チューリップから声のお便り





声のお便り 会話の内容からすると1975年(昭和50年)頃、ファン・クラブで会員に配布されたものと思われる。収録時間は約4分40秒。








全員「みなさんこんにちは。チューリップです」
財津「えー、元気にえーその掛け声よろしく登場してまいりましたけど、そうですね、あらためてこの堅苦しくなりますけど、若い人から順にご挨拶をしていきたいと思います。」
上田「そうですね。」
姫野「えっとですね、今年23歳になったばっかりであります、姫野達也です。」
財津「はい」
上田「えー今年ですね、えー25歳になりますけど、まだなってませんけどね、上田雅利です。」
安部「はい、リードギターを担当してます、いつも元気な安部俊幸です。」
吉田「はい、髭の吉田彰です。」
財津「はい、そして組長やっております、財津和夫です。」
財津「ファンの皆様のおかげでチューリップもこうやって大きくなれました。生意気なことを言うようにもなりましたしね。まあ良いことか悪いことか別にしましても、僕はですねやっぱりとってもチューリップは生意気になってそしてこの日本の音楽界をですね、ギャフンと言わせてチューリップが君臨すると..。ね。チューリップの音楽が氾濫すると...」
姫野「隅々までね」
財津「そー、いいこといいますね、あなたはね〜」
財津「隅々まで掃除してしまおう。ねえ、こう言う気持ちでがんばってますので、ほんとにこれからも応援して頂きたいと思ってるんですけども、え〜まあこの堅苦しい話ばっかりになりますのでね、やっぱりそこはこのメンバーの...」
安部「プライベートな面もね」
財津「いろいろと除き風に、ヒッヒッヒッ」
安部「打ち明けたいんですよ(笑)」
財津「女性週刊誌風に行きましょう」
安部「いってみますか、この際」
財津「(笑)それでは安部君なんか言いたそうな顔して。」
安部「(笑)もう、言いたいんですよ実に。最近はですね、趣味を持ちまして、いろいろ。あの姫野達也君とですね、同好会をふたっつほど作ったんです。というのはですね模型飛行機を作って飛ばすというのが一つですね。非常に健康にいいですね姫野君ね。」
姫野「あれはですね、飛行機飛ばすでしょ。飛行機をまず作る作業から始まるんですけどね、作り上がったときの感激!」
安部「感激!あのよろこび、飛行機に対する愛情」
姫野「そしてですね、ひごを曲げてつくる飛行機があるでしょ、」
財津「ひご?」
安部「竹ひごです」
上田「ろうそくの火であぶるやつでか」
財津「ふるい人ですね、あなたもね」
姫野「ひごをこう曲げそこなってですね、ロウソクがポッと折れたときの、あっロウソクじゃない、ひごが折れたときの寂しさ!」
安部「寂しさ!」
上田「わかるな〜、なるほどね」
姫野「でもね出来あがったときの喜びは大きいですね」
安部「飛ばして追い掛け回すこの健康さですね」
安部「もうひとつはですね、もうひとつは、テニス同好会を、これはまだファッションのほうが先行してますけどね」
財津「ファッションのほうが?」
安部「ええ」
財津「カッコばっかりつけて!」
安部「そうなんですよ」
姫野「素振りなんか練習してますよ、毎日」
財津「なるほどね。そうですか。ええ吉田君なんかはこう髭なんか、あの最近めきめきとこの髭の色も、色艶も良くなってきたんですけどもなにか一言」
吉田「ええ、あの将棋に凝っております」
財津「ショウギ?」
安部「しょうぎ、将棋ですね」
吉田「将棋ですね」
財津「九州の土着民ですから」
吉田「財津王将と、え〜対局することがわたくしの一番の楽しみです」
財津「ハッハッハッ、そうですか。なるほどね。上田君は何かないですか?」
上田「そうですねえ、僕の場合はですね、非常に野菜を集めてですね、生野菜をこう集めて野菜炒めを作る、ようするに料理ですね、料理に凝っております」
一同「ワハハハ」
財津「ハハハ、なるほどね」
上田「馬鹿にしないで下さい、難しいんですよなかなか」
財津「まあそいうったこのチューリップの最近の状況ですけれども、これからもほんとにがんばっていきたいと思います。ほんとに見守っていただけるファンの皆様に感謝の意を表すとともにお別れの言葉としたいと思います」
財津「はい、それではみなさん、本当に、え〜さよなら...」
安部「これからもよろしくですよ!よろしく!声を合わせて」
財津「いいこといいますね」
全員「これからもよろしくお願いします」