第4回ワークショップの記録
2001/10/2 於:なぎさふれあいセンター
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(今日のワークショップの趣旨:木原ファシリテーター) |
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(グループ発表) 木原:各グループ3分ほどで、発表してください。その発表をもとに課題を整理して、それをもとに新たにグループ分けをするので、また新たな出会いがあります。にこやかにお願いします。 |
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(Aグループ) 前回は、7つの島が出来ましたが、これを3つにまとめました。マンション暮らしで交流がないとか、街が暗くてやだね、というのをまとめて、「交流の拠点がない」としました。この会場みたいに立派なものはあるが、利用の仕方を知らない。あること自体を知らない方もいる。うまく使えば、交流が生まれる。それを利用すれば、ネットワークが出来るから、情報がないよ、福祉のサービスがないよ、というのも解決できるし、どこで誰が何を必要としているかもわかってくる。交流ができれば、自治会にも入ってくるし、街に活気が出てくるし、ゴミを捨てる人もいなくなる。中心として交流があって、これによってさまざまな課題が解決できるのでないかとまとめました。 ![]() |
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(Bグループ) こうやって3つのグループをみると、考え方は同じですね。そもそもの集まりが、福祉ということで集まりましたので、皆さんの考え方が同じなんだなあと言うことが、結論的に見えたような気がします。そして、皆さんが感じているのに、手をつけられていない問題があるなと感じました。1の交流の場は、行政で何年間もかけて相当のお金を使っているが、そのわりに使っている人が、限定される。せっかく地域のこういうグループができたのだから、斬新な場を作ってみたらどうか。集まっていけば、気が休まるという場を作る方法を考えてみようというものです。2の情報は、一体こういう場を必要とする人、福祉を必要とする人は、どういう人なんだろうということを、実際に私たちが足で稼いでみるのが最初ではないかと話しに出ました。ニーズ把握とありますが、あらかじめもらった既定観念の情報でなくて、足で探す情報をとってみようというものです。3は、その他、いろいろ重要な問題があるんだけど、まとめてこのようにしました。だいたい同じでしたね。4回のワークショップをやって、正しいことが見えてきたと言う感じがします。 ![]() |
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(Cグループ) 1の情報は、出す側と受ける側のつながりが生まれていない。出す側としても、どんな情報をどのように出せばわからないという問題を抱えている。生活者の方に情報が行き渡っていないのではないかということもある。2の大人と子供の交流は、子供と高齢者だけでなく、大人との交流がもっとあれば、ボランティアに参加したり、子供の元気が出てきたりとか、街の雰囲気がもっと良くなるのではないか。3は、ボランティアの受け手と担い手の役割分担が決まってしまっていて、だからこそ、自治会も同じ方々がやっていらっしゃるから役員が高齢化するし、新しいボランティアがでてこないのではないか。あなたはボランティアする人、あなたはサービスを受ける人という固定観念が出来ているのではないか、そうじゃなくて誰でもボランティアが出来るし、誰でもサービスを受けることが出来るというふうに考え方を変えた方がいいのではないかというものです。 ![]() |
(チーム結成) 木原:みなさん感じるところは、同じだということがわかりました。普通こういうことは、こんな時間をかけてやらないんですね。だけど今回は県のモデルですから、ある程度理論を建てていかなければならない。結論として、生活者としてみてきた課題が、共通するということがわかりました。 まず、地域の拠点の話しがどのグループでも出ていました。まず第一に、場の問題、交流と拠点でチームを作りましょう。あるのに利用されていない、いつも決まった人しか使っていないという課題。また、拠点がない場合はどうするか、自分の家を開くとか、空き店舗を利用するとか、空いている空間を利用するとかを考えるグループが一つです。それから、2つめは、情報ですね。皆さんのお話しはリンクしていますね。拠点があれば情報が入ってくる、と。情報も出す側と受け取る側の両方に問題がありますね。実際に自分たちの足元を調査してみようという話しがありましたね。おっしゃるとおりだと思います。きっとそうであろうという話しであっても、実際に行ってみて話しを聞くことによって、なにが必要なんだということがわかる。三つ目は、分かれたような感じですが、環境問題。住環境の問題と、まちの活気と環境問題。この環境問題は、拠点の話しとつながるけど、日ごる生活している街の再発見のグループ。四つ目は、する側とされる側がぎすぎすしない関係にならないようにするには、どうすればよいか。人の問題が出ています。自治会やボランティアへの参加をどう進めるか、子育てとかがここに入ります。 とりあえず、この4つ、「交流」「情報」「環境」「人」をおおよその柱としますので、自分の関心で、自分は主にここに行きたい、という席に移動してください。全部関わりたいと言う方、選べないと言う方も、とりあえず移動してください。また、ゆっくり考えたあとで、チームを変えたいという方も、アンケートに書いていただければよいです。 人数は関係ないですよ、多くなったら二つに分けたりしますから。情報は多いですね。環境は、いませんか? 市:これからの進め方について、説明します。今後は、集まる日時はチームで話し合って決めてください。今後、チームで、まずチーム活動計画を立てることになると思います。課題によって、活動する中身は、異なってくると思われますが、基本的には、地域の人々へのインタビューによって実態を把握したり、地域を歩いて発見するというのが、典型的なやり方だと思っています。木原さんには、住民の助け合い実態を把握する場合のやりかたを学ぶ勉強会・相談会をお願いしてあり、10月25日に設定しています。 今回は、4月までですので、あまり時間はございませんが、市のほうでは、どこまでやりなさい、という指示はしません。できるところまでのまとめをお願いできればと思っています。課題やチームによって、いろいろ異なってくると思います。例えば、こういう現状を把握しましたよ、提言をまとめました、実践をしてみましたのでその報告をします、といろいろあると思います。それは、ばらばらで結構です。時間切れだよ。もっとやりたかったのに、という場合には引き続き続けていただくというのも、一つの選択肢かなというふうにも考えています。 活動の成果は、市で策定する地域福祉計画に反映していこうと思っています。この計画は、市の全体の計画ですので、それとは別に、地区の皆様や関係機関への報告の機会、といったものを設け、行政や地域で反映できるものは、そのための努力をしていきたいと思っています。また、チーム活動へのサポートも、出来る限りしていきたいと思っています。 最後に提案ですが、広報部ということで、地域の皆さんにこの活動を知っていただくことが大切ですが、これをチームの中でやるのも大変なので、有志によって、広報部をチームとは別に作るといいかなと思っています。 木原:チームのメンバーが入れ替わり雰囲気も変わりましたので、「交流」「情報」「人」の各チームで自己紹介をしてください。そして、チームの名称と、メンバーの名前と次の活動日を配布した用紙に書いてください。 |
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| 木原:新しいグループ名は決まりましたか?情報のグループは決まりましたか? 情報:はい!はなです。 木原:はな?どんなはな? 情報:花水のハナからとって、華やかな、華にしました。。 木原:交流の方は、決まりましたか? 交流:チーム名?・・・。 木原:なければないでいいですよ。人のところは? 人:ラブ。 木原:ラブ? 人:ぶの点はハートが二つ。 木原:これまたすごいですね。今日欠席の人は、どこの飲み屋に行ったのだろうと思います。交流のチームは、名前決めるの大変ですね。すごいな。 交流:決まりました。クロスで。 |
![]() ↑結成されたチーム |
| 木原:くろす?どういう字? 交流:カタカナです。 木原:華に、らぶに、クロスっていうと、なんか違う世界に来た感じですね。本当にこれで、地域のこと考えるのかな、というような。そのくらい発想力が豊かな方がいいでしょう。えっ。行政の方から、待ったがかかりましたか?よろしいですね。次からは、このチーム名で呼んでいきたいと思います。 次の時には、リーダーを決めてください。広報部の必要性がありますので、各チームから最低1名、出してくださいね。次回からは、私の方は、離れてしまいますが、10月25日に「住民の助け合い実態を把握」の方法をお話しします。私の第1部の4回のワークショップはこれでおしまいになります。また、12月の中間ワークショップ、3月にまた来ます。皆さん、がんばって下さい。 |
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(参加者の感想)
○「情報」のチームに入ることになりました。とても広いので、どのようなことから始めたら良いのか、どのように展開していくのか、課題は多いと思います。
○KJ法でさらけ出された「交流」「情報」「環境」「人」を全員が、見事に捕らえたと思います。
○前回の課題を話し合い整理してみて、交流の拠点、交流が生まれるところから、すべての課題、そして解決につながっていくことがわかりました。そして、他のグループも、出てくる問題は似たような話し。感じていることは、皆同じかなと思いました。これから、グループに分かれて、どんな話しが出てくるのか、どんな風に変わっていくのか、ちょっと楽しみになってきました。
○市長公認という肩書きのついたグループであるとか、少々勝手が違った感じ。でも、身分証明書はそれとして、地区のそれぞれの生命の繁栄を願う新しい福祉を考えたいと思います。
○3チームに分かれたが、調査情報を得る内容は大体同じであり、時期も同じであれば、同一問題を一斉に尋ねることが起きないか、交通整理は必要ないでしょうか。受ける方が大変でしょう、また、受けた情報は適切に交換したいですね。
○福祉は困っている人に、与えることが主体となっているが、与える側の満足感、喜びを何とか掘り起こす方法も考えていきたい。
○もう少し、何か出来たのではないか。無駄な時間が感じられました。