- 「葬儀後」
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葬儀後の”おもてなし”であるお清めは従兄弟にお願いした献杯の挨拶から始まった。その挨拶の中で次男(私)は父親についての知らなかった話をはじめて知った。親戚のおばさんのときもそうだったがこういう葬式の挨拶のときに知らなかった故人の歴史を知ることがある。
喪主である長男は忙しくお酒を注いで回る。自分の分の食事が無いこともあるのだけど。めずらしく長男の嫁もお酒をつぎに動き回る。次男(私)は翌日のマラソン大会に備えて(笑)お酒は飲まないでおく。同世代の親戚とも久しぶりの再会ではあったがみな車で来ていたため、また今度またゆっくり飲もねいうことにする。いまだ実現したことはないけれど(笑)
最後は喪主(長男)のありがちな挨拶があり、皆さんを見送る。帰り際、皆さんが母親に頑張ってと励ましてくれたりする。
特別なことを考えていたわけではないがやっぱりいつも通りのお葬式だった。喪主(長男)はなにかと大変だったとはおもうけど。
終了後次男(私)は母親を病院へ送り、葬儀後の余韻に浸ることもなく、長男と語り合うでもなくさっさと家へ帰った。もちろん翌日のマラソン大会のためである(笑)。朝が早い、早く寝よう。
そして翌日は予定通りマラソン大会に無事出場できた次男(私)だった。
葬儀費用に関する後日談。葬儀が終わって今度は四十九日の準備ということで葬儀社営業がちょくちょく顔をだすようになったとき。ある”会費”を払うことになっていた。全くあったこともない、見ず知らずの人の葬儀社の会費2か月分。葬儀費用が会員でもないのに会員価格だったのは、実はこの見ず知らずのAさんの権利を使ってのことだった。その分の会費2か月分を代わりに払うことになっていたのだった。
なんのことはない、おそらく会員でない父親の葬儀を獲得するために、初めから値引きをするわけにはいかず、会員価格とするために便宜上他人の権利を使ったという形にしたことのようだった。面倒くさい〜最初から割引きすればいいだけのことなのに(笑)。結局は損も得もしていないのだけど。
現在では新盆も一周忌も終わり、暇を見ては”不用品の山”となっている実家のい後片付けをしているのだが、いまだ片付く気配なし...。あと何年かかることやら(笑)。