X -probeonly または SuperProbeこの方法で調査すると、通常は表記されていないRamDACの名前などの情報がある程度得られる。
キーボードの設定では、私は
Model: Japanese 106-key Layout (language): Japanese Variant (non U.S. Keyboards only): Eliminate dead keys Abailable options: Group Shift/Lock behavior Use default setting Control Key Position Make Capslock an additional Controlとしている。
すべての設定質問に答えると、XF86Setup は /etc/XF86Config というファイルにデータを出力する。 以後、Xサーバーは /etc/XF86Config というファイルを見てから起動するので、XF86Setupを使うのが面倒になったら直接 /etc/XF86Config を編集しても良いだろう。
XF86Setupの設定のままだと、全角/半角キーが ESC キーとして使えない。 そこで /usr/X11R6/lib/X11/xkb/symbols/jp というファイルを編集する。
keyを{ [ Zenkaku_Hankaku,Kanji] };
keyと書き換える。{ [ Escape ] };
例として、私の dot.xinitrc 1KB を示す。
このファイルは 640x480 ドットの表示領域を持つ Note PC と、1280x1024 ドットの表示領域を持つデスクトップマシンで共有できるように工夫してある。
画面の情報を表示するxdpyinfoコマンドの出力を加工して、現在の画面サイズを調べている。
そして、xrdbコマンドを用いてユーザリソースを読み込むときに、現在の画面サイズを示すマクロ(SIZE1280x1024、または、SIZE640x480など)を定義している。
下に示すリソースファイルとセットで使うようになっているので、リソースファイルについても見て欲しい。
なぜ~/.Xdefaultsと~/.Xresourcesの二つのファイル名があるのかというと、X11R5までは~/.Xdefaultsというファイル名を使っていたのだが、X11R6からリソースという名前にしようということで~/.Xresourcesというファイル名に変更になったらしい。
リソースファイル内部は普通のテキストファイルで、一般には
アプリケーション名.部品名.変数名: 値と記述する。 リソースの設定ファイル中では、ワイルドカード'*'が利用できるので、
アプリケーション名*変数名: 値 *変数名: 値などという書き方もできる。
KTerm*scrollBar: true KTerm*saveLines: 400 KTerm*international: True KTerm*inputMethod: kinput2 KTerm*preeditType: OverTheSpotアプリケーション名の先頭は大文字にする約束になっているらしい。
リソースファイル中でコメント行を入れたい場合は、行の先頭に ``!''(アポストロフィ) を入れて書くようだ。 (このあたりのことは、man X とすると表示される。)
! This line is comment line
リソースの指定では、通常1行に一つの設定を書く。 一つの変数名に対して複数の内容を書く場合には、``,''(コンマ)で区切って書く。
Emacs*FontSet-12: -misc-fixed-medium-r-semicondensed--13-120-75-75-c-60-iso8859-1, -mnkaname-fixed-medium-r-normal--12-110-75-75-c-60-jisx0201.1976-0, -mnkaname-fixed-medium-r-normal--12-110-75-75-c-120-jisx0208.1983-0ただ、上のような指定だと横に長くなりすぎるので、行の最後に``\''(バックスラッシュ)を使うことで次の行に同じ設定行を続けて書く事ができる。
Emacs*FontSet-12: -misc-fixed-medium-r-semicondensed--13-120-75-75-c-60-iso8859-1,\ -mnkaname-fixed-medium-r-normal--12-110-75-75-c-60-jisx0201.1976-0,\ -mnkaname-fixed-medium-r-normal--12-110-75-75-c-120-jisx0208.1983-0
例として、私のリソースファイル
dot.Xresources 2KB を示す。
このファイルは 640x480 ドットの表示領域を持つ Note PC と、1280x1024 ドットの表示領域を持つデスクトップマシンで共有できるように工夫してある。
xrdb する際に -D オプションでラベルを指定できることを利用して、#ifdef ... #endif でデスクトップマシン用とノートマシン用の設定を分離している。
上で示した .xinitrc ファイルとセットで使うようになっているので、 .xinitrcについて も参照して欲しい。
xload: Can't open file kvm xxxxと表示されて、xloadが実行できない。 これは、XFree86 3.2 contrib の xload が kmem を参照するように変更されたのだが、xloadの実行ファイルのグループ名がwheelになったままのためである。 以下のような操作でエラーが出なくなるだろう。
コンソール出力を得るには、2つの方法がある。
一つ目の方法は、スーパーユーザーになって、/etc/ttysを編集する。 consoleとttyv0という単語から始まる行
console none unknown off secure ttyv0 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secureがあるので、以下のように変更しよう。
console "/usr/libexec/getty Pc" cons25 on secure ttyv0 "/usr/libexec/getty Pc" cons25 off secureonとoffで、そのコンソールを使うか、使わないかを指定している。 この変更で、consoleを使ってttyv0を使わないように指定しているわけだ。 ここで一度リブートする。 うまく設定ができていれば、リブート後、ログインプロンプトの表示が(ttyv0)から(console)に変わる。 また、ls -l /dev/console とすると、コンソールのオーナーがログインしたユーザーになっている。
次に、X Window System を起動するときに、自動的に実行されるプログラムを指定しているファイルを編集する。 ktermを起動しているファイル(通常は.xinitrcだが、fvwmを使っている場合には.fvwmrc)をエディタで開き、ktermの起動オプションに-Cを追加する。 -Cオプションは、ktermに対して「コンソールへの出力を受け取れ」という指定である。 複数のktermを起動するように設定している場合には、どれか一つのktermに-Cをつけておけば良い。
kterm -C以上で設定は終了である。
二つ目の方法は、
/dev/ttyv0 0600 /dev/consoleという内容を記述する。
一つ目の方法の方が、コンソールに出力されるエラーメッセージの種類が増えるようだ。 うるさくない方が良い場合は、二つ目の方法を取ると良いだろう。
Ctrl+Meta+BackSpace Xの強制終了 Ctrl+Meta+F1〜F3 コンソール画面1〜3へ切替え ↑この状態でAlt+F4 Xに戻る Ctrl+Meta+(テンキーの)+ 解像度切替え Ctrl+Meta+(テンキーの)- 解像度切替え
Ctrl+Meta+BackSpace Xの強制終了 Ctrl+Meta+F1〜F3 コンソール画面1〜3へ切替え ↑この状態でAlt+F4 Xに戻る Alt+TAB Windows95ライクなフォーカスウィンドウ切替え Ctrl+→ 仮想デスクトップ画面切替え Ctrl+← 仮想デスクトップ画面切替え Ctrl+↑ 仮想デスクトップ画面切替え Ctrl+↓ 仮想デスクトップ画面切替え Alt+→ 仮想デスクトップ画面スクロール Alt+← 仮想デスクトップ画面スクロール Alt+↑ 仮想デスクトップ画面スクロール Alt+↓ 仮想デスクトップ画面スクロール
Emacs*FontSetList: 12,24 Emacs*FontSet-12: -misc-fixed-medium-r-semicondensed--13-120-75-75-c-60-iso8859-1,\ -mnkaname-fixed-medium-r-normal--12-110-75-75-c-60-jisx0201.1976-0,\ -mnkaname-fixed-medium-r-normal--12-110-75-75-c-120-jisx0208.1983-0 Emacs*FontSet-24: -*-fixed-medium-r-*--24-*-iso8859-1ちなみに、-misc-fixed-medium-r-semicondensed--13-120-75-75-c-60-iso8859-1というフォントは、/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/fonts.aliasでfixedという別名がついているもので、xtermのデフォルトフォントである。
続いて、ktermで要町フォント(jp-k12font)を利用する方法を示す。
~/.Xresourcesに下記の記述を追加する。
KTerm*VT100*fontList: -misc-fixed-medium-r-semicondensed--13-120-75-75-c-60-iso8859-1,\ -mnkaname-fixed-medium-r-normal--12-110-75-75-c-60-jisx0201.1976-0,\ -mnkaname-fixed-medium-r-normal--12-110-75-75-c-120-jisx0208.1983-0設定後の操作は、muleの場合と同じである。
xset s onxset s on というコマンドで、スクリーンせーバーをオンにしている。 xsetには、他にも色々な機能があるのでman xsetして調査するか、単にxsetと入力して簡単なヘルプを見て色々と遊んでみるとよいだろう。