EAGLES
2011.03.05 TOKYO DOME
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- 今にして思えば丁度この一週間後に震災が起こったのだった。
3回目のイーグルスのコンサート。前回から7年ぶりとのこと。一回目は1996年ごろだったろうか。あまり印象に残っていない。当時のステージはスクリーンが無く、アリーナ席とはいえ遠くから眺めるしかなかった。東京ドーム自体もあの頃はそれほど音が良くなくて、オープニングの「Hotel California」の演奏中も近くの席の話し声のほうが耳について仕方がなかった。
さてこの日、相変わらず土日の公演は開演時間が5時と早く帰りのことを考えるとありがたいのだが、この時間の東京ドームは照明が落ちても真っ暗にはならず、薄暗いというか薄明るい中での開演となった。
席はアリーナといえどもほとんどステージの真横、右スピーカーのまん前。ステージは見づらく結局ほとんど目の前のスクリーンを見る羽目になった。さらに直ぐ前が通路だったためコンサートの間中トイレに行き来する人影、それも半端じゃ無い数に悩まされる事となった。途中休息が入ることは開演前にアナウンスされているのだから少しくらい我慢できないものなのだろうか。
スタンドの最上階(2階?)を見ると結構空席が目立っていた。円高などどこ吹く風という位高いチケット代も影響しているのではないか。前に朝日新聞に来日公演の全面広告が掲載されたりしたのも実はチケットの売れ残り対策だったのかも。
コンサートはアカペラの「Seven Bridges Road」でスタート。さすがにハーモニーはきれい。知らない曲(新曲)が続いて4曲目に早くも「Hotel California」が登場。前回同様トランペットのイントロ付。正直これはいらないと思う。プロモーション・ビデオで見られるドン・フェルダーとのツイン・ギターによるロックぽいイメージを払拭したいと言うことなのか?
「言い出せなくて」、「魔女のささやき」、「いつわりの瞳」、ドン・ヘンリーの「Boys Of Summer」と続くあたりは前回と同じような流れ。
ジョー・ウォルッシュのソロも含めたその後の展開はアンコールも含めて多分前回とほとんど同じ。
結構長い休憩の後、2部はアコースティック・セットで、ニュー・アルバムからの曲が続いた。「Take It To The Limit」はちゃんとしたバンド・スタイルで聞きたいと思うが、オリジナル・メンバーがいないから仕方が無いことか。
その後のドン・ヘンリーの「Dirty Laundry」をはさんでジョー・ウォルシュの「Life's Been Good」、「Funk #49」と続く怒涛の展開やエンディングからアンコール、最後の「Desperado」で終わるところはほぼ前回と同じ。
総じてチケットが高い意外は悪くはないが前回以上と言う気もしない。そのせいか今回はパンフレットも買わずじまい。
もし次の来日があるならば、もう一度ドン・フェルダーのいるイーグルスで、ジョー・ウォルシュと二人のツイン・ギターで「Hotel California」が聞いてみたいのだけど。
- Set List
--- ACT 1 ---
- Seven Bridges Road
- How Long
- I Don't Want to Hear Anymore
- Hotel California
- Peaceful Easy Feeling
- I Can't Tell You Why
- Witchy Woman
- Lyin' Eyes
- Boys of Summer
- In The City
- The Long Run
--- ACT 2 ---
- No More Walks In The Wood
- Waiting in the Weeds
- No More Cloudy Days
- Love Will Keep Us Alive
- Best of My Love
- Take It To The Limit
- Long Road Out Of Eden
- Walk Away
- One Of These Nights
- Life's Been Good
- Dirty Laundry
- Funk #49
- Heartache Tonight
- Life In The Fast Lane
--- encore ---
- Take It Easy
- Rocky Mountain Way
- Desperado