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8. Linux をインストール

8.1 基本パーティションに RedHat Linux 5.2 をインストール

最初に基本パーティションに RedHat Linux 5.2 をインストールします。 RedHat Linux 5.2 の場合、インストールタイプとしてワークステーション/ サーバー/カスタムの3つの選択肢があります。ワークステーションとサーバー の場合、既存のパーティションを消してしまうので必ず「カスタム」を選択す るように注意しましょう。

ここでのポイントは、hda6 のパーティションID の変更と、LILO の設定の2つ です。それ以外は通常の Linux のインストールと同じです。

ディスクのパーティションの設定をするツールとして、FDISK と Disk Druid の どちらを選ぶかという質問があります。私は Disk Druid という新しいツールに 興味があったのでこちらを選んでみました。

この時点で私のハードディスクは「2.3 パーティションの配置例(失敗例)」の ような構成になっていたため、一旦 2.5GB の拡張パーティションを削除して 新たに 1.5GB の基本パーティションと 1GB の拡張パーティションを作るという 作業が必要でした。ところが Disk Druid では拡張パーティションを削除するこ とができず、従来通り FDISK を使用しました。

hda6 を 82 (Linux swap)に変更します。

    デバイス  Boot  Begin  Start  End  ブロック    ID  システム
    -------------------------------------------------------------------
    /dev/hda6       376     376   383    64,228+   82  Linux swap
インストールの最終段階で LILO をどこにインストールするか、という場面が あります。ここでは MBR(Master Boot Record) ではなく 「/dev/hda2 ブート パーティション第1セクタ」を選択します。

「ブート可能なパーティション」は下記のように設定します。

    デバイス   パーティションの型  デフォルト  ブートラベル
    -------------------------------------------------------------------
    /dev/hda1  DOS16-bit >=32M                 dos
    /dev/hda2  Linux native          *         linux
    /dev/hda5  Linux native                    linux2
インストール終了後、マシンをリブートすると Solaris ブートマネージャでは なく Linux の LILO が起動しました。OS の選択肢に Solaris がありません。 Solaris が起動できなくなってしまった! とあせったのですが、気をとり直し て FDISK を起動し、アクティブパーティションを Linux ではなく Solaris の パーティション(ID は 82:Linux swap)に変更しました。

再度マシンをリブートすると 今度は Solaris ブートマネージャが起動しました。 そして「3.ブート切替の操作」で書いたような手順で各種 OS を切替えてブート できるようになりました。

8.2 拡張パーティションに別の OS をインストール

現時点では、まだ何もインストールしていませんが、ここまでで Solaris ブート マネージャと Linux の LILO が動作することを確認できたので、新たに OS を 追加するのは容易なことです。私は、何か別の Linux ディストリビューションを 入れるつもりですが FreeBSD もインストールできると思います。


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