JEFF BECK

1986.6.10/11 NIPPON BUDOKAN





初めてのジェフ・ベック・コンサート。2日も続けて行ったのは当時から大ファンだったからと言う訳ではなく、たまたまアリーナのチケットが買えたから。武道館のアリーナを体験したかったからという理由に他ならない。電話予約など無かった時代、チケットは渋谷か池袋の西武で買ったのだと思う。既に1日分のチケットは持っていたけが、たまたまプレイ・ガイドに行ったらアリーナのチケットがまだ残っていたので武道館アリーナ体験をしたくてチケットを買ったのだった。
コンサートに行ってみて分かったが2階席はガラガラ。アリーナ席も余っていたわけだ。最近も時々来日するが、やはり武道館を何日も満員にする人ではない。人気がないというよりツウ好みなのだろう。
この時は直前にリリースされたアルバム「Flash」にあわせたツアーで、アルバム自体当時もあまり評判がよくなかったらしい。ただ時代がまさにMTVの時代で、かの「ベスト・ヒット・USA」で「Ambitious」や「People Get Ready」のビデオを見た記憶がある。
当時ジェフ・ベックの曲にそれほど詳しいわけではなく、アルバムも「There And Back」と「Flash」、それに直前に来日記念盤としてリリースされたベスト盤「ザ・ベスト・オブ・ジェフ・ベック」を持っていただけだった(ちなみにこのベスト盤はいまだCD化されていない)。
「Flash」は今のようにフル・インストゥルメンタルではなくVocalのある曲が数曲あり、コンサートにもヴォーカルが帯同していた。しかしヴォーカルは歌う以外のときは何をしていたのだろう?「People Get Ready」がヴォーカルつきで演奏されたのはこのツアーだけだったのではないか(本来はロッド・スチュワートのヴォーカル)。この曲自体、この後に聴いたのは20年以上もあとの2009年の来日公演だった。
当時は全然分からなかったが、メンバーも今思うと豪華なメンバーだった。セットは多分2日とも同じ。
ちなみに「Wild Thing」は、テレビとかでメジャーリーグの話題の時に流れるあの曲。ジミヘンはこの曲でギターを燃やしたらしい。


Set List
  1. Escape
  2. Gets Us All In The End
  3. Ecstasy
  4. Ambitious
  5. Goodbye Pork Pie Hat
  6. Stop, Look And Listen
  7. The Pump
  8. Star Cycle
  9. Cause We've Ended As Lovers
  10. Miami Vice New York Theme
  11. Led Boots
  12. Love Will
  13. Miami Vice Theme
  14. Blue Wind
  15. People Get Ready
    -- encore ---
  16. drum solo/Freeway Jam
    -- encore ---
  17. Going Down
    -- encore ---
  18. Wild Thing

  • Jeff Beck:Guitar
  • Jimmy Hall:Vocal
  • Doug Wimbish:Bass
  • Simon Phillips:Drums
  • Jan Hammer:Keyboards