春たけなわの野辺の花々を集めました。
 お天気の好い日、ちょっとした散歩道でこんなに可愛らしい花を見つけたら、それだけで心がウキウキしますよね(^.^)


カラスノエンドウ〜Narrow-leaved vetch カラスノエンドウ

毎年、タンポポの黄色、オオイヌノフグリの青、そしてこのカラスノエンドウの赤が野原に揃うと、「春だなぁ」と思います。
群れて咲くもよし、一輪挿しの中で見るのも、またよろし。
別名:ヤハズノエンドウ マメ科


たんぽぽ たんぽぽ 〜Dandelion
(リクエストNo.034 東京都 Y.O.さん)
本ばかり読んで空想の世界に生きていた小学生のころ、たんぽぽを題材にした童話のようなものを書いた記憶があります。
ふわふわと気ままに旅して行くたんぽぽの綿毛に、とてもロマンを感じていたもので す。「どこの世界に飛んでいくんだろう?」と。
あの空想好きな少女は今いずこ、、、すっかり現実の世界にはまり込んでいる今日こ の頃ですが、やすこさんのイラストをみて「夢見るころ」を思い出しました。
綿毛の飛ぶ絵をいつか描いていただけませんか?
キク科 花言葉:思わせぶり、飾り気のなさ


おおいぬのふぐり おおいぬのふぐり
春先の野原でいちばんに見つけたい花。小さいけれど、澄んだブルーがとってもお気に入り。
今住んでいるところは駅前なので、引っ越してきたときには「もう見られないかもしれない」と思っていたけど、春になったらちゃーんと道端で健気に咲いていました(^.^)。
名前がイヤだという人がいるけど、どうしてどうして、カワイイ響きじゃない?
ゴマノハグサ科


菜の花 菜の花 〜Field mustard
(リクエストNo.006 藤沢市 M.Y.さん)

 いちめんのなのはな いちめんのなのはな
 かすかなる麦笛 いちめんのなのはな…

という山村暮鳥の詩が新井素子の小説に出てきていましたね。今でも思い出すとふわふわした不思議な気持ちになります。

アブラナ科 花言葉:快活さ


すみれ 〜Violet すみれ

中学時代に仲良しだったSさんの家には、割と広い庭がありました。といっても、きれいな花壇や植木などはなく、無造作に木が生えた林っぽい空間だったような気がします。
けど、その木々の根元には色とりどりのスミレが咲いていました。いわゆるスミレ色のもののほかに白や藤色などもあって、「スミレ色でないスミレ」の存在に感動したものです。
私も何株か分けてもらって、自宅の庭に植えました。スミレはこぼれ種で勝手に増えていき、春になると庭の花々の間から顔を見せてくれて、とても可愛らしかったです。
スミレ科 花言葉:慎み深さ


片栗 片栗
(リクエストNo.030 川崎市 Y.H.さん)
春、山に咲いているカタクリの花の絵をかいてくれるとうれしいです。
この辺でカタクリの花で有名なのは、奥多摩の御前山です。頂上に近づくにつれてどんどん花が多くなります。しかし、シーズンになるとカタクリ目当ての登山者でいっぱいです。わたしもその一人なのですが。
数年前の平日に、年休をとっておじさまと二人で見に行きました。とてもきれいでした。でもとても混んでいるので、ほかに隠れた名所がないかと探しています。
ユリ科 花言葉:初恋、寂しさに耐える


花言葉の出典:週刊花百科 Fleur(講談社)/花ことばと贈り方(同文書院)/〔花の家〕