シングル「アイ・アイ・アイ」




 「もっと幸せに素直になれたら」からおよそ半年後、前作とはうってかわってシンセ大好きの財津サウンド。一聴して好きになれなかったな〜。”夏子”というのもなんだか...。B面の「サマー・レイン・ラプソディ」も結果として姫野・安部によるチューリップでの最後の曲になってしまったが、どうせならもう少し”らしい曲”を残してほしかったものだ。
 限定3万枚のポスター式ジャケットということだが3万枚で限定とは(笑)。いまだに中古でもレギュラー・ジャケットを見たことがないけどね。
 ジャケット裏にはこの時まだサポート・メンバー扱いだった松本淳の紹介、ツアー・スケジュールやアンケートなどがあっていかにも後の活動に期待をもたせているが、本当はもう3人の脱退は決まっていたはずで、どちらかというとそちらの方を意識してのことだったはず。

 ジャケットと裏のポスター写真はいずれも財津の隣に宮城が位置している。脱退発表後、雑誌にこの財津・宮城の部分だけをとりだしで広告に使っているのがあったけど、あらかじめそうことを考慮しての位置決めだったのだろうか?

 ※3人が抜けた直後の雑誌にコンサートの告知が載っていたのがあった。松本はともかく丹野はまだ加入前だったはずで、はたして本当にこのコンサートは行われたのだろうか?
アイアイアイ