クロスチーム 訪問記録
『 アニエス子どもの家』
2002年3月4日(月曜日)
訪問者 : KO・MY・HY
所在地 :平塚市八重咲町17−25 三嶋ビル1階
担当: 菅野 正裕さん
1 アニエス子どもの家とは?
二年前に 平塚保健所の乳幼児検診のフォローグループとして週1〜2回
幼稚園入園前のお子さんたちを集めて活動しています。
現在は 平塚市のデイサービス事業となっているので
費用等は 必要ありません。4月からは 学童保育をスタートさせる予定です。
学童保育の内容は 以下の通りです。
保育対象者: 定員は15名 うち、6〜8名は障害を持つ児童になる。健常者の児童については
特に学区の規定はないそうです。(ただし平塚市内)
保育時間: 全日で 14時〜17時くらい
保育料金: 月額12000円 程度を予定
児童の状態によって 料金格差はあるとのこと
職員 : 3名の予定
夏期・冬期休暇の時は 学生アルバイトを補う可能性があるそうです。
形態: 平塚市の学童保育の予算を使う予定市からの補助金は
家賃・人件費あわせて月額100,000円
2 現在どのような問題を抱えているか?
(1) 地域児童の送迎をどうするかの問題
湘南養護学校の児童であるなら 送迎があるので安心ですが地域児童の送迎をどうするかが問題になっているそうです。
(2) 職員および ボランティアについての問題
限られた予算内での運営になるので子どものおやつ作りや 子どもの送迎など ボランティアは大歓迎との事です。 資格・年令は特に問わないそうです。曜日としては 今の所 児童の下校時間が早い水曜日の14時〜16時にボランティアを必要としているそうです。
(3) 運営についての問題
こちらの場所は 駅の前で便利ですが 家賃は月額300000円で 市の補助金では補填しきれないそうです。そこで 地の利を生かして 保育で利用していない時間での場所提供(ただし有料)も考えているそうです。
菅野さんより一言…
アニエス子どもの家では しっかりした教育のための準備を整える事が
目的となっています。 その目的に向けて障害者も健常者も一緒の場で活動しているとの事でした。
障害のある幼児の保護者の方はぜひ 御相談下さいとのことでした(ただし
幼児の場合は 保護者と一緒である事が 原則になっているそうです)
MYの感想
4月開所なので 実際に見学した訳でないのですが、地域の暖かい理解・協力を希望していらっしゃるようでした。健常児よりも手が必要な時もあるようですし、こういう場を通して、花水地区の福祉の向上、やさしい地区に育っていけば…と思いました。まだまだ、具体的な内容が決まっていない事もあるようですので、今後、地域として見守っていければ、また、協力し合いたいと思います。
(記録:HY)