第3回ワークショップ・事前アンケート結果当日配布資料

「花水の課題」(花水地区において、解決しなければいけないこと、変わるべきこと)について主な意見

・運転免許を返上する時期に、買い物等を少しでも助け合う方法
・病院に行く時期ではないが、体調も思わしくなく、精神面のケアが必要な方たちへの対応(老若関係なく)
・道徳感や礼儀に基づく、教育・文化等の伝承そして秩序などが保たれていく必要がある。それには中高年者の力が求められるのではないか。
・小学生を持つ親の協力を得られず子供会が解散した。利己主義が通る中、心を開いて話し合える環境づくりが必要。
・教育の場に、奉仕活動を取り入れるようになれば、親子して考え方が変わるのではないか。
福祉の貴重な資源が沢山あるのにお互い連携を取れていない。平塚市が呼びかけてつくったもの、市民が必要としてつくったもの、他の場所で培われた経験などのあらゆる資源の発掘をして、総体的にコミュニティづくりに生かすにはどうすればよいかを課題の一つとしたらどうか。これから必要となる事・ものが見えてくると思う。地域の福祉マップ作りをしてみたい。
・住民の方のニーズを探るため、何らかのアンケートや意識調査ができたらいい。
・開かれたワーキングにするために、広報活動もしたい。
隣近所の人々と気軽に興隆する風潮が薄くなっている。「お互いの心の窓口を開きましょう」という事は、今までもよく言われてきた言葉だが、現実は逆であるとの印象を持つ。生活上の小さな問題でも、わだかまりの気持ちを持たず助け合うことができる近所づきあいを広げていきたい。
・不登校児・生徒が増加し、引きこもりが長期化しているという。社会との接点を見出せない状態を家族のみの力で変えてゆくのは、大変。本人と家族が相談に来れる、またプログラムのない一日過ごせる場所があるとよい。
・商店街がにぎやかで、歩道も充分にあるが、店によっては、歩道に商品が置かれて、歩行の妨げになっている。ベンチや花を植えるとほっとできる空間になる。
・道路は整備されているが、人を優先した道作りが必要(浜岳中近くの歩道橋など)
介護は必要ではないが、何らかの障害や持病があって日常生活は何とか自分でという、障害者や高齢者を支援する常設のセンターができるとよい。
現状を把握していません
<小さな「助けて」が聞こえない>
 福祉サービスの多くは、制度によって、そのサービスの内容や利用できる方やサービスの量が決められています。でも、人の生活は十人十色ですから、必ずしも制度の枠の中で収まりきらないと思います。命に関わるような大きな「助けて」という叫びもあれば、小さな小さなお手伝いが欲しい「助けて」もあると思います。それらのニーズのすべてを網羅した完璧なサービスを、実現してもらうためには、どれほどの資金(税金)がいるでしょうか。
本当に必要なサービスが必要な人のもとに確実に届くように、市や町も頑張っていると思いますが、私たち住民自身が担えることもすくなからずあるように思っています。
小さな小さな「助けて」なら、実は僕自身にもしょっちゅうあります。越してきたばかりで、近くに何があるのかわからなくて途方に暮れたとき、急な仕事でどうしても、子供を誰かにみていて欲しいとき、しばらく留守にするときの用心・・・。福祉というには、大げさなそういうこと、でも、僕自身にあるそういう小さな「助けて」は、おそらく障害のある方や、お年寄りや小さなお子さんを抱えるお母さんにだってあるはずです。でも、その都度、福祉サービスを利用するという形で解決するのは大変です。
 小さな小さな「助けて」なら、制度を使わなくてもできそうです。ご近所に、そういう「助けて」があることを知っていれば、もしかすると、僕自身もできることがあるかもしれません。でも、今はそういう小さな「助けて」が、あるのか無いのか、どこにあるのか、いつあるのかもわかりません。それにできれば、僕自身も、そういう「助けて」を感じたとき、ちょっと助けてもらいたいです。福祉コミュニティの「福祉」は、障害者やお年寄りのためだけのものではなく、自分自身も含めて地域に暮らす人々すべてのものと考えたいと思っています。
 そういう小さな「助けて」が、もう少しお互いに見えるような、地域のネットワークができたらと思っています。その方法として地域通貨は、とってもいい方法だと思います。
 プライバシーの問題や、責任の問題など、市や町に担ってもらった方がよいものと、私たち自身が関われることとをきちっと見据えて、自分たちの暮らす町が住み良くなれば何よりだと思っています。
<福祉サービスの質を住民の視点で>
今、福祉サービスについて、その質が問われています。今までは、老人ホームのベッドが何ベッドだとか、デイサービスセンターが何カ所だとか、ヘルパーさんが何人だとか、サービスの量のことが問われることが多かったのですが、質が伴っていなければ、効率も悪いし、効果も半減です。量と一緒に質も考えて行こうという考えが急速に広がっています。
サービスの質を考えるなら、利用される方に満足かどうかを伺うのが何よりのように思われますが、福祉サービスは、一人でいくつもの施設に入ってみて比較することなんかとてもできませんし、気に入らないからと言って、簡単に取り替えにくいものが少なくありません。利用される方の中には、ご自分でご自分が利用されているサービスが良いのか悪いのかをうまく表現できない方もいらっしゃいます。不満があっても、サービスしてもらっているのだからと、我慢されている場合もあるでしょう。
 私は、福祉の仕事に従事しているせいもあって、その質にとても関心があります。福祉サービスの質がいいのか悪いのか判断するのはとても難しいことです。サービスを提供する側が、きちんと気をつけなければいけないのですが、良かれと思ってやっていることでも、ご本人が満足されていなかったり、かえって、ご本人の生活に悪影響を及ぼしてしまうような場合もあります。そういう時いろいろな視点からの意見がとても必要です。
サービスの質を監視するというような大仰なものではなく、私たちの暮らす街のサービス自体が、どんなものなのか、一市民の意見として、情報提供できる仕組みづくりができたら、きっと、サービスを提供する方にも、また、利用する方にも、また、いつか、自分自身が利用するときにもきっと役にたつと思うのです。
 今、全国で多くのNPOがこの作業に取り組んでいます。そうした、先進の例を参考に私たちの街でもそうした仕組みづくりができたらと考えています。
私たちの街には、一体どんなサービスがあるのかを調べるところから初めて、老人ホームや障害者の方の施設で、どんなサービスが行われているのだろう、デイサービスセンターってどんなところなのか、それぞれどんな特徴があるのかを、市民の目で情報収集して発表するだけでもいいと思いますし、自分が利用するとしたら、どんなサービスであって欲しいか、あるいは、実際に行われているサービスについて、こうしたら良くなるのではないかといった意見や感想を集めるだけでもいいと思います。
・車椅子での買い物が現況では難しい(スーパー等の店内商品の陳列、空間の取り方)
・道路、歩道橋の照明が暗い
学童保育。自分の子供は鍵っ子にしたことがないので。
プライバシーに関わるとか、お節介になるかもしれないという考え方を横において、「手助けできるんですよ」「困っていませんか」という声かけをしていく必要
向こう三軒両隣もお付き合いがない状態。自然に仲間作りができる環境がほしい。サークル・クラブ等趣味面を通してもっと参加できるように情報交換・新聞などの発行する。
各人が現在考えている福祉コミュニティとは何かを徹底して話し合う必要がある。おのずと何らかの片鱗が浮かび上がってくると思うので、それを基礎として地区の現状にあったコミュニティ設計を立てていく。
・施設で介護を受けられない方のためにできるケアについて考えられること。
・鷹巣町の映画の上映会を実現させたい。
・シニア体験
高齢者一人暮らし、高齢者夫婦を支えるコミュニティづくりが必要。そのために、弱者間のコミュニティづくりと、元気老人の自主的助け合い活動を(助け合いの預金。老人クラブの構造改革)
・高齢者の地域還元施策
・自転車の正しい利用や捨てられたペットなどの環境整備
引きこもりがちな独居高齢者等に対し、外に目を向け若者との交流・高齢者同士の交流の場がたくさん持てる機会・場所の検討
市民が福祉を理解し協力し参加する(福祉のことをいつでも学べいつでも活動に参加できる、サービスを選択できる力を市民が付ける、いつでもどこでもサービスが利用できる)ための条件づくり。情報提供ネットワーク、活動の場、拠点整備。
定年後の男性は地域とのかかわりを望んでいるが、男性同士顔もわからない方が多い。特技・趣味を生かした仲間づくりにより、隣近所で自然に助け合う地域にしていきたい。
・スーパーの通路が狭くて、車椅子が通れない。
・もっと多くの年代の幅広く、異業種の方にもできるだけ参加していただけるよう、情報を提供することが大切。
・インスタントシニア体験
・高齢者が活躍できる場が少ない。どんどん活動していただく環境づくりが必要
・今の福祉は一定の人が関わっているが、一人でいくつもの役割はこなせない。会社員・大学生・高校生・仕事をもつ主婦など、もっといろいろな人達を巻き込める工夫をする必要
・地域の社会資源について、ハードからソフトまで調査できたらよい
・マンション・商店が増え、住民同士の交流がなくなった。
・街並みはよいが、人の姿がない。福祉施設や公民館に集まるだけでなく、「街」として活気がほしい。
・ゴミ出しのルールを守らない人、その苦情をうまく処理できない人。杓子定規でない解決法が必要。
「隣は何をする人ぞ」が沢山いる。男性は家にこもっていて、囲碁・将棋の会にはごろごろ出てくる。
お年寄りがちょっと手伝ってほしい時(今日は足が痛いからゴミをだしてほしいとか銀行に行ってほしいとか)、気軽に近所の人に頼むことができると良い。
・困っている人(高齢者・障害者だけではなく)の声が自由に集まってくるポストがほしい。その声に対して、当事者も入って(上から見るのではなく)話し合うこと
・30代40代の男性の福祉参加