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エトピリカ出版舎がおすすめする日本一詳しいWW2軍用機に関する本です。
フランス軍用機50機、ここに挙げた50機のうち46機は、1940年6月の休戦までに現れた各機メーカー名のアルファベット順の下、主として開発順、派生機は連続させて配列させている。戦闘機、爆撃機といった用途別の配列も考えられるが、軽爆撃機兼偵察機などどちらからも探す場合もありうるので、メーカー名を上位分類にした。なお、終わりの4機は大戦中、フランス解放後のドイツ降伏前に開発を行い、初飛行に成功した機種を取り上げた。さらにこのうちの2機種はフランスを占領していたドイツの色合いの強いものだが、解放後のフランス航空産業の初期の傑作機として注目すべきものと見なして、あえて取り上げてみた。当然のことながら、これら50機で第二次世界大戦中のフランスの軍用機の全体像が明らかになる訳ではないので、50機以外のフランス軍用機、試作機、また輸入機などは巻末の「その他のフランス軍機」に収めた。 |
イタリア軍用機50機、第二次大戦中から50年以上が経過した日本の実情だが、そのような状況のなかでやはり「日独伊三国軍事同盟」というのも風化して、忘れ去られてゆくことだろう。実はイタリアも決して1943年で戦争を終えた訳ではなくて1945年まで戦い続けていた、それも国を南北に分断させて。そんなことすら日本の学校の歴史の時間ではまず習わない。たまたま第二次世界大戦の昔のヒコーキ、とりわけ遠くの異国の大戦機に興味を持ったがためにイタリアの悲惨についてもチットは知ることができたが、昔のイタリアと日本の関係も知らずに、或いは「イタリアは日本よりも二年早く戦争を止めた」と誤解して食べるイタ飯は美味いのか?かつての友邦だったイタリア空軍を知るための50機集めてみた。配列はメーカーのアルファベット順で、その中で時間の経過順にしてみた。もちろん、これだけでイタリア空軍の全体像が明らかになる訳ではないので、そのほかの機種、試作機、供与機、などは「その他のイタリア軍機」に収めた。 |
ソビエト連邦の50機、近年、明らかになってきた旧ソ連、対戦機の資料等を調べてみると、この国の大戦機が思いのほか興味深い存在であるとの感想も得られた。独自に開発が続いたロケット機や混合動力機などは、やがてドイツからの革新的なジェットエンジン技術にとって代わられたが、ほかの国にはないソ連での噴進式エンジンの開発史には閉塞状況の技術の打破の努力がしのばれる。また、全金属製航空機が全盛の時代に敢えて木製構造での生産を考慮する生産体制には「軍用機の数はこうやって揃えるもの」という示唆がある。新技術にとらわれて深みにはまらずに、非戦闘用の航空機も場合によっては武装して軍用機として用いる骨太さには、ソ連軍の戦争プロフェッショナルの恐ろしさすら感じられた。ここでとりあげた50機のうちの45機は設計室名のアルファベット順で、それらにライセンス生産されえソ連機としての色合いが深まった2機と、シェット、ロケット関連の3機を続けた。当然、これら50機で大戦中のソ連軍用機の全体像が明らかになるわけではないので、その他の軍用機や、試作機、輸入機なども「その他のソ連機」として挙げることにした。 | ||
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