『ZABADAK-I』
ZABADAKというバンドは知らない人が多いと思うのですが,CMのBGM等でよく使われて
います(現在では大塚家具のCMで使われています.).最初に聞いたのもCMで,セゾンカードのCMに使われていた
「POLAND」という曲を聴いてすぐに買いに行ったものです.
ZABADAKはメロディメーカである吉良知彦と妖精のような声の持ち主である上野洋子,松田克志(次のアルバム後脱退)
で構成されています.特に上野洋子の声はよいです.このアルバムは5曲入りの12inch
Single(こういう呼び方だったような気がする.)でジャケットから素晴らしいです.
また曲としては,「POLAND」では笛の音をメインに使ってノスタルジーを感じさせるようなメロディなのですが,
どこか無機質な感じがすごくいいのです.私としてはこの無機質な感じがどこにもない新しさを感じて好きだったの
ですが,今では無機質な感じというのは感じられずどちらかというと暖かみを感じる音作りになってしまいアルバムを
買わなくなりました.ZABADAKの最高傑作としては暖かみを感じる音づくりになった「遠い音楽」をあげる人が多いか
もしれないですが,私的にはZABADAKの最高傑作はこの「ZABADAK-I」であります.
『CRESCENT MOON』
このアルバムも12inch Singleで6曲入りです.このアルバムでは変拍子を使った
「HIDE IN THE BUSH」と6/8拍子の「GLASS FOREST」が特にいいです.リズム,上野洋子の声,メロディと
完璧です.
『ザバダック/創世紀 ザ・ベスト・オブ・ザバダック+2』
このアルバムはZABADAK初期のアルバム『ZABADAK-I』,『CRESCENT MOON』,『Welcome to ZABADAK』
からのベスト版です.『ZABADAK-I』,『CRESCENT MOON』の曲はほとんど含まれているのでお買い得です.
また『ZABADAK-I』,『CRESCENT MOON』は単独ではCDでは発売されていない(以前にはこの2枚を一枚にしたアルバムも
あったような気がするんですが…)ので初期の曲を聴くにはこれしかないと思います.
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