最初に基本パーティションに RedHat Linux 5.2 をインストールします。 RedHat Linux 5.2 の場合、インストールタイプとしてワークステーション/ サーバー/カスタムの3つの選択肢があります。ワークステーションとサーバー の場合、既存のパーティションを消してしまうので必ず「カスタム」を選択す るように注意しましょう。
ここでのポイントは、hda6 のパーティションID の変更と、LILO の設定の2つ です。それ以外は通常の Linux のインストールと同じです。
ディスクのパーティションの設定をするツールとして、FDISK と Disk Druid の どちらを選ぶかという質問があります。私は Disk Druid という新しいツールに 興味があったのでこちらを選んでみました。
この時点で私のハードディスクは「2.3 パーティションの配置例(失敗例)」の ような構成になっていたため、一旦 2.5GB の拡張パーティションを削除して 新たに 1.5GB の基本パーティションと 1GB の拡張パーティションを作るという 作業が必要でした。ところが Disk Druid では拡張パーティションを削除するこ とができず、従来通り FDISK を使用しました。
hda6 を 82 (Linux swap)に変更します。
デバイス Boot Begin Start End ブロック ID システム ------------------------------------------------------------------- /dev/hda6 376 376 383 64,228+ 82 Linux swapインストールの最終段階で LILO をどこにインストールするか、という場面が あります。ここでは MBR(Master Boot Record) ではなく 「/dev/hda2 ブート パーティション第1セクタ」を選択します。
「ブート可能なパーティション」は下記のように設定します。
デバイス パーティションの型 デフォルト ブートラベル ------------------------------------------------------------------- /dev/hda1 DOS16-bit >=32M dos /dev/hda2 Linux native * linux /dev/hda5 Linux native linux2インストール終了後、マシンをリブートすると Solaris ブートマネージャでは なく Linux の LILO が起動しました。OS の選択肢に Solaris がありません。 Solaris が起動できなくなってしまった! とあせったのですが、気をとり直し て FDISK を起動し、アクティブパーティションを Linux ではなく Solaris の パーティション(ID は 82:Linux swap)に変更しました。
再度マシンをリブートすると 今度は Solaris ブートマネージャが起動しました。 そして「3.ブート切替の操作」で書いたような手順で各種 OS を切替えてブート できるようになりました。
現時点では、まだ何もインストールしていませんが、ここまでで Solaris ブート マネージャと Linux の LILO が動作することを確認できたので、新たに OS を 追加するのは容易なことです。私は、何か別の Linux ディストリビューションを 入れるつもりですが FreeBSD もインストールできると思います。