Title | シックス・デイ |
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Date | 12/30/2000 |
Theater | 渋東シネタワー |
Directed by | ロジャー・スポティスウッド |
Starring | アーノルド・シュワルツェネッガー ロバート・デュバル トニー・ゴールドウィン |
story |
近未来、クローン技術が発達し、ペットのクローンを製造する企業も現れるが、人間のクローン製造は6d法で禁じられていた。 ヘリコプターパイロットのアダムは、誕生日家に帰ると、そこには家族、友人と一緒にバースデイパーティを楽しむ自分自身が! 何者かが6D法を破りアダムのクローンを製造したことを知ったアダムだったが、正体不明の男女に命を狙われる。 アダムは正体不明の男女に反撃し、この陰謀の黒幕を突き止めていく。 |
valuation |
シュワちゃんにしては肉体を使ったアクションを少しセーブして物足りないものもありました。 加えて、クローンと言うアイデアもありきたりなものでしたが、それらがあまり気にならないぐらい楽しめました。 主人公が実はクローンだった、と途中から判明するのですが、これは驚きました。 私はてっきりバースデイパーティを楽しんでいたクローンがクライマックスでアダムと対決すると勝手に予想していたので(^^; しかも、二人が顔を合わせてからは対決どころか二人で黒幕を倒してしまうのだから参りました。 不満としてはアダムを追いかける連中がクローン再生して何度死んでも再登場するのはいいのですが、もう少し強そうな役者を持ってこれなかったのかなあと思います。
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Title | シャフト |
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Date | 11/11/2000 |
Theater | 渋谷東急 |
Directed by | ジョン・シングルトン |
Starring | サミュエル・L・ジャクソン ヴァネッサ・ウイリアムズ ジェフリー・ライト リチャード・ラウンドトゥリー |
story |
ある晩、バーの外で黒人男性が殴り殺される事件が発生する。 現場に駆けつけた黒人刑事シャフトは、バーテンのダイアンの目配せで不動産王の御曹司ウオルターを逮捕する。 しかし、ウオルターは父親の保釈金で保釈された上、海外へ逃亡してしまう。 それから2年後、シャフトはドミニカ人の麻薬の元締めのピープルズを公務執行妨害で逮捕するが、おりしもその夜、海外に逃亡していたウオルターが極秘に帰国するとの情報を得る。 空港に到着したウオルターを逮捕したシャフトだったが、またもや保釈金が積まれウオルターは保釈される。 |
valuation |
オリジナルの「黒いジャガー」は観た記憶が無かったのですが、オープニングでテーマ曲が流れると、聴いたことのある曲だったのでビックリ。 シャフトは、俺が掟だ、とでも言いそうなハードボイルドな面もあれば、悪いヤツを観るとほっておけなくなる、魅力的なキャラです。 敵役は不動産王の御曹司ウオルターなのですが、途中から登場する麻薬の元締めのピープルズ役のジェフリー・ライトがぶっ飛んだキャラで途中から場面をさらいます。 相棒のヴァネッサ・ウイリアムズ扮するカーメンが思ったより活躍しませんでしたが、その分、親友のラサーンたちとのチームワークが、文句を言いつつなかなか良い雰囲気でラストで車に乗って行く彼らの次なる活躍を早く観たくなりました。
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Title | X−メン |
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Date | 10/21/2000 |
Theater | 渋東シネタワー |
Directed by | ブライアン・シンガー |
Starring | ヒュー・ジャックマン パトリック・スチュワート イアン・マッカラン フェムケ・ヤンセン |
story |
DNAの突然変異でおきたミュータント、上院では全てのミュータントに登録を義務付ける「ミュータント登録法案」を主張していた。 エグゼビア教授はミュータントは人類と共存出来ると信じているが、ミュータントは人類に代わり世界を支配する者と信じる旧友マグニートーとの対決の時が迫っていた。 一方、触ると相手の生気を吸い取る能力を持つ少女ローグは、自分の能力に悩み、同じミュータントであるローガンの車に同乗することとなる。 するとそこに大木が激突し、マグニートーの手下で野獣のような巨漢セイバートゥースが立ちはだかる。 その窮地を救ったのはエグゼビア教授率いるX−メン、サイクロップスとストームだった。 |
valuation |
原作のアメコミを読んでいないのでキャラクターに馴染みが無かったのですが、バトルを中心にせず、キャラを描くことにも時間をかけていて各キャラへの感情移入が出来て良かった。 ただし、敵側はマグニートー以外のキャラが脇役扱いで、もう少し敵キャラにも力を入れてほしかったです。 ウルヴァリンのライバルとしてはセイバートゥース辺りが適役だったと思うのですが、ウルヴァリンに対してセイバートゥースはウドの大木、と言う扱いだったのが残念。 ウルヴァリンと枯れを慕うローグの関係だけでも一つの映画が出来そうです。 自分の過去を求めて出発するウルヴァリンのラストは次回作に繋がる終わり方でしたが、是非ともシリーズ化を同じシンガー監督で実現してほしいものです。 しかし、原作では沢山のキャラクターが登場しているそうなので、次回作では他のキャラクターが主役かもしれません。
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Title | M:i-2 |
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Date | 10/ 7/2000 |
Theater | 渋東シネタワー |
Directed by | ジョン・ウー |
Starring | トム・クルーズ ダグレイ・スコット タンディ・ニュートン ヴィング・レイムス |
story |
ロシアの医学博士ネロルヴィッチが「キメラ」と言う殺人ウイルスとその解毒剤「ベレロフォーン」を発明したが、それを輸送中に元IMFエージェントのアンブローズに奪われてしまう。 一方、休暇中にロック・クライミングを楽しんでいたイーサン・ハントに新たなミッションが伝えられる。 女泥棒ナイアを仲間に入れて「キメラ」と「ベレロフォーン」の奪還を目指すハント。 そしてナイアは元恋人のアンブローズとハントの間で心が揺れ動く。 |
valuation |
前作「ミッション・インポッシブル」と比べて今回は今一つでした。 ジョン・ウーの作品は男と男の対決が最大の見せ場となっているのですが、今回のハントのライバル・アンブローズのキャラが弱く最後の対決も盛り上がらずじまいでした。 それと前作ではスリリングなシーンが何シーンかあって作品を引き締めていましたが、今回はダレダレでした。 バイサイト社への潜入シーンがスリリングなシーンになるはずだったのだと思いますが、画面全体が暗くて位置高さ関係がこちらに伝わらなかったのが敗因でした。 ジョン・ウー得意の銃撃戦もフェイス・オフに比べて迫力不足でした。
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Title | U-571 |
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Date | 9/23/2000 |
Theater | 渋東シネタワー |
Directed by | ジョナサン・モストウ |
Starring | マシュー・マコノヒー ハーベイ・カイテル ビル・パクストン ジョン・ボン・ジョヴィ |
story |
第二次世界大戦下の北大西洋、ドイツの潜水艦Uボートは「エニグマ」と呼ばれる暗号機を駆使し神出鬼没の攻撃で連合軍側海軍に打撃を与えていた。 このため連合軍は自軍の潜水艦をUボートに偽装し、ドイツ軍Uボート「U-571」を攻撃し、「エニグマ」を奪取する作戦を実行する。 この作戦を指揮するダルグレン大佐、副長は実力がありながら正当な評価を得られないと悩むタイラー大尉。 そして、U-571に遭遇し、何とか奇襲が成功したのもつかの間、U-571を救援に来た、ドイツ軍潜水艦に自艦を撃沈され、ダルグレン大佐は死亡、残されたタイラーたちはU-571に閉じ込められ、ドイツ軍潜水艦と死闘を演じることとなる。 |
valuation |
小品ながら傑作サスペンス・アクション「ブレーキ・ダウン」のジョナサン・モストウの作品らしく、最後まで飽きさせずぐいぐい引っ張ってくれます。 名作「Uボート」の息苦しくなるような緊張感、閉塞感には及ばないものの楽しませてくれます。 特に、最後の一発の魚雷が果たして発射出来るのか、どうか、結果は分かりきっているのですが、手に汗握らせてくれます。 ダルグレンが死んだ後、指揮することとなったタイラーが「どうなるか私にも分からない」と言ってしまい部下に信頼を失ったタイラーの成長物語としても面白かった。 途中で死んでしまう艦長ダルグレン役のビル・パクストンは儲け役でしたが、ボン・ジョヴィは何時の間にかいなくなってました(^^;
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Title | オルフェ |
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Date | 9/10/2000 |
Theater | シネマライズ |
Directed by | カルロス・ヂエギス |
Starring | トニ・ガヒート パトリシア・フランサ ムリロ・ベニーシオ イザベウ・フィラルディス |
story |
リオの一角、カリオカの丘のスラム街に住むミュージシャン、オルフェはカーニバルのパレードで2年連続で優勝しているカリオカ・チームのリーダー。 カーニバルが近付いたある日、叔母のカルメンを頼って、アグレ村からユリディスがカリオカの丘にやって来る。 一目でひかれ会うオルフェとユリディス。 しかし、オルフェの幼馴染でスラム街を牛耳る麻薬の売人ルシーニョもユリディスにひかれ、やがてカーニバルの夜に悲劇が起こる。 |
valuation |
ギリシャ神話を題材にした悲劇ですが、ヒロイン、ユリディスの死に方があまりにもあっけなかった感じがして残念。 もう少しルシーニョがユリディスに横恋慕する様を描いていれば観る側も納得出来たかもしれません。 ただし、オルフェとユリディスがひかれ合い結ばれる前半、そしてアントニオ・カルロス・ジョビン他の音楽が素晴らしくて、もう一度観たい作品です。 特に歌手でもあるトニ・ガヒートの歌、ユリディス役のパトリシア・フランサの美貌は必見ものです。
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Title | イギリスから来た男 |
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Date | 8/28/2000 |
Theater | 恵比寿ガーデンシネマ |
Directed by | スティブン・ソダーバーグ |
Starring | テレンス・スタンプ ピーター・フォンダ レスリー・アン・ウォーレン バリー・ニューマン |
story |
9年間の刑務所暮らしを終えたウィルソンの元に娘の死を知らせる手紙が届く。 その手紙の差出人のエデゥアルドを尋ねてウィルソンはイギリスから遥々ロスへやって来る。 交通事故だと主張するエデゥアルドを案内人に、ウィルソンは娘が他殺であると疑い、犯人探しをする。 そして、かって娘と付き合っていた大物音楽プロデューサー、テリーの存在に突き当たる。 テリーはヘロインを密売するシンジケートに手を貸しており、その相棒のエイバリーからウィルソンの存在を知る。 |
valuation |
テレンス・スタンプがかって主演した「夜空に星があるように」の登場人物ウィルソンを30年以上隔てて同じテレンス・スタンプが演じ、「夜空に星があるように」の映像もところどころに挿入され、その趣向が面白かったのですが、「夜空に星があるように」を私が未見のため、感情移入度は低かったです。 派手なアクションも少なく、淡々と進むストーリーでしたが、スタンプと「エスケープ・フロムLA」以来のピーター・フォンダの存在感で何とか最後まで引っ張ってくれました。 フォンダがあまり昔と変わっていなかったのですが、「バニシング・ポイント」のバリー・ニューマンは全然変わっていて驚きました。
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