ジェニファー・ジェイソン・リー
1931年のアメリカ、組織のボス、ルーニーに幼い頃拾われたマイク・サリバンは今やルーニーの片腕。
しかし、それを妬むルーニーの息子のワナにはまり、サリバンは妻と息子ピーターを殺される。
残されたもう一人の息子マイケルとともに組織の雇った殺し屋マクガヴァンから逃れながら復讐を誓う
サリバン。
アメリカ版「子連れ狼」と言った感じ。
トム・ハンクスは相変わらず上手いのですが、死体の写真を撮るのが趣味の殺し屋マクガヴァン役の
ジュード・ロウが出色でした。
ジュード・ロウのさわやかな印象がふっ飛びました(^^;
特にサリバンとのど迫力の銃撃戦で受けた顔の傷を現した終盤、気持ち悪さ全開でした。
銃撃戦で受けたサリバンンの負傷を手当てしてくれた老夫婦とのシーン、やっと辿り着いたサリバンの
姉の海辺の家のシーン等心が癒されるようなシーンもあり、単なるギャング映画ではなかったです。
もちろんサリバンとマクガヴァンの銃撃戦とその直前のスリリングなシーンが最大の見せ場でギャング
映画としても合格点でした。
久々のポール・ニューマンは相変わらず貫禄有りましたが、さすがにふけたなあ。

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「容疑者」
監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ
出演:ロバート・デ・ニーロ、フランシス・マクドーマンド、ジェイムズ・フランコ
幼児誘拐殺人で死刑となった父を持つ刑事。
刑事は別れた妻と息子の住む町で発生した殺人事件の調査でロングビーチへ。
しかし、調査を進めて行くうちに彼の息子が容疑者となる。
死刑となった父親と自分をラップさせながら、捜査と息子への愛情の間で悩む刑事。
刑事モノではありますが派手なアクションも無く、親子の愛情を中心に描いたひたすら地味な
映画でした。
でも役者がみな上手くて最後まで飽きさせない映画でした。
特に最後のジェイムズ・フランコが「I love You」って言い、それを観て微笑むデ・ニーロ
共に上手くて良かったです。
先日観た「インソムニア」のパチーノと言い、デ・ニーロと言い年とっても上手いです。
この二人が共演した「ヒート」未見なので観てみたくなりました。

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「インソムニア」
監督:クリストファー・ノーラン
出演:アル・パチーノ、ロビン・ウイリアムズ、ヒラリー・スワンク
アラスカで起こった殺人事件の捜査にロス市警のドーマー刑事が助っ人として登場!
しかし、ドーマーは犯人逮捕の途中で同僚の刑事を誤って射殺。
と、同時にドーマーはインソムニア=不眠症に悩まされる。
果たして結末はどうなるのか?
なんと言ってもアル・パチーノの演技に痺れました。
相手役のロビン・ウイリアムズも真っ青のシブイ演技でした。
ロビンウイリアムズも臆病な面を見せながら、実は狡猾で凶暴な犯人を演じて、こいつ絶対許せ
ないと思わせる辺りかなりのものでした。
でも、やっぱりこの映画はパチーノの映画でした。
ラストのパチーノの「見失うな」泣けました。
この前にはさすがのロビン・ウイリアムズもお手上げ状態でした。
クリストファー・ノーランは前作の「メメント」のトリッキーな演出と思いきや、今回はオーソ
ドックスな演出でした。
でも、それが失敗していない辺りが流石です。

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「バイオハザード」
監督:ポール・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミッシェル・ロドリゲス、ジェイムズ・ピュアフォイ
大ヒットした「バイオハザード」を映画化。
主人公は記憶を一時的に失ったミラ・ジョヴォヴィッチ扮するアリス。
実は彼女はアンブレラ社に雇われた特殊工作員なのだが、同僚の工作員に連れられ極秘研究施設
の「ハイブ」に潜入する。
数時間前に「ハイブ」の中枢コンピューターであるレッドクイーンが「ハイブ」の研究員全員を
殺したため、レッドクイーンをシャットダウンするために潜入する。
隊長を始め数人の犠牲者を出しながらも何とかレッドクイーンをシャットダウンするが...
ウイルスが拡散する序盤から、どうなるのか緊張するシーンの連続。
レッドクイーンをシャットダウンしたと思ったら出てきましたゾンビ軍団。
その昔その名も「ゾンビ」と言う滅茶苦茶恐い映画がありましたが、それには及ばないものの今回
の「バイオハザード」も結構恐かった。
ミラ・ジョヴォヴィッチが強過ぎるのでゾンビとの対決シーンで恐さが若干薄まった感はあります
が、前半の「アンドロメダ...」のような防御システムとの攻防、そして後半のゾンビ軍団、更
には主人公アリスの記憶が徐々に回復すると言う趣向が最後まで飽きさせませんでした。
ミラ・ジョヴォヴィッチは「ゴースト・オブ・マーズ」のナスターシャ・ヘンストリッジに匹敵する
カッコ良さでした。
他の出演者では女性隊員レイン役のミッシェル・ロドリゲスが「エイリアン2」のヴァスケスっぽい
役で良かったです。
早く続編も観たいなあ。

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「ウインドトーカーズ」
監督:ジョン・ウー
出演:ニコラス・ケイジ、クリスチャン・スレイター、アダム・ビーチ、ピーター・ストーメア
太平洋戦争、日本軍に暗号を解読された米軍はナバホ族の言葉で暗号通信する。
このナバホ族の通信兵二人を護衛する軍曹二人、ニコラス・ケイジ、クリスチャン・スレイター。
この4人の交流を中心に戦争の悲惨さを描く。
あまり期待してませんでしたが、同じジョン・ウー監督のヘロヘロなスパイアクション「MI;2」
よりよっぽど面白かったです。
暗号解読を恐れた米軍からの指令は、通信兵が日本軍に捕らえられそうな場合は通信兵を殺せと。
この最後の場面でニコラス・ケイジ、クリスチャン・スレイターが選んだ行動は...
ちょっとウルウルしました。
しかし、ニコラス・ケイジの唐突な日本語には参りました。(^^;
いつ覚えたんでしょうか?(^^)

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「スターウォーズ・エピソードII」
監督:ジョージ・ルーカス
出演:ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン、サミュエル・L・ジャクソン
長い、長過ぎる!
序盤の空中チェイス、オビ・ワンとジャンゴ・フェットの闘い等面白いシーンがあるのに、
その合間のアナキンとアミダラのシーンがどうにもダレダレ。
アナキンがダース・ベイダーにどうしてなるか、と言うのがこの3部作最大のキーポイントに
なるので、アナキンが暗黒面に引き込まれる布石として母親の死とアナキンの悲しみ怒りに
もっと時間をかけた方が良かった。
アミダラとのシーンはハッキリ言ってもっと短くした方が良かった。
ラストのヨーダの活躍には意表を突かれましたが、最後のライトセーバー対決としてはヨーダの
風貌は少し締まりが無かったなあ(^^;
どうせならドゥークー卿vsウインドゥで締めてほしかった。
それとライトセーバーを使った肉弾戦もわくわくするが、やはり宇宙空間での戦闘機の空中戦
をもっと観たい。
エピソードIIIに期待。

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「オースティン・パワーズ:ゴールドメンバー」
監督:ジェイ・ローチ
出演:マイク・マイヤーズ、ビヨンセ、マイケル・ケイン、マイケル・ヨーク
「オースティン・パワーズ」シリーズ3作目。
私は1,2作目共に観てないのですが、この3作目は意外に笑えました。
1,2作目を観ていたらもっと笑えたのかもしれませんが。
オープニングでいきなりゲスト出演者に驚かされました(^^)
まさかこの人がこの役をやるとは...でも本人よりカッコ良かった(^^;
下ネタ満載のギャグは万国共通で受けるのかな?
下ネタ以外のネタでは何と言ってもホクロのスパイに対するオースティンのリアクション。
さらにDr.イーブルの反応も最高でした。
マイケル・ケインは少しふけた程度でしたが、マイケル・ヨークはかなりふけてて別人かと思いました。
あと、ナンバー2役のロバート・ワグナーの出番が少なくてかわいそうでした。
音楽はどれも良かったけど、エンディングのバート・バカラック、良かったです。

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「トータル・フィアーズ」
監督:フィル・アルデン・ロビンソン
出演:ベン・アフレック、モーガン・フリーマン、ジェイムズ・クロムウエル
面白かった。 派手なアクションがほとんど無く、見せ場はボルチモアでの核爆発シーンぐらい。
しかし、米国とロシアの核戦争へとじわじわ進んで行く恐怖とそれを主人公ジャック・ライアンが
いかに回避していくかのサスペンス。
米ロ両首脳の苦悩と決断、そしてジャック・ライアンにとって唯一の頼みの綱だったCIA
キャボット長官の死。
同じ核戦争突入の恐怖を描いた「未知への飛行」に似た映画でした。
役者ではジャック・ライアンを先輩として暖かく見守り、時にアドバイスする理解者キャボット
長官役のモーガン・フリーマンとファウラー合衆国大統領役のジェイムズ・クロムウエルが
いかにもと言う適役でした。
ジャック・ライアン役のベン・アフレックも良かったですが、どうしてもハリソン・フォードのイメージ
が強いです。

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「MIBII」
監督:バリー・ソネンフェルド
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミス、ララ・フリン・ボイル、リップ・トーン
「メン・イン・ブラック」の続編。
前作でピカッとやられて記憶消去されたエージェントKの記憶が今回のキーとなります。
そのため、今は郵便局員のKはJにより記憶を戻されかっての名コンビが復活。
1時間半足らずの短い作品ですが、お気軽に楽しめました。
オープニングでいきなりピーター・グレイブスが出て来て驚かされましたが、途中ではマイケル
・ジャクソンがエージェント志望者役で登場してまたビックリ。
単純なストーリーを最新のSFXで最後まで見せてくれました。
1作目よりも面白かったのはエージェントFがいたからかも?(^^)
エージェントF、の演技とそれをアテた声優に座布団3枚です。
久々に観たララ・フリン・ボイルはさすがに年取ったと感じましたが、まだまだ綺麗でした。

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「ゴースト・オブ・マーズ」
監督:ジョン・カーペンター
出演:ナスターシャ・ヘンストリッジ、アイス・キューブ、パム・グリアー、ジェイソン・ステイサム
ジョン・カーペンターの火星を舞台にしたホラーアクション。
ストーリーは火星先住民の亡霊が甦り、侵略者である人間を襲う中、火星警察官とすご腕囚人
が生き残りを賭けて亡霊と闘う。
同監督の「要塞警察」の設定をそのまま火星に移してます。
先住民の亡霊を撃ちまくるシーンは途中から感覚が麻痺してスカッとしてました(^^;
でも序盤は恐かったです。
「要塞警察」ではすご腕囚人の「ナポレオン」のキャラが立ってましたが、今回の囚人役の
デザレーション(砂漠)は今一つキャラが立ってなかったのが残念。
出来ればスネーク=カート・ラッセルにこの役やってほしかった。
しかし、代わりに火星警察官のナスターシャ・ヘンストリッジがカッコ良かったので、アイス・
キューブとのコンビとしては次回作も観たいです。
ラスト近く、二人が輸送列車の中で分かれるシーンは最高でした。
その後がちょっと蛇足に思えるぐらいで、あの列車のシーンでエンディングにしてほしかった。
もう一人のベテラン火星警察官役のジェイソン・ステイサムも当初すぐやられるかと思っていた
のですが、渋く存在感を出して終盤までしぶとく生き残ってました。

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「SPY_N」
監督:スタンリー・トン
出演:アーロン・クォック、藤原紀香、マーク・ダマスコス
藤原紀香が「風雲ストームライダース」のアーロン・クォック、「ジェヴォーダンの獣」の
マーク・ダマスコスと共演した香港・アメリカ合作のアクション映画。
香港映画らしい見所テンコ盛りであっと言う間の1時間半でした。
アーロン・クォックの見せ場が多かったのですが、対するマーク・ダマスコスも終盤で元マ
ーシャル・アーツ選手らしい暴れっぷりを見せてくれました。
しかし、マーク・ダマスコスが倒された後に取っておきのアクションが用意されてました。
工事中の高層ビルにヘリで運ばれた窓ガラス場でのアクション。
下が透けて地上が見えて高所恐怖症の人にはそれだけで恐いのに、さらにロープで宙吊りの
ためガラスがシーソーの様に上下に揺れる中でのアクション。
まさにアイデア賞もののアクションでした。(^^)
紅一点の藤原紀香も派手ではないですがアクション頑張ってやってました。

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「タイムマシン」
監督:サイモン・ウエルズ
出演:ガイ・ピアース、ジェレミー・アイアンズ、サマンサ・マンバ
H.G.ウエルズ原作の古典SF「タイムマシン」を彼の曾孫のサイモン・ウエルズが監督。
この作品はタイムマシンで時間旅行するシーンのCGにどうしても目がひかれます。
それとタイムマシンの造型も気に入りました。
見上げる空に浮かぶ爆破された月も衝撃的でした。
でも、ストーリーとしては80万年後の未来の世界に行った後半部が、どうしても「猿の惑星」
もどきに思えてしまい拍子抜け。
タイムマシン物としては私の好きな「タイム・アフター・タイム」を超えられませんでした。
最初の方しか出番は無かったけどエマ役の女優さん良かったです。

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「ガイアガールズ」
監督:キム・ロンジノット
出演:竹内彩夏、長与千種、里村明衣子
ラスト、竹内選手がデビュー戦を向かえることが出来て良かった。
でも、その直前の長与がスパーリングパートナーとなった2度目のプロテストでの長与の問い掛け
に対する竹内の表情、そして沈黙。
これがあまりにも強烈だったせいで、ラストのデビュー戦でのカタルシスが無かった。
途中、GAEAを退団して行く選手に対する長与の対応もちょっと厳しすぎる。
それが、華やかなリング上とは違うプロの厳しい世界なんだとは思うけど。
加藤と里村のシングルマッチの映像が結構流れていたのと、勝った加藤の笑顔は良かった。
KAORUはもう少し出番を多くしてほしかったなあ(^^)

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「スパイダーマン」
監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグワイヤ、ウイレム・デフォー、クリフ・ロバートソン
アメコミ「スパイダーマン」の実写版映画化作品。
昔TVでやっていたアニメ版のしょぼい摩天楼を飛び交うシーンと比べてこの実写版はCGの進歩に
より本当に飛び交ってます。
まあ、適役のグリーン・ゴブリンがあまりにもCGっぽいのは今一つですが(^^;
「X-メン」もそうでしたが、今回の「スパイダーマン」も、アメコミにあまり興味の無い私でもかなり
乗れました。
しかし、適役のグリーン・ゴブリンにはもう少し強そうになってほしかったなあ。
主人公の叔父さん役のクリフ・ロバートソン、久々に観ましたがふけたなあ。
アカデミー主演男優賞を受賞した「まごころを君に」が懐かしい。

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「陽はまた昇る」
監督:佐々部清
出演:西田敏行、渡辺謙、仲代達矢、緒方直人
ビデオのVHSvsベータ戦争で逆転勝利し、家庭用ビデオのデファクト・スタンダードを勝ち取った
ビクター社員たちの物語。
「プロジェクトX」で話題になった題材ですが、残念ながら私は「プロジェクトX」の方は観ていません。
でも、この映画を観て「プロジェクトX」も観たくなりました。
ラスト近くで松下がVHSを採用することが決ったシーンではウルウルしました。
ただ、緒方直人は映画用に創作したキャラクターだそうですが、ちょっとやり過ぎのような気がして
興ざめしたのが残念。

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「ブレイド2」
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ウェズリー・スナイプス、クリス・クリストファーソン、ロン・パールマン、ドニー・イェン
燃えたぜ!ブレイド!!
ウェズリースナイプスの格闘シーンは燃えました!
前作の仇敵フロストに比べて今回のノマークはちょっと線が細いですが、その分、ブラッド・パックの
リーダーのロン・パールマンが悪役っぷりを発揮してくれました。
ヴァンパイヤの屯するディスコのシーンでは前作の方がインパクトありましたが、今回もCGを駆使して
頑張ってました。
ヒロイン役のニッサが魅力的だっただけに、仇敵のノマークにはもっと強力なイメージを持っていて
ほしかった。
ウィスラーが敵に周ると思っていたのでスカッドの行動には意表を突かれました。
前作同様、スナイプスの立ち技にはビックリです。
その腹筋と共に印象に残ります。
惜しむらくは、ドニーイェンにはもっと活躍してほしかった。
ブレイドはいつ見ても新日の蝶野に似てるなあ。(^^)

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「突入せよ!あさま山荘事件」
監督:原田眞人
出演:役所広司、宇崎竜童、藤田まこと
連合赤軍の「あさま山荘事件」を佐々淳行を主人公にした作品。
犯人との攻防よりも、警察内部、警察庁と長野県警の縄張り争いを主軸に描いたところが面白かった。
組織の中での縄張り争いはよくある話ですが、ニュースで全国民が集中していたあの大事件の裏側で
こんな権力争いがあったとは。
役者では主役の役所広司が相変わらず良いですが、瓢瓢とした宇崎竜童のキャラも、いそうだなあ、
と思わせて良かったです。
出番は少ないものの後藤田長官役の藤田まことも、カミソリと言うイメージは沸かなかったですが、
存在感ありました。

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「スコーピオン・キング」
監督:チャック・ラッセル
出演:ザ・ロック、マイケル・クラーク・ダンカン、ケリー・ヒュー、スティーブン・ブランド
「ハムナプトラ2」で最後に出て来たスコーピオン・キングと言うキャラクターを主役にした番外編。
スティーブン・ソマーズは今回は監督せず、脚本を書いたのみですが、「ハムナプトラ」シリーズ同様
最初から最後までアクションの連続。
「インディ・ジョーンズ」シリーズのような大仕掛けは無いですが、時間を忘れて楽しませてくれます。
惜しむらくは敵のボスキャラがインパクト弱かった。
スティーブン・ブランドは最強の剣士と言うよりはふんぞり返って闘いを見守る王様の方が似合ってる。
巨大な敵と言う意味では、マイケル・クラーク・ダンカンの方がボスキャラに合ってたか?
スクリーンでは上手く撮っていたが、実際にはザ・ロックよりもマイケル・クラーク・ダンカンが身長
では20cmは高いハズだし。
ヒロイン、預言者カサンドラ役のケリー・ヒューはまあまあでしたが、「ハムナプトラ」シリーズの
パトリシア・ベラスケスと比べると霞むなあ。

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「アトランティスのこころ」
監督:スコット・ヒックス
出演:アンソニー・ホプキンス、デビッド・モース、アントン・イェントル
同じスティーブン・キング原作の「スタンド・バイ・ミー」とよく似た作品。
成人した主人公が少年時代を回想するところは同じで、違うのは少年時代に出会ったアンソニー・
ホプキンス扮する謎の人物の存在。
不思議な能力を持つこの人物の存在がミステリアスな興味を引きますが、特に大きな能力を発揮
することはせず、おくまで主人公との交流を中心に描いていて好感を持てました。
ラスト、現在に戻って、主人公のデビッド・モースが少年時代に住んでいた家のそばで少年時代の
おさななじみの女の子の娘に母親の子供のころの写真を渡すところも心に残ります。
地味な作品ですが、心に残る佳作でした。

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「パニック・ルーム」
監督:デビッド・フィンチャー
出演:ジョディー・フォスター、フォレスト・ウィテイカー
オードリー・ヘップバーン主演のサスペンスの傑作「暗くなるまで待って」と良く似た設定の映画。
家に忍び込んだ犯人とヒロインの攻防の中で、ヒロインの持つ唯一の武器が「パニック・ルーム」
と言う隠し部屋。
しかし、このパニック・ルームに篭城するヒロインとその娘と、パニック・ルームの外にいる犯人
の位置関係がはっきり分からなくてサスペンスが盛上らなかったのは残念。
特に、ヒロインの家が4階建なのはオープニングで分かったのですが、犯人が今、何階にいるのか
不明で、ヒロインが携帯電話を取りにパニック・ルームを出るシーンのサスペンスが半減したと思う。
それと3人の犯人のキャラが今一つ立ってなかった。
首謀者は気の弱く、セキュリティのプロは根は善人だし、首謀者が連れて来た謎の第三の男は、
途中でパニック・ルームのドアに手を挟まれるし(^^;
暗くなるまで待って」のアラン・アーキンを見習ってほしかった。

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「陽だまりのグラウンド」
監督:ブライアン・ロビンス
出演:キアヌ・リーブス、ダイアン・レイン
野球物の映画は「ナチュラル」「フィールド・オブ・ドリームス」「メジャー・リーグ」等好きな
作品が多いのですが、この「陽だまりのグラウンド」も良かった。
治安の悪い環境で育ちながらも少年たちが唯一野球を楽しみにしている姿。
そして、ギャンブルの負けが込みせっぱつまった臨時雇いコーチ・コナーが少年たちと野球を
やるうちに再生する姿に心が揺らされます。
特に後半、コナーが少年たちに初めてメジャーの試合観戦に連れていってあげるエピソードに
ウルウルしました。
終盤は泣かせどころの連続ですが、教会でのコナーのスピーチよりも、決勝戦でGベイビーを
初めてバッターに指名した時のGベイビーの表情に感動。
やっぱり子役には勝てないです。

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「アザーズ」
監督:アレハンドロ・アメナーバル
出演:ニコール・キッドマン、フィオヌラ・フラナガン、クリストファー・エルクストン
トム・クルーズの「バニラ・スカイ」の元映画である「オープン・ユア・アイズ」の監督アレハンドロ・
アメナーバルの作品。
登場人物はニコール・キッドマン扮するグレースと光アレルギーの二人の子供、3人の使用人そして戦場
から戻って来た夫。
広大な屋敷の中に自分達以外の何者かいる気配が...と言うお屋敷内でのミステリーです。
この映画、油断して観ていたのですが、恐かったです。
「ホワット・ライズ・ビニース」も恐かったですが、あそこまで疲れる映画ではないです。
でも、観終わった後は恐かったと同時に何とも悲しい映画だと、後に尾を引く映画でした。
ニコール・キッドマンも良かったですが、良い人そうなんだけど、何かを知ってそうな使用人ミセス・
ミルズ役のフィオヌラ・フラナガンも上手かったです。
子役の二人も頑張ってました。

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「ウイークエンド」
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ミレーユ・ダルク、ジャン・ヤンヌ、ジャン=ピエール・レオ
66年に作られたゴダールの作品。
ブルジョア夫婦のロランとコリンヌは母親に転がり込んだ父親の遺産を乗っ取りに週末に田舎へ向かう。
その途中に交通事故による大渋滞に巻き込まれますが、この大渋滞シーンが凄い。
延々と主役夫婦の車が大渋滞を通り抜けるのを横で移動して撮影してます。
このシーンの撮影大変だったろうなあ、と感心しましたが、その後の展開は...
ヒッチハイクを装った泥棒にあったり、芝居の練習中の役者に出会ったり。
どんどんハプニングにあいますが、何とか母親のいる田舎に到着し、当初の目的通り母親を殺害します。
しかし、ここで物語は終わらず、二人はゲリラに遭遇し、哀れロランは殺されます。
「宇宙をさ迷った映画」と言われているのも頷ける、私には理解出来なかった映画でした(^^;
伊福部昭のように不安感を煽るような音楽が印象的でした。

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「コラテラル・ダメージ」
監督:アンドリューデイビス
出演:アーノルド・シュワルツェネガー、フランチェスカ・ネリー、イライアス・コーティアス、クリフ・カーティス
昨年9月11日の米国同時多発テロにより米国公開が延期となっていたシュワルツェネガー作品。
中盤のコロンビアに潜入してからがダレダレで、ジョン・タトゥーロ、ジョン・レグイザモが
交代に顔を出して間を繋いでくれるものの緊張感が無く困った(^^;
しかし、終盤、ワシントンに戻ってからの展開は一捻り有って面白かったです。
近作の「エンド・オブ・デイズ」「シックス・デイ」でのCGが先行したアクションと違い、
久々にシュワちゃんが身体を張ったアクションを見せてくれたのも良かった。
最初は絶対敵役と思っていたイライアス・コーティアスが終盤ちょっと味を出して来た頃に
殺されたのが残念。
もう少し彼に焦点を当てて描くと「逃亡者」でのトミー・リージョーンズっぽくなっていたのでは。

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「光の旅人」
監督:イアン・ソフトリー
出演:ケビン・スペイシー、ジェフ・ブリッジス、メアリー・マコーマック、アルフレ・ウッダード
琴座にあるK-PAX星からやって来たと言う多重人格者プロートとその主治医となった
精神科医のパウエル。
半分以上がこの二人の対話のシーンでしたが、最初からぐいぐい引っ張られストー
リーにのめり込みました。
果たしてプロートは多重人格者なのか、あるいは本当にK-PAX星人なのか?
観ているこちら側も段々とプロートがK-PAX星人ではないかと思えて来る。
私はプロートはK-PAX星人と確信した直後、今度はパウエルの催眠療法でのプロート
の反応で、今度はプロートが姿を借りた人物の謎に引き込まれたました。
ラストは「オーロラの彼方」に通じるさわやかなエンディング。
セラピストのような語り口のケビン・スペイシー、それを受けて立つジェフ・ブリッ
ジス、この二人の演技とそのストーリーに癒されました。
もう、今年最大の収穫でした。(^^)

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「D-TOX」
監督:ジム・ギレスピー
出演:シルベスター・スタローン、トム・ベレンジャー、ロバート・パトリック、チャールズ・S・ダットン
話としては吹雪の山荘での連続殺人と言う典型的なミステリーのパターンですが、
この映画では警官専門の療養所と、そこにに集まる心の病を持つ警官たちが連続
殺人の対象になっているのが異色。
但し、やっぱり心の病を持つだけあって皆警官には見えないです。(^^;
これならわざわざ警官である必要は無かったのでは?
それと療養所の閉鎖された空間をもっと分かり易く見せてほしかった。
序盤の殺し方がインパクトあったのに段々トーンダウンして行くのも残念。
頑張れば「ダイ・ハード」のような面白い映画になったと思うので余計残念でした。
せっかく個性派揃いの役者陣も印象薄かった、特にトム・ベレンジャーはもったい
なかった。
スタローンもさすがにふけて来たなあ。

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「キリング・ミー・ソフトリー」
監督:チェン・カイコー
出演:ヘザー・グラハム、ジョセフ・ファインズ
物語は出会いから短期間で結婚した妻が夫の過去を知って行くうちに...
と言う内容で、結末も今から思えば良くあるパターンなのですが、私は最後に犯人が分かった時に
少々驚きました。
妻が夫の過去を探って行く過程を夫の方も気付いてるようで、いつ夫に出くわしたり見付かったり
するのか観ていてハラハラしました。
あまり期待せずに観たのですが緊迫感あって良かったです。
しかし、ジョセフ・ファインズにしろ、ヘザー・グラハムにしろ一目惚れする程に美男美女だとは
思えないんですが(^^;
まあ二人とも目が印象に残る役者でしたが。

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「エネミーライン」
監督:ジョン・ムーア
出演:オーウェン・ウィルソン、ジーン・ハックマン、デイビッド・キース、ウラジミール・マシュコフ
序盤の戦闘機F/A18とそれを追跡する2機のミサイル。E> 予告にも一部出てましたが、短いながらもハラハラドキドキのこのシーンが観れただけでも
めっけモノでした。
交わしたミサイルがまだ追って来る、しかも予期せぬ方向から。
この緊迫感はインパクト強かったです。
残念なのは序盤のこのシーンを超えるシーンが最後まで出てこなかったことです。
ミサイルに撃墜され、一人安全地帯まで敵中突破して航空士ですが、それを追う敵との位置関係
が良く分からなかったのが痛い。
追手が迫ってくるサスペンスが全然無く、しかも追手もあんまり大したことなさそうだし。
スコープ付けたライフルを持つウラジミール・マシュコフも、一匹狼のプロフェッショナルな
雰囲気が出てなく今一つでした。
最後はスナイパーとしてもう少し主人公を追い詰めてほしかった。

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「ジェヴォーダンの獣」
監督:クリストフ・ガンズ
出演:サミュエル・ル・ヴィアン、ヴァンサン・カッセル、モニカ・ベルッチ、マーク・ダカスコス
フランスのアクション映画と言うのはあまりピンと来なかったのですが、先日観た「ヴィドック」
に続いて今回の「ジェヴォーダンの獣」でその先入観を覆されました。
2時間18分の長尺ですが、アクションと「獣」の正体に迫るミステリーで全く飽きさせない映画
でした。
特にマーク・ダカスコスは元々マーシャル・アーツをやっていただけあってめちゃくちゃカッコ
良かったです。
そのダカスコスが物語の3分の2辺りで死んでしまったのは残念でした。
しかし、その分サミュエル・ル・ヴィアンとヴァンサン・カッセルがラストの対決で見せてくれ
ました。
当然飛び道具での対決と思いきや、剣と身体を使ったバリバリのアクションでノリは香港映画でした。
「獣」は全貌がはっきり分かる後半ではあまり怖くは無くなるのですが(^^;姿が映らずうなり声
だけの前半は怖かったです。
それと中盤辺りで主人公の後ろの薄暗闇の中におぼろげな姿を現すシーンが印象に残りました。
男優陣はアクションで頑張っていましたが、女優陣では何と言っても謎の女シルヴィア役の
モニカ・ベルッチがきれいでクラクラしてしまいました。
サミュエル・ル・ヴィアンが一目惚れする伯爵令嬢役のエミリエ・デュケンヌよりもよっぽど
きれいでした。

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「メメント」
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ガイ・ピアース、キャリー=アン・モス、ジョー・パトリアーノ
記憶が10分で無くなってしまう記憶障害を持つ主人公ガイ・ピアースが妻殺しの犯人を射殺する
シーンから始まり、映画は犯人に迫る過程を逆に遡って行くと言う構成は面白かったです。
妻殺しの犯人は観客はオープニングで分かっているので、私は犯人を主人公がどうやって付きと
めて行くかを遡って行く新鮮な試みを記憶を頼りに楽しんでましたが、最後にやられました。
クリストファー・ノーランと言う監督はまだ31歳だそうですが、曲者でした。
主人公の行動を遡るシーンはカラーなのですが、その間に入ってくるモノクロシーンが全体の
構成とどう言う関係なのか最初は不明でしたが、こちらは過去から未来に正常な時間軸で進ん
でおり、終盤、カラーとモノクロのシーンがクロスする構成となっていたようです。
キャリー=アン・モスが途中で主人公にウソをついてたのですが、彼女の役割が今ひとつ不明で
消化不良でした。

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「DEAD OR ALIVE FINAL」
監督:三池崇志
出演:哀川翔、竹内力、テレンス・イン、ジョシー・ホー
第1作の衝撃のラストで話題を呼んだDOAシリーズのファイナル。
今回は西暦2346年の横浜が舞台ですが、オール香港ロケと日本人キャストは哀川と竹内の
二人のみで、セリフも日本語、広東語、英語が入り乱れて相変わらずヴァーリ・トゥードな
映画でした(^^;
今回の目玉は哀川と竹内のワイヤーアクション!
三池監督のことだからスタントなんて使わないと思いますが、スタント使ってる?って思う
ぐらい二人ともよく頑張ってました。
合体?してからの竹内の「どう言うことだ?」哀川の「わかんね」は最高でした。
そして、これまた衝撃のラスト(^^;、「ピストル・オペラ」に匹敵するどうしようもない
ラストシーンでした(^^;
3作で終わってしまうにはもったいないシリーズです。
まあ、主役の二人がレプリカントだったと言う設定なので、また新たな記憶を刷り込まれ、別の
時代で出会うことを期待しています。

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「ヴィドック」
監督:ピトフ
出演:ジェラール・ドパルデュー、ギヨーム・カネ、イネス・サストレ
ヴィドックと言うのが犯人の名前かと思っていたら、ヴィドックは犯人を追う探偵の名前でした(^^;
で、その探偵ヴィドックが映画の冒頭の犯人との闘いでいきなり死んでしまうんですが、映画は
ヴィドックの伝記作家、刑事、ヴィドックの相棒、謎の美女が、犯人を追うヴィドックの最後の
数日間の足跡を辿る過程でヴィドックの活躍が描かれています。
こう言う展開は好きなのですが、もう一捻りあっても良かったと思います。
鏡の仮面を脱いで犯人の顔が現れても驚かなかったし。
しかし、犯人の高速アクション、特に終盤の迷路のような犯人の隠れ家内部でのヴィドックとの
格闘シーンは見物でした。
この格闘シーンの他、全体的に茶色がかったトーンの画面など映像的にひかれる映画でした。
迷路のような犯人の隠れ家を観ていて、「薔薇の名前」の巨大な図書室を思い出しました。
ヴィドック役のジェラール・ドパルデューは本当に久々に観ましたが、牛のように巨大な体格に
なっていて最初は気付かなかった。(^^;

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「スパイ・キッズ」
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:アントニオ・バンデラス、カーロ・グギノ、ロバート・パトリック
軽いノリで観られるお子様スパイ映画でした。
しかし、敵役まで軽くなり過ぎたのが残念でした。
折角「ターミネーター2」の液体金属ターミネーター役のロバート・パトリックが出てるんだから、
最後はバンデラスとの一騎撃ちで締めてほしかった気もします。
ロドリゲスらしく、もっと秘密兵器をどんどん使って撃ち合いしてほしかったなあ。
最後に「フロム・ダスク・ティル・ドーン」でロドリゲス監督と組んだジョージ・クルーニーが
カメオ出演してました。

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