The Rutles ARCHAEOLOGY

日本盤 12月4日 東芝EMI/Virgin より発売!
VJCP-25277 税込み 2,500円
日本盤のみ4曲ボーナストラック収録


レコードコレクターズ誌1月号に RUTLES のインタビュー掲載!

伝説の pre-fabfour、ついに復活!

ビートルズが Anthology(選集)で復活したのを受けるように、 あの伝説のバンド(笑)、THE RUTLES がニューアルバム Archaeology(考古学)を引っ提げて復活した!

本家に習って(?)こちらは Dirk 役の Eric Idle が参加しておらず、メンバーは Neil Innes、Ricky Fatter、John Halsey の3人。しかし、Eric Idle は Rutles の オリジナルアイディアクリエータとしてちゃんとクレジットされている。

今回は Virgin レコードからのリリースで、日本でも Virgin レーベルのリリース権を もつ東芝EMIからのリリースがある、と言う話なので期待したい。
また、Los Angels ではプロモフィルムの撮影も行われたそうで、 アメリカでは音楽専門のチャンネル、VH-1 でオンエアされたそうだ。 日本でも放映されたそうだが、しりませんか?


The Rutles/Archaeology
UK Virgin/Boradway Video CDVUSX 119(7243 8 42200 2 0) 96/Oct
JAP ToshibaEMI/Virgin VJCP-25277 Dec/4 2500yen
contains...
  1. Major Happy's Up And Coming Once Upon A Good Time Band
  2. Rendezvous
  3. Questionnaire
  4. We've Arrived!(And To Prove It We're Here)
  5. Lonely-Phobia
  6. Unfinishied Words
  7. Hey Mister!
  8. Easy Listening
  9. Now She's Left You
  10. The Knicker Elastic King
  11. I Love You
  12. Eine Kleine Middle Klasse Musik
  13. Joe Public
  14. Shangri-La
  15. Don't Know Why
  16. Back In '64

    Japanese pressing bonus track

  17. Lullaby
  18. Baby S'il Vous Plait
  19. It's Looking Good
  20. My Little Ukelele

今回のニューアルバムは前回のように元ネタをダイレクトに使った作品は少ないが、 だからこそ中心メンバーの Neil Innes のポップセンスが良くわかる作品に 仕上がっている。

ここでは、Beatles-ML などでのやり取りも踏まえて、各曲の元ネタ探しなぞ……。 「この曲はこれやないの?」などといった情報も メールなどでお待ちしていますので、 どしどしお寄せください。

Major Happy's Up And Coming Once Upon A Good Time Band〜Rendezvous
SGT. Pepper's Lonely Hearts Club Band〜With A Little Help From A Friends の流れをパクッているようだ。
Questionnaire
もの寂しげな感じが……
出だしは"The Fool On The Hill"風で、"Questionnaire.." の前後が何となく John のソロナンバー "Isolation.." と聞き間違えそう。 同じく John のソロ、"Mind Games" 系との意見も有り。
We've Arrived!(And To Prove It We're Here)
これは Back In The U.S.S.R. でしょう。
飛行機の飛来音でスタート、しかも本家の Anthology のように出だしでトチッて 一度止めて再スタートし、さらに曲中には笑い声も入る。 最後には Revolution 9 をまねて "Number two, number two..." の声(笑)
Lonely-Phobia
ちょっとフォルクローレの味付けを施したアレンジになっている。
アコースティックギターのストロークや転調から Things we said today。
でも、Paul のソロ関係で London Town の Denny Laine の曲の系統や、 "Somebody who cares(Tug of war)"により近い感じも……。
Unfinishied Words
歌詞中に以前の Rutles ナンバー、 "Chees And Onions" が登場したりするが、 ちょっと今のところ不明。
Hey Mister!
ホワイトアルバムの時期の手触りに似ている。 Baby's in black がイントロに。本体は不明ですが、Get Back が混じっている ような……。Glass Onion 系+Yer Blues 系+Helter Skelter 系などが入って いるような気がするし……。
I Me Mine との説もメールでいただいた。
曲の構成は Lucy in The Sky With Diamonds とほぼ同じかなと。
最後の Noise はモロ Helter Skelter。 introのvocalが"Helpless(Deja vu/CSN&Y)"に ^^;
Easy Listening
カントリー風のナンバー。歌っているのは、やはりドラマーの Barry かな?
Act Naturally 系だと思う。Don't Pass Me By もはいっているかな? Listen for your foot step〜 に聞こえません?
Now She's Left You
ミディアム系のナンバー。リズムが異なるが、メロディーラインは I Don't Want To Spoil The Party 系のように思える。
その他、Word of love や You like me too much などが候補に上がっている。
The Knicker Elastic King
最初に犬の鳴声があったので、それだけ Good Morning,Good Morning。 Horns が Got To Get you Into My Life してる。  中間部で震えるような strings だけは I Am The Walrus かな? 最後は Getting Better のエンディングをパクっている。
曲調は前のアルバムに収録されていた Double Decker Alley に似ている。
I Love You
アコースティックな味付けのナンバー。I Will のようでもあり、 でも一人多重唱でないコーラスなども入るし……
と思っていたら、、このアコースティックギターとパーカッションで、 Till There Was You という意見が。なるほど。
Eine Kleine Middle Klasse Musik
曲はまちがいなく Come together でしょう。
その他 Sexy Sadie 、途中のシャウト部分は I'm So Tired、最後の息継ぎ みたいなものは Lovely Rita のような気も……
タイトルは Mozart の Eine Kleine Nacht Musik(一つの小さな夜の音楽) からですね。(ナハトってつづりがわからん……)
Joe Public
ドラムのリズムは Tomorrow Never Knows が元ネタになっているが、曲調は She Said, She Said もちょっと入っているか?
最後にファードアウトから一度戻ってくるところは Strawberry Fields Forever か Helter Skelter が元ネタか?(Rain という意見も)
Shangri-La
今回シングル曲として選ばれたナンバー。今のところ、イギリスのみの リリースのようだ。イントロはそのまま A Day In The Life だが、その ストリングスは I Am The Warlus のイントロの後半部もある?
途中で For No One 風のホーンが入ったり、Lucy In The Sky With The Diamons 風のハープシコード風の演奏が入ったり、I Am The Warlus か Yellow Submarine 風の ナレーション、The Being For The Benefit of Mr. Kite 風の遊園地サウンド、 All Together Now っぽくはじまって Hey Jude のように大人数に至り、 最後は I Am The Warlus のようになってしまうコーラスなど、盛り沢山の仕掛けで 楽しませてくれる。
どこかに"Good Morning,Good Morning"と"Lovely Rita"もあった と思う、との意見あります。
Don't Know Why
Free As A Bird が元ネタと思われる。 ドラムのリズムは少なくとも Free As A Bird を意識しているようだ。 イントロのピアノの進行は Julian Lennon の Saltwater に似ているが、 Something と言う意見も。曲本体には Sexy Sadie 系もあるかな?
Back In '64
When I'm 64 が元ネタ。イントロのクラリネットからきてます(笑)
64 にひっかけて、こちらでは1964年を振り返っている、というところがうまい。

関連リンク

Virgin Records' The Rutles Welcome You
今回のアルバムの発売元 Virgin Records のページです。
充実した内容だそうですが、NCSA Mosaic 2.6L10N+ では core dump してしまって……はっ!まさかそれが狙いなのか!?(爆)
Toshiba EMI' New Rlease The Rutles -- Archaeology Page
東芝EMI の新譜情報ページに Rutles 登場!
なんと「売り上げ次第では来日公演も実現か!??」の文字が!!
Dave Haber's The Rutles Home Page
個人開設の Rutles ページとしては最も老舗で、充実してます。
他の Rutles 関連のサイトへのリンクなどもばっちり!

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Update - March 05 1997